2017-05

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4Loは羽生の武器となりえるか



オータムクラシックにてSP、FS共に4Loを認定させて優勝した羽生結弦。
その後の各メディアの報道は羽生の偉業を讃えて
『羽生が新たな武器を手に入れた。4Loを構成に入れることで
SPとFS合わせて9点の得点アップが見込める。歴代最高得点の大幅更新も可能だ』
というものが目立ちました

『計算上』では大幅な得点アップとなりますが
現実にはそんな計算通りの得点を出せるものなのか?
どうも4Loはもろ刃の剣となりそうな気がしてならないのですよ

羽生結弦が歴代最高得点を更新した時のプロトコルを貼っておきます
【SP】
羽生結弦・SP歴代最高得点

【FS】
羽生結弦・FS歴代最高得点

SPもFSもステップシークエンス以外のエレメンツはすべてレベルを獲りきり
GOEも目いっぱい貰ってのこの破格の高得点でした

今季4Loを新たに入れること、クワドが4S2度、4T1度、3A2度のトリプル6種7度の構成にすると
羽生の今季プロはMAXならば以下の通りになります

【SP】
2015年GPF
 演技構成 基礎点
 4S 10.50
 4T+3T 14.60
 FCSp4 3.20
 3A × 9.35
 CSSp4 3.00
 StSq4 3.90
 CCoSp4 3.50
 48.05

2016‐2017年
 演技構成 基礎点
 4Lo 12.00(1.50↑)
 4S+3T 14.80(0.20↑)
 FCSp4  3.20
 3A ×  9.35
 CSSp4  3.00
 StSq4  3.90
 CCoSp4  3.50
  49.75(1.70↑)
羽生は歴代最高得点を更新したGPFではステップでレベル4を獲得できていれば
基礎点とGOE含めてあと1.20はもらえるはずでした
基礎点がアップした分を含めると1.20+1.70=2.90上がり、113.85のスコアを出せることになります
・・・・・・・・・・計算上は。

【FS】
2015年GPF
演技構成  基礎点
 4S  10.50
 4T  10.30
 3F  5.30
 FCCoSp4  3.50
  StSq4  3.90
  4T+3T  16.06
 3A+2T  10.78
 3A+1Lo+3S  14.74
 3Lo  5.61
 3Lz  6.60
 FCSSp4  3.00
 ChSq1  2.00
 CCoSp4  3.50
 総要素基礎点 95.79

2016-2017
 演技構成 基礎点
 4Lo 12.00(1.70↑)
 4S 10.50
 FCCSp4 3.50
 StSq4 3.90
 3F 5.30
 4S+3T 16.28(0.22↑)
 4T 11.33(5.72↑)
 3A+2T 10.78
 3A+1Lo+3S 14.74
 3Lz 6.60
 FCSSp4 3.00
 ChSq1 2.00
  CCoSp4  3.50
 総要素基礎点 103.43(7.64↑)
前半に4Loを入れること、後半のコンボを4S+3Tにして3Loの代わりに4Tを入れることで
7.64の基礎点を挙げることができます
昨季FS構成でも羽生はステップでレベル4を獲れていませんのでMAX基礎点ならあと1.34は獲れるはずでした
基礎点アップ分を含めると7.64+1.34=8.98の得点アップが見込め、228.46のスコアを出せることになります
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・計算上は。
羽生はSPで113.85、FSで228.48、総合得点になるので
歴代最高得点330.43から11.88の得点上積みが期待できることになります
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・計算上は

但し、そんなうまくいくはずもありません

羽生の昨季プロトコルを見るように、ジャンプの質が非常に高い羽生ですらもGOEがMAXもらえないのがループジャンプなんですよね。
それを4回転で跳ぶというのは非常に難しく、他の4回転ジャンプよりもGOEははるかに取りづらかったりもします
加えて右の足一本で腰を掛けるような体勢で踏切り、右足で降りるジャンプですし
ジャンプは踏み切る向きや足が異なっても降りるのは全て右のバックアウト。
右足甲への負担は非常に大きくなり、その他のジャンプ、要素に大きく影響する可能性も十分あります

現にオータムクラシックでは滑り込みが足りないまま出場したというのもありますが
4Loをきれいに降りたものの、GOEはほとんどもらえていません
羽生結弦オータムクラシックSP 羽生結弦オータムクラシックFS

