2019―2020ルール改正
ISU Communication2253、2254にて2019-2020年の改正ルールが発表されました
詳しく見ていきます
(改訂前のルールについて英語の原本はISUによって書き換えられていますので日本スケート連盟がまだ更新していない日本語版との比較になります。ところどころおかしなことになってますがそこはご容赦ください)
■ジャンプ
1)回転不足判定の緩和
昨季と今季の比較はこちら。赤で囲った部分が変わりました
2018―2019旧―ルール


2019―2020改訂版


2A以上のジャンプについてのみピックアップしてみました
基礎点部分に関しては変更はありませんが
UR判定かルッツ、フリップのe判定のどちらかを受けた場合の基礎点が
旧ルールでは「基礎点×0.75」だったのが、改訂版では「基礎点×0.8」にアップしました
「UR判定とe判定を同時に受けた場合」の基礎点は変わりません
また、GOEについても変更が行われました
(改訂前)

(改訂後)

これによってDGを受けなければ多少の回転不足やルッツ、フリップで判定を受けても点数が上がるということになりますし
GOEについても多少上がる可能性が出てきました
女子ではジュニアのトゥルソワ、シェルパコワ選手が多種多様な4回転を試合で成功させましたし
シニアでも2019年カザフスタンのトゥルシンバエワ選手が女子で初めて4Sに成功させました
今季は4回転を跳ぶジュニア選手がシニアに上がりますし紀平梨花選手が4回転に、坂本花織選手が3Aに挑戦するとも言われています
UR判定についてのルールが大幅に緩和されることで大技に挑戦したい選手にとっては追い風となりそうです
2)「オイラージャンプ」の扱い
オイラーについての変更点はこちら
(改訂前)

(改訂後)

SOV表から「オイラーのUR判定」が消えました
2分の1未満の回転不足判定であればテクニカルパネルからコールを受けることなく基礎点はそのままもらえます
オイラーを挟む3連続ジャンプを跳んで、2分の1以上回転が足りないとテクニカルパネルは<<を示すことになり、基礎点は与えられず、採点ジャッジはGOEに反映させることになりました
また、リズムよくオイラーを跳んだ場合と、ステップアウトしたのに「オイラー」としてごまかすケースが増えてきたためか
これと区別されることになりました
こちらは改定後の減点要素です

Euler executed as step over(ステップオーバーとして実行されたオイラー)という項目が新たに加わり
最大評価から1段階~3段階評価減となります
失敗ジャンプを「オイラーを挟む3連続ジャンプ」としてごまかした事例は2019年全日本紀平梨花選手のFSです(3:48あたり)
タノで跳んだ後半3Lz着氷時に体勢を崩したところからオイラーに繋げています。プロトコル上ではこのオイラーはダウングレード判定となりGOEでもマイナス評価を受けました

来季からはこのオイラー要素は「ステップオーバーから実行されたオイラー」と見なされ減点を受けることになりそうです
3)ショートプログラムにおける減点の強化
ショートプログラムにおいてはジャンプコンビネーションの減点がかなり厳しくなりました
こちらはSPにおける特記事項です

SPにおいては要件に満たないジャンプの最終GOEは-5でなければならない。
これは「回転数の誤り」「同一ジャンプの重複」「コンビネーションジャンプにおいてジャンプが1つしかない、あるいは『+COMBO』になる」場合を意味する
シニアにおいてジャンプコンビネーションは3回転と3回転、あるいは2回転(男子は4回転も可)
となっていますが、このジャンプが2回転+2回転になったり、3回転+1回転になった場合
また、コンボを予定していたのが第1ジャンプで両足着氷になった、ステップアウトした、着氷でバランスを崩してセカンドを跳ばずに放置し、結果リカバリーできなかったという場合「コンボの要求を満たしていない」として問答無用でGOEは-5となってしまう、ということのようです
■スピン
基礎点、レベル判定についての変更なし
GOE(プラス要素)
「創造性、オリジナリティがある」については「創造性と(または)オリジナリティがある」への緩和
(減点要素)
「スピンの最中バランスを崩す」という項目が加わり最大評価から1~3段階減になった
■ステップシークエンス
レベルについて
「3連続のディフィカルトターン、異なる足で1つずつ」について「流れるようにこなす」の言葉が追加
GOE(プラス要素)
「創造性とオリジナリティがある」については「創造性またはオリジナリティがある」に緩和
(減点)
減点対象となる項目が具体的になりました
(改訂前)

(改訂後)

「パターンの半分しか踏んでない」は項目から外れました
「音楽と合っていない」について1~3段階減から2~4段階減に変わりました
またステップやターンの質が悪い、ボディバランスの質が悪い、「エネルギーが定まっておらず流麗でない」の3つが別々に評価されるようになりました
■コレオグラフィックシークエンス
(加点)
「創造性、独創性がある」→「創造性または独創性」に緩和
「氷面をいっぱいに使う」に「または面白いパターンを踏んでいる」が追加
(減点)