羽生結弦自身は『GPSまでに完璧に仕上げる。そうでなければ羽生結弦ではない』とコメントしていましたが
他のクワドほどにはGOEを稼げない4Loが羽生にとって大きな武器となりえるのかという疑問も生じます
これを完璧に、全ての要素のレベルを取りきるまでには相当な滑り込みが必要で体力アップが必要となるのではないでしょうか

もう一つ不安要素があるのが羽生が昨季末左足甲の故障を起こしてしまっている事。
羽生が診断されたリスフラン靭帯損傷は足に一定の負荷をかけ続けることで起こる故障です。
左足の負担を軽くするために右足に負担をかけることで、今度は右足甲まで痛めてしまうのではないかという懸念もあります
とはいえ、同じ2種3度クワドのハビエル・フェルナンデスが同等の得点をたたき出し、
新鋭のボーヤン・ジンや今季からシニアに上がるネイサン・チェンが4Lzという最強のクワドを身に着けて
3種4度、あるいは4種5度のジャンプ構成でミスがあっても高得点を出すようにもなっていますので
羽生もライバルを寄せ付けない、圧倒的勝利を得るためには新たなクワドを身につける必要が出てきたのも仕方のない事です
平昌五輪は来季。この2シーズン大きな故障なく乗り切り、五輪の舞台で最高のパフォーマンスをするために
サポートをするスタッフには万全のケアをお願いしたいものです
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高橋成美、柴田嶺とコンビ結成

昨季ロシアのアレクサンドル・サボエフ選手とコンビを解消していたペアの高橋成美。
遂に新パートナーが決まりました

 
フィギュア柴田嶺6年ぶり現役復帰、高橋とペア結成

日刊スポーツ 5月18日(水)18時31分配信


 フィギュアスケートの木下クラブは18日、10年に引退していた柴田嶺(29)が現役に復帰し、ソチ五輪ペア代表の高橋成美(24)とコンビを組むと発表した。引退したフィギュアスケート選手が第一線に復帰するのは珍しい。

 シングルで02年全日本選手権5位、06年GPロシア杯10位などの実績のある柴田は現役復帰に伴い、木下クでペアに転向する。「1日1日を大切に確実に前進し、2人で力を合わせて国際大会で表彰台に乗れるように頑張ります」とのコメントを発表した。

 昨年、ロシア出身のアレクサンドル・ザボエフとのコンビを解消していた高橋は「2人で一生懸命目標に向かって頑張ります。新しいスタートでとてもわくわくしています。真剣に、そして楽しみながら、オリンピック表彰台を目指していきます」とコメントした。

 2人は米シカゴで練習を開始している。

成美の新パートナー、またペア経験者から探しているものと思ってました
現役を引退していた選手とコンビ結成するとは思いませんで、ちょっとびっくりでした


柴田嶺って誰やねん?という方もいるかもしれませんのでちょっとご紹介を。


生年月日:1987年2月24日(20歳)
星座:魚座
出生地:北海道釧路市
血液型:A型
出身校:釧路北陽高校卒業
所 属:明治大学
コーチ:川越正大
振付師:川越正大

プログラム曲 SP:交響詩「死の舞踏」より
FS:幻想即興曲
EX:The prayer

得意なジャンプ:ループ
苦手なジャンプ:アクセル
得意なエレメンツ:スピン
苦手なエレメンツ:ステップ

身長:168.5cm
体重:56kg
体脂肪率:8%
足のサイズ:25.5cm
視力:右0.5
   左0.5


【主な戦績】
06−07年
全日本選手権 7位
GPシリーズ ロシア大会 12位
GPシリーズ 中国大会 10位

05-06年
ジュニアGPアンドラ大会 1位
ジュニアGPクロアチア大会 3位
ジュニアGPファイナル 7位
全日本ジュニア選手権 3位
全日本選手権 11位
世界ジュニア選手権 12位

04-05年
ジュニアGPルーマニア大会 1位
ジュニアGPファイナル 4位

02-03年
全日本ジュニア選手権 1位
世界ジュニア選手権 12位

2010年1月で現役引退
フィギュアスケート情報BOXより


こちらがシングル時代の柴田の演技


どちらかというと当時の柴田はちょっと細身のジャニーズ風のイケメンくんでした
柴田嶺①

現在の柴田嶺
柴田嶺②
イケメンは変わりませんが体型がマッチョになってました
2010年1月に引退してもう6年も経っていて、現役復帰して大丈夫なの?という心配しているファンもいらっしゃるかもしれませんが
この間柴田はプロ転向し、ショーに出演し続けておられたそうです