テクニカルハンドブックについての改訂版が発表されていないので何とも言えませんが、「氷面をいっぱいに活用する」は減点要素から外れました。むしろ振り付けや動きが乏しい、独創性が無かったりエネルギーが無いなどについて減点が課されるなど厳しくなっている傾向にあるように思います
■特記事項
(GOEについて)
「重大なエラー」が見られた場合にはGOE評価の起点で+2以上を与えてはいけないということが明記されるようになりました
※重大なエラー:(ジャンプ)転倒、両足着氷、ステッピングアウト、ルッツやフリップのe判定、DG判定
(ステップ、コレオシークエンス)音楽と合っていない
これはどういうことかと申しますと、選手がエレメンツを実施した際に採点ジャッジはガイドラインの加点要素に従い、最大限に高い評価を行います。その最大評価を起点として、今度は減点項目のガイドラインに従って減点を科していくのですが、これらのミスが出た場合必ずマイナス評価の起点は+2か、それよりも下の評価からガイドラインに従って減点を科さなければならないというルールになります
どれだけ高さ、飛距離があり流れのある素晴らしいジャンプでも
e判定を受けてしまうと「最大評価+2から3~4段階評価減」となりますので最終GOEはほとんどマイナス評価になってしまうということになります
(PCSについて)
改訂前