2011年「オペラ座の怪人」


2015年「Nessun Dorma」





技術は錆びついてません。むしろスケーティング等は現役時代よりもよくなっている感じ。

これだけマッチョに鍛えているところを見ると、早くからペア選手として現役復帰するために
人知れずいろいろトレーニングを重ねていたのでしょう
ペアでは男性はツイストリフトやスロージャンプなどシングルにない要素を沢山こなさなければならない
柴田の並々ならぬ覚悟がうかがえます

平昌五輪を目指して木原龍一&須崎海羽と代表権を争うことになりますし
混成ペアでは須藤澄玲&フランシス・ブードロー=オデもいますが
切磋琢磨してペアを大いに盛り上げていってもらいたいです

羽生結弦、左足甲靭帯損傷

残念なニュースが跳びこんできました

羽生結弦が左足甲の靭帯を損傷、帰国はせず練習拠点のあるトロントで治療に専念するとのことです
羽生結弦故障
headlines.yahoo.co.jp/hl

いつからこの怪我を発症していたのかわかりませんが
羽生がFSで失敗したのは2度の4Sと3Lzでしたし3Aからの3連続も左の足で踏み切りますので
もうこのときには痛めていたのかもしれません
今季はこれでシーズン終了ですので今は何も考えずにゆっくり休んでもらいたいです
お大事に。



小塚崇彦引退

スポーツ報知デイリースポーツにて小塚崇彦選手、引退という報道がありました

引退こづ
小塚崇彦引退②

小塚は高橋大輔や織田信成とともに日本男子フィギュアスケートの一時代を築いた選手のひとりでした
先天性の股関節故障や度重なる怪我があってジャンプが不安定になり、ジャッジ評価は今一つなところがありましたが
小塚の美しくのびやかで力強いスケーティングは
今でもパトリック・チャンに匹敵するくらい技術の高いスケーターだった.
もっと世界のトップで活躍して然るべきスケーターだったと思います

正統派のスケーターがまた一人競技から去るというのは非常に残念でならないです

引退後は社業に専念するとのことですがいずれはプロスケーターからコーチの道へと進んでいくのでしょう
佐藤信夫コーチから学んできたものを次の世代に繋げていってもらいたいです


長い間お疲れ様でした


スケートカナダを迎える羽生結弦と「300点越え」を煽るマスコミ

いよいよ日本時間明日31日にスケートカナダ、男子シングルが開幕。
本格的にフル参戦してくるパトリック・チャンがどのような演技をしてくるのか
羽生結弦がオータムクラシックの課題をどこまで克服してくるのか
「SEIMEI」のプロがどのような評価を受けるのかなど何かと楽しみな大会でもあるのですが
テレビ朝日は何やらここ最近羽生の300点越えにばかり煩く煽っているような気もします

煽りに流されるというわけではないですが(笑)
羽生がSP「バラード1番」、FS「SEIMEI」でミスなく演じた場合、どこまでスコアを伸ばせるのか
ちょっとシミュレーションしてみます

【SP】
中国杯のアクシデントにより後半4Tを維持できなくなった羽生は下記構成に戻しました
SBを得た2015年国別対抗戦の得点はこちら
予定エレメンツ構成基礎点GOE得点
 4T 10.30 2.71 13.01
 CSSp4 3.00 +1.14 4.14
 FCSp4 3.20 +1.00 4.20
 3A 9.35 +2.71 12.06
 3Lz+3T 11.11 -2.10 7.80※1
 StSq4 3.90 +1.30 5.20
 CCoSp3p4 3.50 +1.07 4.57
  44.36 6.62 50.98