改訂後

「重大なエラー]が1つある場合
改正前 | 改正後 | |
Skating Skill | 9.75 | 9.75 |
Transition | 9.75 | 9.75 |
Performance | 9.75 | 9.50 |
Composition | 9.75 | 9.75 |
Interpretation | 9.75 | 9.50 |
「重大なエラーが複数ある場合」
改正前 | 改正後 | |
Skating Skill | 9.50 | 9.25 |
Transition | 9.50 | 9.25 |
Performance | 9.00 | 8.75 |
Composition | 9.50 | 9.25 |
Interpretation | 9.00 | 8.75 |
となります。そして特筆すべきはSimilar limitations must be applied to all levels of skaters from extremely poor to outstanding.の部分。
「スケーティングの傑出している選手からそうでない選手に至るまで、すべての選手に平等にこの制限を適用しなければならない」としていることです
例えば男子の羽生結弦選手や女子のアリーナ・ザギトワ、エフゲーニャ・メドベージェワ選手らのようなトップクラスの選手であっても
失敗がいくつも重なれば大きくPCS評価を落とすというルールになります
これまで○○選手のようにPCSで高い評価を一度受けた選手はミスを連発しても評価が下がらないことに関して不公平さを訴えるファンも多くいましたので不満も多少は解消に向かうのではないでしょうか
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ISU総会始まる
スペイン・セビリアにて第57回ISU総会が始まりました
いくつかの案が廃案になったり採用になったりしています
現時点で分かっているものをまとめておきます
◇採用
「ジャンプの基礎点後半1.1倍になるのはSPは最後の1つのみ、FSは最後の3つのみ」
→ISU総会アジェンダにて、197番カナダ案と198日本案は同じと書いてしまいましたが
カナダ案は「SPは2つまで、FSは4つまで」
日本案は「SPは最後の1つのみ、FSは最後の3つのみ」
という大きな違いがあったようです。
つまり日本案だと1.1倍になるのはSPは1つだけ、FSは3つだけとカナダ案より1.1倍になるジャンプは1つずつ少ない、ということになります(大変申し訳ありませんでした。訂正してお詫び申し上げます)
で、採用に至ったのは日本案ということになります(日本の連盟め、余計なことしやがって(▽皿▽♯)
・4回転ジャンプで重複してよいのは1種類のみ
→技術委員会より「4回転ジャンプは重複してはならない」という提案が出ていましたが
各国連盟より反発が相次ぎ結局「1種類に限定」という修正案が出て可決となりました。
2018-2019年より採用となります
・五輪予選方式の変更
→五輪出場枠は前年度の世界選手権出場枠によって決定しますが
複数枠を獲得する場合は新たに「五輪出場枠は『FSに進出した人数で』」という条件が加わりました
3名出場して3名ともFSに進出、3枠→五輪出場枠は3
3名出場して2名がFSに進出、3枠→暫定で出場枠2.一人が五輪最終予選に回って自力出場権獲得
2名出場して出場枠3→FSに進んだのは2名なので五輪出場枠は2
2名出場して一人のみFS進出して出場枠2→「暫定出場枠は①」。一人が五輪最終予選に回って自力出場権獲得
1名出場して出場枠2→五輪出場枠は①
※五輪前年度の世界選手権でFSに進出した選手は五輪最終予選の派遣は×
例えば日本が羽生、昌磨、デカで五輪前年度の世界選手権で3枠獲得するもFSに進出したのが羽生、昌磨のみでデカくん予選落ちだった場合
日本の暫定五輪出場枠は2となり、残る1つを五輪最終予選で自力で獲得しなければなりません。
その場合羽生、昌磨を最終予選には派遣できないので他の選手を派遣しなければならないということになります
・男子選手でタイツ着用可
・GPSの滑走順は12名を3名ずつ4グループに分けて抽選
◇不採用
・シニア参加年齢を2020-2021年より7月1日時点で満17歳」に引上げ(緊急動議。オランダより提案)
・3回転ジャンプあるいは4回転ジャンプ6種類をクリーンに決める選手にボーナス(日本)
・男子のPCS係数引き上げ
・1度目、2度目の転倒はプログラムから減点1、3度目、4度目の転倒は減点2、5度目以上は減点3のルールの廃止
・採点ジャッジを技術点、演技構成点のパネルに分ける
シニア参加年齢引き上げについてはイスラエルから反発が起きました。
で、ISU総会の議題に上げるかどうかの決を採り不採用となったので、実質検討対象外となったようです
ボーナス案はやっぱり否決。男子はジャンプを跳ぶ回数が一つ少なくなりますので苦手なジャンプあるいは基礎点の最も低いジャンプを避けるのではといわれています。で、日本が出したのがボーナス案だったのですが賛同は得られなかったようです
『後半ジャンプ基礎点1.1倍の制限』そして「4回転ジャンプの制限」どちらも採用となってしまいました。
4種類のクワドを既に習得しているネイサン・チェン、ビンセント・ジョウ、
3種類を習得しているボーヤン・ジン、宇野昌磨にはクワドを多く組み込める点においては
一見優位に立っているようにも見えますがGOEにやや難がありますのでそのあたりのところがどうだろうか、と思います
羽生結弦はGOEに関しては誰にも負けないものを持っていますが
4Loと4Lzの精度を上げないことにはFSのスコア更新までは難しくなりそうですね
とはいえクワドを全種類現役の間に習得したいという意向を持っていますしこれまで有言実行もしてきましたので羽生ならという気がしないでもないです
男子選手のタイツ着用に関しては「えー?今までタイツあかんかったの」という気もしますが
バレエで男性の踊り手はタイツをはいているので男子選手でバレエ音楽をプログラムにという選択肢も広がるのかなと思ったりもします
そのほかにも可決された項目があれば随時更新したいと思います
いくつかの案が廃案になったり採用になったりしています
現時点で分かっているものをまとめておきます
◇採用
「ジャンプの基礎点後半1.1倍になるのはSPは最後の1つのみ、FSは最後の3つのみ」
→ISU総会アジェンダにて、197番カナダ案と198日本案は同じと書いてしまいましたが
カナダ案は「SPは2つまで、FSは4つまで」
日本案は「SPは最後の1つのみ、FSは最後の3つのみ」
という大きな違いがあったようです。
つまり日本案だと1.1倍になるのはSPは1つだけ、FSは3つだけとカナダ案より1.1倍になるジャンプは1つずつ少ない、ということになります(大変申し訳ありませんでした。訂正してお詫び申し上げます)
で、採用に至ったのは日本案ということになります(日本の連盟め、余計なことしやがって(▽皿▽♯)
・4回転ジャンプで重複してよいのは1種類のみ
→技術委員会より「4回転ジャンプは重複してはならない」という提案が出ていましたが
各国連盟より反発が相次ぎ結局「1種類に限定」という修正案が出て可決となりました。
2018-2019年より採用となります
・五輪予選方式の変更
→五輪出場枠は前年度の世界選手権出場枠によって決定しますが
複数枠を獲得する場合は新たに「五輪出場枠は『FSに進出した人数で』」という条件が加わりました
3名出場して3名ともFSに進出、3枠→五輪出場枠は3
3名出場して2名がFSに進出、3枠→暫定で出場枠2.一人が五輪最終予選に回って自力出場権獲得
2名出場して出場枠3→FSに進んだのは2名なので五輪出場枠は2
2名出場して一人のみFS進出して出場枠2→「暫定出場枠は①」。一人が五輪最終予選に回って自力出場権獲得
1名出場して出場枠2→五輪出場枠は①
※五輪前年度の世界選手権でFSに進出した選手は五輪最終予選の派遣は×
例えば日本が羽生、昌磨、デカで五輪前年度の世界選手権で3枠獲得するもFSに進出したのが羽生、昌磨のみでデカくん予選落ちだった場合
日本の暫定五輪出場枠は2となり、残る1つを五輪最終予選で自力で獲得しなければなりません。
その場合羽生、昌磨を最終予選には派遣できないので他の選手を派遣しなければならないということになります
・男子選手でタイツ着用可
・GPSの滑走順は12名を3名ずつ4グループに分けて抽選
◇不採用
・シニア参加年齢を2020-2021年より7月1日時点で満17歳」に引上げ(緊急動議。オランダより提案)
・3回転ジャンプあるいは4回転ジャンプ6種類をクリーンに決める選手にボーナス(日本)
・男子のPCS係数引き上げ
・1度目、2度目の転倒はプログラムから減点1、3度目、4度目の転倒は減点2、5度目以上は減点3のルールの廃止
・採点ジャッジを技術点、演技構成点のパネルに分ける
シニア参加年齢引き上げについてはイスラエルから反発が起きました。
で、ISU総会の議題に上げるかどうかの決を採り不採用となったので、実質検討対象外となったようです
ボーナス案はやっぱり否決。男子はジャンプを跳ぶ回数が一つ少なくなりますので苦手なジャンプあるいは基礎点の最も低いジャンプを避けるのではといわれています。で、日本が出したのがボーナス案だったのですが賛同は得られなかったようです
『後半ジャンプ基礎点1.1倍の制限』そして「4回転ジャンプの制限」どちらも採用となってしまいました。
4種類のクワドを既に習得しているネイサン・チェン、ビンセント・ジョウ、
3種類を習得しているボーヤン・ジン、宇野昌磨にはクワドを多く組み込める点においては
一見優位に立っているようにも見えますがGOEにやや難がありますのでそのあたりのところがどうだろうか、と思います
羽生結弦はGOEに関しては誰にも負けないものを持っていますが
4Loと4Lzの精度を上げないことにはFSのスコア更新までは難しくなりそうですね
とはいえクワドを全種類現役の間に習得したいという意向を持っていますしこれまで有言実行もしてきましたので羽生ならという気がしないでもないです
男子選手のタイツ着用に関しては「えー?今までタイツあかんかったの」という気もしますが
バレエで男性の踊り手はタイツをはいているので男子選手でバレエ音楽をプログラムにという選択肢も広がるのかなと思ったりもします
そのほかにも可決された項目があれば随時更新したいと思います
羽生結弦の演技を新ルールで採点してみた③2015年GPF「SEIMEI」
羽生結弦の非の打ちどころのない演技といえばやっぱり「SEIMEI]なのでこちらも当時のルール、現行ルールと照らし合わせてみます
映像はこちら
プロトコルはこちら
ではでは新ルールでこの演技がどこまで評価されるのか予想してみます
改正後ジャンプ要素は1つ無くなります。
「FSの4回転ジャンプは重複ダメ」『後半1.1倍の基礎点は4つまで」ルールが採用されなかった場合
基礎点は下の通りになります
ジャンプは最も低い基礎点の3Loをカットとしました
基礎点は95.19から86.67へと8.52下がることになります
で、「SEIMEI」で羽生結弦が実施したエレメンツの質を改改正前、改正後のGOE加点要素に照らし合わせてみると
「バラード1番」とほとんど同じ評価になります
(◎:満たしている、〇:まあまあ満たしている、△:不明瞭、✖:明らかに満たしていない)
(旧ルール)
(改正後ルール)
ジャンプに関してGOEの加点基準に関して「新ルールの加点基準は羽生結弦のためにある」といっても過言でないくらい
ほぼすべての加点の条件を満たしています。✖なのはタノをやってないときの「難しい空中姿勢」くらいのもん。
少々踏切前に構えらしきものが見受けられるかなと思われる個所は唯一3Loですが、
ジャンプ要素が1つ無くなりますのでその不安要素はなくなることになる
+4以上の評価は①~③の条件が必須ですがGPFの演技を見る限り羽生のジャンプはどれも全く問題ありません
新ルールでも満点近い評価を得られるのではないでしょうか
次にスピンで検証してみます
「SEIMEI」では以下の条件をクリアしていたものと思われます
(旧ルール)
最初のフライングエントランスから入る足変えコンビネーションスピンが唯一の不安要素ではないでしょうか。
ほかのスピン要素では全員のジャッジが+2以上をつけていますが
最初のスピンのみ一人のジャッジが+1評価と低いジャッジをしています
ビールマン姿勢を取ってから回転速度が失速気味であること、流れの悪さで評価を落としていたのではないでしょうか
では新ルールではどうでしょうか?
( 新ルール)
羽生が+4以上の評価を得るには①②③の条件をすべて満たす必要がありますがネックとなりそうなのが①の条件。
コンビネーションスピンでビールマンポジションを取ることがGOEを取るのに有益な要素とは思えません
スピンの難度はこれでよいと思いますがレベルの上げ方についてはビールマンを回避するなどの策を獲ったほうが
GOE評価で+4以上を得られるのではないでしょうか
ステップシークエンスを見てみます
旧ルールで羽生結弦はどの条件を満たしていたのでしょうか?
ところどころフラットに踏んでいて不明瞭なところがあったんじゃないかと思われる個所が少しありました
これがステップでレベル4を獲得できなかった大きな理由でもあります
新ルールでのステップの評価は以下のようになると思われます
2015年GPFのようなステップの踏み方ですとレベルは3どまりでしょうし
「ステップやターンを正確に」のところで評価が分かれてGOE評価も+3どまりになるかもしれません
平昌五輪SPのように踏むことができればステップシークエンスでもレベル4を獲得でき+4以上の評価も得られるのではないでしょうか
最後にコレオグラフィックシークエンスです
旧ルールで羽生結弦が評価されていたと思われる個所はこちら
欠点らしきところはなーんにもありません。得意のハイドロブレーディングを織り交ぜることで
「独創的でオリジナリティ」も出しています
新ルールで評価されると思われる個所はこちらになります
羽生結弦のGOEは以下の通りになると考えられます
GOEに関しては基礎点×10%で実施されますのでレベルをほぼ取りきっている羽生であれば33.23~34.98に上昇します
最終的な技術点得点は120.92の数値からおおよそ119.90~121.65となりますので
ルール改正後であっても当時の得点とほぼ同等のスコアを出せるのではないか・・・と思います
「バラード1番」「Hope & Regacy」「SEIMEI」で旧ルールと新ルールで羽生の評価に影響が出るのか見てきましたが
全くと言っていいほど影響は出ないといっていい。
故障が回復してジャンプの質を戻せたらもう追い風しかない、みたいな。
ジャンプ要素が1つ無くなっても完成度の高い演技をしていけば歴代最高得点はまだまだ更新の余地がありそうです
ネイサン・チェン、ビンセント・ジョウがクワドを4種類跳べますし同門のボーヤンは3種類習得済み。
宇野昌磨だって4Sや4Lz習得も視野に入れて北京五輪を目指すのではないでしょうか
仮に4回転重複ダメルールが採用されたとしても新たな4回転の習得を目指すなどしてルールに対処してくるのではないでしょうか
映像はこちら
プロトコルはこちら