今季オータムクラシックで披露した「バラード1番」構成はこちら
 予定エレメンツ構成 基礎点 GOE 得点
 3A 8.50 +3.00 11.50
 CSSp4 3.00 +1.10 4.10
 FCSp4 3.20 +0.80 4.00
 4T 11.33 -2.40 6.40※2
 3Lz+3T 11.33 +0.28 11.61
 StSq4 3.90 +1.68 5.58
 CCoSp3p4 3.50 +1.10 4.60
 44.76 3.03 47.79
※1UR判定、※2UR判定
ルール改正にて3Tの基礎点が4.10から4.30に引き上げられたものの
基礎点に関してはこちらで述べたようにほとんど上がってない。
羽生はバラード1番を2年目に持ち越しているものの、完璧に演じられたことは1度も無く
特に3Lzコンボで跳び上がった時に上体が突っ込んだ体勢になりミス、というケースが目立った
羽生はFSの単独3Lzに関してはそれほど前景に軸が傾きすぎることなく跳べている
3Aはイーグルから入って着氷後もアウトからインのイーグルに乗るなどしてGOEはほぼ満額の評価をもらえている
4Tも降りることができれば2.00を超えるGOEを得ている
SPに関してジャンプの質が極端に悪くなるのはルッツのコンボだけ。
振り付けは2年続けているだけあってこなれてきて音楽との一体感が出てきている。
課題の練習通りにリラックスして跳ぶことができれば技術点では約10~11点のGOEを得られる羽生。
五輪の「パリの散歩道」のような完璧な演技をすることができれば103点台というのも可能かもしれません
クワドを2種類入れない限りは基礎点自体は変わらないので大きな更新は望めないかと思います。

【FS】
昨季前半にクワド2種、後半にクワドコンボ1つの構成を掲げていた羽生でしたが
結局アクシデントが尾を引いて難度が上がったのはハーフループを挿む3連続を
3Lzからではなく3A空に引き上げたのみでした。
こちらはFSで最高得点を得た2014年グランプリファイナルのスコア。
予定エレメンツ構成 基礎点 GOE 得点
 4S 10.50 +2.43 12.93
 4T 10.30 +2.71 13.01
 3F 5.30 +1.20 6.50
 FCCoSp3p4 3.50 +0.71 4.20
 StSq3 3.30 +0.93 4.23※3
3Lz+2T 8.03 +1.00 9.03
 3A+3T 13.86 +2.29 16.15
 3A+1Lo+3S 14.52 +2.14 16.66
 3Lo 5.61  +0.90 6.51
 3Lz 4.62 -2.10 2.52※4
 ChSq1 2.00 +1.40 3.40
 FCSSp4 3.00 +0.79 3.79
CCoSp3p4 3.50 +0.86 4.36
 88.04※5 103.30
※3レベル3の取りこぼし、※4UR判定、※5取りこぼし、UR判定がなければ90.62
レベルの取りこぼしあり、回転不足転倒ありという結果でありながら約15点ものGOEを稼いでいる
特に3A以上の大技に関してGOEは突出して高く,満点近い評価を得ることもしばしば。
スピンに関しても+2評価に相当する1.00に近い評価も得るようになってきています

今季「SEIMEI」エレメンツ構成はこちら
予定エレメンツ構成基礎点
 4S 10.50
 4T 10.30
 3F 5.30
 FCCoSp3p4 3.50
 StSq4 3.90
 4T+2T 12.76
 3A+3T 14.08
 3A+1Lo+3S 14.74
 3Lo 5.61
 3Lz 6.60
 ChSq1 2.00
 FCSSp4 3.00
 CCoSp3p4 3.50
 95.79
イザカヤミノルがまた前半4Tに関して「コンボをつけられなかった」とデタラメ言うかもしれんけど
前半に4S、4Tを単独で、後半に4Tをコンボでというのが本来の構成。
オータムクラシックでは後半4Tが転倒し、後半3Aでも着氷が乱れたため
ハーフループを挿む3連続ジャンプは単独3Loにつけたが本来の構成は上記のようになる筈である。
3Lz2度から4Tを2度の構成に変えた分基礎点は大きく上がる
課題は予定していた4回転を全て降りることができるか?に尽きる。
羽生はジャンプ、スピン、ステップ全てにおいて決まれば大きくGOEを稼げる選手。
パーフェクトなら18~19点近くのGOEを得ることもできる
羽生のPCS最高得点は93.06.仮にパーフェクトに演じることができたなら
FSのみで207.85近くの得点を、
SP、FSともにパーフェクトに演じることができれば羽生は最高で310点という得点をたたき出すことも可能だ。

…と、ここまでシミュレーションしてみましたが、テレ朝がが300点、300点と煽るたびに思うのですよ。
初戦からそんな得点出す必要あるの?って

そりゃあね。一ファンとしては「バラード1番」や「SEIMEI」完全版は見たいですよ
羽生が全てのジャンプをビシッとバシッと決めてレベルも全て獲りきるような演技を見てみたい。
羽生が納得のいく演技をいて心から笑顔になる姿も見たい。
表彰台の真ん中に立ち続ける彼を見ていたい。
そんな気持ちはありますよ。
でも初戦からシーズン終わりの世界選手権まで常に全力疾走を選手に強要するというのは
酷というものではないかしらと思うのです