ではでは新ルールでこの演技がどこまで評価されるのか予想してみます
改正後ジャンプ要素は1つ無くなります。
「FSの4回転ジャンプは重複ダメ」『後半1.1倍の基礎点は4つまで」ルールが採用されなかった場合
基礎点は下の通りになります
改正前基礎点 | 改正後基礎点 | |
4S | 10.50 | 9.70 |
4T | 10.30 | 9.50 |
3F | 5.30 | 5.30 |
FCCoSp3p4 | 3.50 | 3.50 |
StSq3 | 3.30 | 3.30 |
4T+3T | 16.06 | 15.07 |
3A+2T | 10.78 | 10.23 |
3A+1Lo+3S | 14.74 | 14.08 |
3Lo | 5.61 | なし |
3Lz | 6.60 | 6.49 |
FCSSp4 | 3.00 | 3.00 |
ChSq1 | 2.00 | 3.00 |
CCoSp3p4 | 3.50 | 3.50 |
基礎点合計 | 95.19 | 86.67 |
基礎点は95.19から86.67へと8.52下がることになります
で、「SEIMEI」で羽生結弦が実施したエレメンツの質を改改正前、改正後のGOE加点要素に照らし合わせてみると
「バラード1番」とほとんど同じ評価になります
(◎:満たしている、〇:まあまあ満たしている、△:不明瞭、✖:明らかに満たしていない)
(旧ルール)
加点の条件 | 該当項目 |
予想外の/独創的//難しい入り | ◎ |
明確ではっきりとしたステップ/スケーティングから直ちに跳んでいる | ◎ |
難しい空中姿勢/ディレイド | ✖ |
高さ及び飛距離が十分 | ◎ |
四肢を十分に伸ばした着氷姿勢/独創性 | ◎ |
入りから出の流れが十分 | ◎ |
無駄な力がない | ◎ |
音楽構造と合っている | ◎ |
(改正後ルール)
加点の条件 | 該当項目 |
①高さも飛距離も素晴らしい(ジャンプコンビネーション、シークエンス含む) | ◎ |
②離氷、着氷がどちらもよい | ◎ |
③無駄な力がない | ◎ |
④予想外の・独創的な・難しい入り | ◎ |
⑤離氷から着氷までの姿勢が良い | ◎ |
⑥音楽構造と合っている | ◎ |
ジャンプに関してGOEの加点基準に関して「新ルールの加点基準は羽生結弦のためにある」といっても過言でないくらい
ほぼすべての加点の条件を満たしています。✖なのはタノをやってないときの「難しい空中姿勢」くらいのもん。
少々踏切前に構えらしきものが見受けられるかなと思われる個所は唯一3Loですが、
ジャンプ要素が1つ無くなりますのでその不安要素はなくなることになる
+4以上の評価は①~③の条件が必須ですがGPFの演技を見る限り羽生のジャンプはどれも全く問題ありません
新ルールでも満点近い評価を得られるのではないでしょうか
次にスピンで検証してみます
「SEIMEI」では以下の条件をクリアしていたものと思われます
(旧ルール)
加点の条件 | 該当項目 |
スピン中の回転速度または加速が十分 | △または✖ |
素早くスピンの軸を取ることができる | ◎ |
全ての姿勢でのバランスの取れた回転数 | ◎ |
規定回転数を明らかに超えている | ✖ |
良い、力強い姿勢(フライングスピン、フライングエントランスのスピンでは高さ、空中姿勢、着氷姿勢含む) | ◎ |
独創性でオリジナリティがある | ✖ |
全局面においてよくコントロールできている | ◎ |
音楽構造と合っている | ◎ |
最初のフライングエントランスから入る足変えコンビネーションスピンが唯一の不安要素ではないでしょうか。
ほかのスピン要素では全員のジャッジが+2以上をつけていますが
最初のスピンのみ一人のジャッジが+1評価と低いジャッジをしています
ビールマン姿勢を取ってから回転速度が失速気味であること、流れの悪さで評価を落としていたのではないでしょうか
では新ルールではどうでしょうか?
( 新ルール)
加点の条件 | 該当項目 |
①スピン最中のスピードまたは加速が十分 | ✖または△ |
②良くコントロールされた正確なポジションを取っている (フライングスピン/フライングエントランスからのスピンでは高さ、空中姿勢、着氷姿勢含む) | ◎ |
③スピンの入りから出で無駄な力がない | ◎ |
④回転の中心に体を置いた状態を維持している | ◎ |
⑤独創性がありオリジナリティがある | ✖ |
⑥音楽構造と合っている | ◎ |
羽生が+4以上の評価を得るには①②③の条件をすべて満たす必要がありますがネックとなりそうなのが①の条件。
コンビネーションスピンでビールマンポジションを取ることがGOEを取るのに有益な要素とは思えません
スピンの難度はこれでよいと思いますがレベルの上げ方についてはビールマンを回避するなどの策を獲ったほうが
GOE評価で+4以上を得られるのではないでしょうか
ステップシークエンスを見てみます
旧ルールで羽生結弦はどの条件を満たしていたのでしょうか?
加点の条件 | 該当項目 |
エネルギーが十分で焦点の定まった演技 | ◎ |
シークエンス中のスピードまたは加速が十分 | ◎ |
シークエンス中に様々なステップを用いている | ◎ |
深いはっきりとしたエッジ(すべてのターンの入りや出を含む) | 〇または△ |
全身が関わり十分にコントロールされた正確なステップを維持している | 〇または△ |
独創性やオリジナリティがある | ◎ |
無駄な力がない | ◎ |
音楽構造と合っている | ◎ |
ところどころフラットに踏んでいて不明瞭なところがあったんじゃないかと思われる個所が少しありました
これがステップでレベル4を獲得できなかった大きな理由でもあります
新ルールでのステップの評価は以下のようになると思われます
加点の条件 | 該当項目 |
①深いエッジでステップやターンを正確に踏んでいる | 〇または△ |
②音楽構造と合っている | ◎ |
③力強くよどみなくパターン全体を遂行している | ◎ |
④独創性やオリジナリティがある | 〇または△ |
⑤全身が関わりコントロールされた状態が優れている | ◎ |
⑥ステップ最中のスピードや加速が良い | ◎ |
2015年GPFのようなステップの踏み方ですとレベルは3どまりでしょうし
「ステップやターンを正確に」のところで評価が分かれてGOE評価も+3どまりになるかもしれません
平昌五輪SPのように踏むことができればステップシークエンスでもレベル4を獲得でき+4以上の評価も得られるのではないでしょうか
最後にコレオグラフィックシークエンスです
旧ルールで羽生結弦が評価されていたと思われる個所はこちら
加点の条件 | 該当項目 |
流れがよく,エネルギーが十分で焦点の定まった演技 | ◎ |
シークェンス中のスピード,またはスピードの加速が十分 | ◎ |
十分に明確で正確 | ◎ |
全身が関わり十分にコントロールされている | ◎ |
独創的でオリジナリティがある | ◎ |
無駄な力が全くない | ◎ |
プログラムのコンセプト/特徴を反映している | ◎ |
要素が音楽構造を高めている | ◎ |
「独創的でオリジナリティ」も出しています
新ルールで評価されると思われる個所はこちらになります
加点の条件 | 該当項目 |
①創造性や独創性がある | ◎ |
②音楽構造と合致している | ◎ |
③エネルギーが十分で焦点が定まっていて流れが良く無駄な力がない | ◎ |
④リンクカバー率が優れている | ◎ |
⑤正確で精度が良い | ◎ |
⑥全身がかかわりコントロールされた状態が優れている | ◎ |
羽生結弦のGOEは以下の通りになると考えられます
改正前GOE | 改正後GOE | |
4S | 3.00 | 4.85 |
4T | 3.00 | 4.75 |
3F | 1.90 | 2.12 |
FCCoSp3p4 | 1.14 | 1.40 |
StSq3 | 1.36 | 1.65 |
4T+3T | 2.00 | 3.80~4.75 |
3A+2T | 3.00 | 4.00 |
3A+1Lo+3S | 2.43 | 3.20~4.00 |
3Lo | 1.50 | なし |
3Lz | 1.80 | 2.36 |
FCSSp4 | 1.21 | 1.20 |
ChSq1 | 2.10 | 2.50 |
CCoSp3p4 | 1.29 | 1.40 |
GOE合計 | 25.73 | 33.23~34.98 |
GOEに関しては基礎点×10%で実施されますのでレベルをほぼ取りきっている羽生であれば33.23~34.98に上昇します
最終的な技術点得点は120.92の数値からおおよそ119.90~121.65となりますので
ルール改正後であっても当時の得点とほぼ同等のスコアを出せるのではないか・・・と思います
「バラード1番」「Hope & Regacy」「SEIMEI」で旧ルールと新ルールで羽生の評価に影響が出るのか見てきましたが
全くと言っていいほど影響は出ないといっていい。
故障が回復してジャンプの質を戻せたらもう追い風しかない、みたいな。
ジャンプ要素が1つ無くなっても完成度の高い演技をしていけば歴代最高得点はまだまだ更新の余地がありそうです
ネイサン・チェン、ビンセント・ジョウがクワドを4種類跳べますし同門のボーヤンは3種類習得済み。
宇野昌磨だって4Sや4Lz習得も視野に入れて北京五輪を目指すのではないでしょうか
仮に4回転重複ダメルールが採用されたとしても新たな4回転の習得を目指すなどしてルールに対処してくるのではないでしょうか
羽生結弦、国民栄誉賞受賞決定
2014年ソチ五輪、2018年平昌五輪と男子シングル連覇を果たした羽生結弦の国民栄誉賞受賞がようやく決まったようです
ちなみに過去の受賞者一覧はこちら(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/国民栄誉賞
受賞できるかどうかの基準がいまいちはっきりしないところがありますが
「前人未踏」「日本人初の快挙」「国民に広く愛された」「当時の政治的背景」がどうもキーワードなようで。
荒川静香が2006年トリノ五輪で唯一のメダリストとなりフィギュア初の日本人選手金メダルという快挙を成し遂げましたが
「国民栄誉賞受賞を」の声が一部から上がったものの結局検討のケの字もなく終わってしまいました(ケチ(▽皿▽♯)
当時は盤石な小泉純一郎内閣だったから人気取りのようなことはしないでもよかったんでしょう
フィギュアスケートは冬季五輪の華とは言え夏季五輪のスポーツからしてみればマイナーなところはありますし
競技人口が少なく選手生命も短い。
そんな中での偉業なので彼の授賞は素直に称えたいです。
23歳の若者に背負わせるものが大きすぎて少々気の毒にもなりますが彼の今後の人生に幸あれと願うばかりです
国民栄誉賞の羽生結弦「修練を怠ることなく、日々前に」授与式は7月2日
6/1(金) 14:29配信 東スポWeb
平昌五輪フィギュアスケート男子で2大会連続金メダルを獲得した羽生結弦(23=ANA)が国民栄誉賞を受賞することが1日、決定した。菅義偉官房長官が記者会見で明らかにした。授与式は7月2日に官邸で行う。
羽生は以下の通りコメントを発表した。
「大変名誉ある賞をいただき、身に余る光栄です。
私がスケートを続けていられることも、日本のフィギュアスケートがこれほど脚光を浴び続けていることも、フィギュアスケート界の偉人の方々がこれまで切り開いてくださったからこそだと感じております。そして、冬季競技として、今回の平昌五輪において、多くの方々の素晴らしい活躍があったからこそとも感じております。