男子はどんどんジャンプの難度が上がってきているものの
その分リスクも高くなっているのでクリーンに滑りきることがますます難しくなってきていて
転倒やジャンプの抜け、ステップアウトなどのミスも多く出ている。
総合得点に関しても昨季四大陸選手権にてカザフスタンのデニス・テンが
289.46という驚異的なスコアをたたき出したものの
多くの大会に関しては275~280点だしていれば十分優勝ラインだったりもする。
今季から復帰のパトリック・チャンは相変らず3Aに難があるようですし、
フェルナンデスは羽生のような構成には引き上げられないしルッツのミスも意外と多い。
そして多少はリカバリーについて対処しているものの
相変らず4S2度、3S2度というザヤック自爆のリスクも抱えている
デニス・テンもスロースターターで彼がピークを合わせてくるのは四大陸選手権から。

放送権を持つテレ朝が「世界一決定戦」とバカの一つ覚えのように連呼するが
フィギュアスケートにおいて世界一を決めるのは世界選手権しかなく
日本を除いた加盟国ではGPSはそれほど重要視されていない。
羽生が初戦からガンガン飛ばして300点を出す必要はなく
280点近いスコアを出せばほぼ優勝には手に届くのですよ(それも凄いことだけど)

日本は悲しいことにほぼ国内選手権一発勝負で代表を決める海外とは異なり
世界選手権代表選考には全日本の成績だけでなくGPSの成績やシーズンベストスコアも対象になってしまっている。
男子も女子も準公式戦のCSだろうが公式戦のGPSだろうが一切手を抜けないという事情がある。
GPSを全力でぶつかっても全日本の結果が悪ければ落選してしまうこともあるなど
手を抜いていい大会など一つもない。
世界選手権で枠を一つ減らしてしまった男子シングルは
この狭き門を戦い抜くために全力でぶつからなければならなくなってしまっている。
ワタクシぶー個人としては、この選考方法がどうも不透明さを生み(特に男子)
羽生をはじめとした選手達を疲弊させているような気がしてならないのですよ。

羽生の「パーフェクト」に拘る理由が「300点越えをしたいから」であるかどうかはわからない。
彼が求めているのは全身全霊をかけて最高のパフォーマンスをしたときに
ジャッジがどのような評価をしてくれるのかを知りたい。その一点ではないだろうか
(あの鬼プロをパーフェクト演技すれば300点という点数も自然についてくるのだけど)

日本の選手は生真面目だから完璧な演技ができなければ常に自分に厳しい採点をして
いくつもの課題を挙げますが、それでは自分に厳しすぎるような気がする。
野球でいえば投手が投げる時に常に完全試合を望んで、完全試合出来なかったからと悔やむみたいなもので
精神的なゆとりもないような気がしてしまうのです
「完全試合ができなければノーヒットノーランを、
ノーヒットノーランがダメになっても完封試合であればいい」みたいな、
「完璧とはいかないまでも、ここまでできれば上出来」みたいな心のゆとりもある程度なければ
パーフェクトというのは達成できないのではないか、とも思ったりしてしまう
(たとえが悪いかもしれませんが)

羽生結弦の突出したエレメンツの質の高さや構成内容からして
いくら宇野昌磨が伸び盛りといってもミスを最小限に纏めるだけでも
そう簡単に全日本王者の座を渡すことはないと思う
まだシーズンが始まったばかりだからゆっくり、じっくりプログラム完成度を高めていけばいい。
そしてシーズン総決算の世界選手権で最高の演技を見せてほしい
羽生が心から満足できる演技を見せた時、世界王者奪還も300点というスコアもついてくる筈である。

メディアもやたら初戦から300点、300点と選手にプレッシャーをかけないで
羽生をはじめとした選手たちが気持ちよく最高の舞台を迎え、最高のパフォーマンスができるよう
過度な煽りは控えてもらいたいものです


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プロフィール

ぶー

Author:ぶー
選手を混乱させ続け、迷走し続けるフィギュアスケートのルールや
採点のあり方について私なりに思うことを書いていきたいと思っています。
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キムチ派、宇宙人とゆかいな仲間たちは訪問お断り

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