また、被災された方々からのたくさんの激励や思い、今まで一人の人間として育ててくださった全ての方々の思いがこの身に詰まっていることを改めて実感し、その思いが受賞されたのだと思っております。
皆さまの期待を背負い、まだ続く道を一つ一つ丁寧に感じながら、修練を怠ることなく、日々前に進んでいきます。この賞が被災地やスケート界にとって明るい光になることを願っております。
育ててくださった方々、いつも応援してくださっている皆さまに心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。」(原文ママ)
6/1(金) 14:29配信 東スポWeb
平昌五輪フィギュアスケート男子で2大会連続金メダルを獲得した羽生結弦(23=ANA)が国民栄誉賞を受賞することが1日、決定した。菅義偉官房長官が記者会見で明らかにした。授与式は7月2日に官邸で行う。
羽生は以下の通りコメントを発表した。
「大変名誉ある賞をいただき、身に余る光栄です。
私がスケートを続けていられることも、日本のフィギュアスケートがこれほど脚光を浴び続けていることも、フィギュアスケート界の偉人の方々がこれまで切り開いてくださったからこそだと感じております。そして、冬季競技として、今回の平昌五輪において、多くの方々の素晴らしい活躍があったからこそとも感じております。
また、被災された方々からのたくさんの激励や思い、今まで一人の人間として育ててくださった全ての方々の思いがこの身に詰まっていることを改めて実感し、その思いが受賞されたのだと思っております。
皆さまの期待を背負い、まだ続く道を一つ一つ丁寧に感じながら、修練を怠ることなく、日々前に進んでいきます。この賞が被災地やスケート界にとって明るい光になることを願っております。
育ててくださった方々、いつも応援してくださっている皆さまに心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。」(原文ママ)
ちなみに過去の受賞者一覧はこちら(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/国民栄誉賞
受賞できるかどうかの基準がいまいちはっきりしないところがありますが
「前人未踏」「日本人初の快挙」「国民に広く愛された」「当時の政治的背景」がどうもキーワードなようで。
荒川静香が2006年トリノ五輪で唯一のメダリストとなりフィギュア初の日本人選手金メダルという快挙を成し遂げましたが
「国民栄誉賞受賞を」の声が一部から上がったものの結局検討のケの字もなく終わってしまいました(ケチ(▽皿▽♯)
当時は盤石な小泉純一郎内閣だったから人気取りのようなことはしないでもよかったんでしょう
フィギュアスケートは冬季五輪の華とは言え夏季五輪のスポーツからしてみればマイナーなところはありますし
競技人口が少なく選手生命も短い。
そんな中での偉業なので彼の授賞は素直に称えたいです。
23歳の若者に背負わせるものが大きすぎて少々気の毒にもなりますが彼の今後の人生に幸あれと願うばかりです
ジェイソンもクリケットに行った
エフゲーニャ・メドベージェワ、ボーヤン・ジンに続き、ジェイソン・ブラウンもチームクリケット加入となりました
元全米王者ブラウンも羽生と同門に オーサー氏に師事表明「新たなステップに進む時」
5/30(水) 14:17配信
元全米王者ブラウンが20年近く師事したエイドコーチのもとを離れ、オーサー氏に師事を表明
フィギュアスケートで2015年の全米選手権を制したジェイソン・ブラウン(米国)が新シーズンから、羽生結弦(ANA)らが師事するブライアン・オーサーコーチの指導を受けることになった。米国フィギュアスケート協会が発表している。
カナダ・トロントを拠点とするクリケットクラブにまた一人、新たなメンバーが加わることとなった。
協会によると、これまで20年近くコリ・エイドコーチの指導を受けてきたブラウンは、彼女に感謝と惜別のメッセージを伝えている。
「言葉ではコリ・エイドと彼女のチームに対する感謝を表現できない」
「コリはこれからも自分にスケーターとして人として最も影響与えた人であり続けます。2013年に自分がより自立するためにシカゴを去りました、そして今新しいステップに進む時です」
メドベージェワと同様に新シーズンから、オーサーコーチの指導を受ける
こう話した上で、新たに師事するカナダ人コーチへの期待も口にしている。
「ブライアンとトレイシー(・ウィルソン)とチームのコーチとの“未来”には多くの期待を持っています。これからも自分が愛するスポーツで成長していきたいです」
記事では、ブラウンは羽生や、同じタイミングで指導者を変えた平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)、またその他の多くのトップレベルのスケーターと共に研鑽を積むことになるとしている。
羽生と同い年で親日家としても知られるブラウン。日本にもファンの多い23歳は、昨季はスケートアメリカで銀メダル。四大陸選手権でも3位に入った。平昌五輪の出場こそ逃したが、新シーズンでどんな演技を見せてくれるのか楽しみだ。
THE ANSWER編集部
ジェイソンよ。あんたもかーい!!
ジャンプの質もスピンやステップなどのエレメンツの質、スケーティングも申し分ないジェイソン。
そんな彼の唯一の泣き所は「よんかいてん」。
ソチ五輪翌シーズンから平昌五輪までの4シーズンの間に男子シングルは瞬く間に高難度4回転時代となってしまいました。
ジェイソンも何とか4Tを習得しようとしましたが結局ものにはできず4Lz、4F、4S、4Tと4種類の4回転を操るネイサンチェン・ビンセント・ジョウの後塵を拝することになってしまいました
ボーやん、メドベはジャンプの質向上が「新たなステップ」なら
ジェイソンにとっての「新たなステップ」とはズバリ4回転なのでしょう
チームクリケットには美しい4回転を跳ぶ羽生結弦、ハビエル・フェルナンデスがいますし
難度の高い4回転を跳べるボーヤン・ジンもいる。
ミスをしない強いメンタルを学ぶなら今季加入のメドベージェワもいる。
何よりジャンプやスピン、ステップ、スケーティングの指導に長けたコーチ陣がいる。
ジェイソンにとって学ぶところは多いのではないでしょうか
ネイサンもジョウも難度の高いクワドは跳べるものの質的には今一つ。
言っては何だけどルール改正のもとでは高いGOEを得られるとはいいがたい。(特にジョウ君はスピンの質も今一つ)
4Lzや4Fのような難度の高いクワドでなくても1種類あるいは2種類習得できれば彼らと勝負できるのではないか。
(4T習得ですら長年苦労しているジェイソンに「2種類習得して」なんて酷かもしれないけど)
それにしてもチームクリケットは大人気ですな。
個人的には日本の女子選手もオーサーのもとで誰か修行してくれへんかなと思ってます
宮原知子とか樋口新葉、紀平梨花とか…クリケットが引き受けてくれるかどうかわからんけど
一番いいのはクリケットのようにジャンプ、スケーティング、スピン、ステップのエキスパートを育ててチームで選手を育成できるシステムができることではあるのですが
自分がクリケットのような「チーム」作るなら
ジャンプ:本田武史or織田信成
スピン:中野友加里
ステッ:浅田真央
スケーティング:佐藤信夫or小塚崇彦or真央
振り付け:高橋大輔、鈴木明子
あ・・・・・ルールに対応した指導ができる人間がいなかった。
指導者育成のほうが先かも
元全米王者ブラウンも羽生と同門に オーサー氏に師事表明「新たなステップに進む時」
5/30(水) 14:17配信
元全米王者ブラウンが20年近く師事したエイドコーチのもとを離れ、オーサー氏に師事を表明
フィギュアスケートで2015年の全米選手権を制したジェイソン・ブラウン(米国)が新シーズンから、羽生結弦(ANA)らが師事するブライアン・オーサーコーチの指導を受けることになった。米国フィギュアスケート協会が発表している。
カナダ・トロントを拠点とするクリケットクラブにまた一人、新たなメンバーが加わることとなった。
協会によると、これまで20年近くコリ・エイドコーチの指導を受けてきたブラウンは、彼女に感謝と惜別のメッセージを伝えている。
「言葉ではコリ・エイドと彼女のチームに対する感謝を表現できない」
「コリはこれからも自分にスケーターとして人として最も影響与えた人であり続けます。2013年に自分がより自立するためにシカゴを去りました、そして今新しいステップに進む時です」
メドベージェワと同様に新シーズンから、オーサーコーチの指導を受ける
こう話した上で、新たに師事するカナダ人コーチへの期待も口にしている。
「ブライアンとトレイシー(・ウィルソン)とチームのコーチとの“未来”には多くの期待を持っています。これからも自分が愛するスポーツで成長していきたいです」
記事では、ブラウンは羽生や、同じタイミングで指導者を変えた平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)、またその他の多くのトップレベルのスケーターと共に研鑽を積むことになるとしている。
羽生と同い年で親日家としても知られるブラウン。日本にもファンの多い23歳は、昨季はスケートアメリカで銀メダル。四大陸選手権でも3位に入った。平昌五輪の出場こそ逃したが、新シーズンでどんな演技を見せてくれるのか楽しみだ。
THE ANSWER編集部
ジェイソンよ。あんたもかーい!!
ジャンプの質もスピンやステップなどのエレメンツの質、スケーティングも申し分ないジェイソン。
そんな彼の唯一の泣き所は「よんかいてん」。
ソチ五輪翌シーズンから平昌五輪までの4シーズンの間に男子シングルは瞬く間に高難度4回転時代となってしまいました。
ジェイソンも何とか4Tを習得しようとしましたが結局ものにはできず4Lz、4F、4S、4Tと4種類の4回転を操るネイサンチェン・ビンセント・ジョウの後塵を拝することになってしまいました
ボーやん、メドベはジャンプの質向上が「新たなステップ」なら
ジェイソンにとっての「新たなステップ」とはズバリ4回転なのでしょう
チームクリケットには美しい4回転を跳ぶ羽生結弦、ハビエル・フェルナンデスがいますし
難度の高い4回転を跳べるボーヤン・ジンもいる。
ミスをしない強いメンタルを学ぶなら今季加入のメドベージェワもいる。
何よりジャンプやスピン、ステップ、スケーティングの指導に長けたコーチ陣がいる。
ジェイソンにとって学ぶところは多いのではないでしょうか
ネイサンもジョウも難度の高いクワドは跳べるものの質的には今一つ。
言っては何だけどルール改正のもとでは高いGOEを得られるとはいいがたい。(特にジョウ君はスピンの質も今一つ)
4Lzや4Fのような難度の高いクワドでなくても1種類あるいは2種類習得できれば彼らと勝負できるのではないか。
(4T習得ですら長年苦労しているジェイソンに「2種類習得して」なんて酷かもしれないけど)
それにしてもチームクリケットは大人気ですな。
個人的には日本の女子選手もオーサーのもとで誰か修行してくれへんかなと思ってます
宮原知子とか樋口新葉、紀平梨花とか…クリケットが引き受けてくれるかどうかわからんけど
一番いいのはクリケットのようにジャンプ、スケーティング、スピン、ステップのエキスパートを育ててチームで選手を育成できるシステムができることではあるのですが
自分がクリケットのような「チーム」作るなら
ジャンプ:本田武史or織田信成
スピン:中野友加里
ステッ:浅田真央
スケーティング:佐藤信夫or小塚崇彦or真央
振り付け:高橋大輔、鈴木明子
あ・・・・・ルールに対応した指導ができる人間がいなかった。
指導者育成のほうが先かも