2017-09

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平昌五輪に向けて高難度ジャンプ時代が到来する?

日本男子シングルの村上大介選手が自身のインスタグラムにて
現在4Fに挑戦中であることを公表し、その動画を公開しました。

現在男子選手が多く取り入れているクワドはトウループかサルコウのみで
その他の種類の4回転を公式戦で成功させたのは
2011年NHK杯SPでルッツを跳んだブランドン・ムロズ選手だけです

現在中国のボーヤン・ジン選手とカナダのケビン・レイノルズ選手が4Loに挑戦中で
羽生結弦選手も国別のEXフィナーレでクリーンな4Loを跳び
村上選手も4Fをプログラムに入れるとあれば男子は新たな4回転時代に突入すると言われていますが
平昌五輪までに4回転の種類が問われる時代を迎えるかというと
私個人的な意見としてはまだ先ではないか?と思えるのです

2010―2011年以降の男子の評価を見てきましたが
ジャッジが高評価を出すのはジャンプだけでなくスピン、ステップ、基本のスケーティング全てに優れた
完成度の高い演技なのです
クワドをいくら跳んでいても、レベルの取りこぼしが多かったり
その他のジャンプでミスがやたら多かったり、質の悪いものであれば
決して上位に来ることはありません
ワールドで3連覇を続けたパトリック・チャンにしても五輪チャンピオンとなった羽生結弦にしても
ジャンプで非常に質の良いものを跳び、エレメンツのレベルを全て獲りきり
且つ高い質でこなしている選手にジャッジは高い演技構成点評価を与え続けているんです

羽生結弦はワールドで連覇を果たせなかった。
王者の敗北に岡崎真氏やその他コメンテーターは目先の結果におたおたして
「羽生に慢心があった」「表現力が足りなかった」ととってつけたような理由づけをしていましたが
ワールドで羽生くんに足りなかったのは基礎点だった。
決まった要素はレベルも獲りきったし高いGOEを得ていた。PCS評価もほぼトップに近い評価だった。
敗因は2回転に抜けた4回転サルコウで基礎点を失っただけだった
ジャッジは羽生に「トータルにおいて優れている」としてあの高評価を出したのです

選手なら誰しも苦手なジャンプの種類があったりスピンが苦手でレベルの取りこぼしが多かったり
レベルはなんとか取れても軸がぶれる、回転スピードが出せないなどでGOEが取れなかったりと
何かしら欠点が露呈するものです
羽生結弦は苦手なジャンプがない。今季はルッツで失敗が目立ったシーズンでしたが
失敗の理由は直前まで難しいステップを踏み続けていたから。
パトリック・チャンの苦手な3Aも決まったクワドも満点に近いGOEを出すし
スピン、ステップでもレベルを獲りきるだけでなくGOEでも非常に高い評価をもらっている
羽生はまさにジャッジ好みの「トータルパッケージを持つ選手」なのです。
パトリック・チャンにも同じことが言える。
彼の唯一の弱点は1度しか入れることのできないトリプルアクセルですが
それ以外の要素は非常に高い質でこなしますし
演技を開始して1,2歩でディープエッジに乗りトップスピードに達してそのまま演技を終えてしまう。
彼もまたほぼトータルパッケージを持つ選手でもある

そしてソチシーズンに新生のように現れたアメリカのジェイソン・ブラウン選手もまた
クワドジャンパーではないものの全てのエレメンツを高い質でこなせる選手の一人。
現在クワドをマスターして、クワドを跳びつつ他の要素の質の良さを維持すれば
攘夷を脅かす選手になる可能性は十分にあります

結局クワドを沢山跳んでも難しいクワドをマスターしても
それ以外の要素が非常に悪いのではジャッジは高評価を出すことはせず
結局平昌までの3年間で男子をけん引していくのでは完成度の高さやトータルパッケージを持つ
羽生やチャンのような選手なのではないか?と思えるのです

男子がクワド突入時代になったのはルールの緩和がもちろん大きな要因でもありますが
それだけが理由ではないと思います
男子はもともとアクセルを含むトリプル6種8度を跳べる選手が非常に多いですし
3回転+3回転も3Aから3Tをセカンドにつけたりと非常に高難度なものを跳ぶ選手も多い。
男子ではフリップにエラー持ちが多いですが女子ほど重篤ではない。
ジャンプやスピン、ステップの力が均衡していたから、
頭一つ抜けるためにはクワドしかなかったからではないかと思う。

男子がクワドの種類が問われる時代に突入するのは
トウループやサルコウなどのクワドを入れた構成で
ジャンプの質やスピン、ステップのレベルや質で完成度の高い演技をする選手が複数現れて
上位選手で大きな実力差が生まれなくなった時に頭一つ抜けるための一つの手段として
フリップ、ルッツ、ループなどのクワドジャンパーが現れた時に到来するのではないかと思うのです

これは女子にも同じことが言えるかと思います
先のワールドでエリザヴェータ・トゥクタミシェワが3Aを成功させたこと
宮原知子やジュニアの樋口新葉、ノービスの本田真凛らが3Aや4回転を習得中であることで
女子も平昌五輪に向けて3Aや4回転の大技時代が来ると報じるものが多かったですが
習得中の選手が全員競技に入れるレベルに達するわけではないし
今季からのフリップ、ルッツのエッジエラーをより厳しくしたことで
フリップとルッツで認定を受け、レベルを取りこぼさずミスなくこなす選手
または同じエラー持ちでもルッツを認定させることのできる選手が上位を占めた。
ジャッジが女子選手に求めているのは大技ではなく
やっぱりルッツでありジャンプを5種7度入れることのできる選手であり
なかでもレベルを獲りきるトータルパッケージを持つ選手なのだと思う
ルッツ、フリップの判定が厳しくなってからかれこれ7年余り経ちますが
女子では未だにどちらかで軽微でもエラー持ちの選手の方が圧倒的に多い。
今後平昌五輪に向けて女子をけん引していくのは
ルッツとフリップを跳びわけまたはルッツで認定を受けて
完成度の高い演技ができる、トータルパッケージを持つ選手なのではないかと思う

他の要素は失敗だらけでも難しいクワドをじゃんじゃん跳ぶからクワド新時代になるのでもなく
女子で他の要素は失敗だらけでも3Aや4Tを跳ぶから大技時代になるのでもなく

男子も女子も重篤なエラー持ちの選手が激減して
難度の高い3―3やトリプル5種7度を入れて
全ての要素のレベルや質の高さで優勝争いの出来る選手が増えて
差別化を計れなくなった時に初めて技術が進んで真の大技時代が到来するのではないかと思います

技術が進んで本当の意味での大技の時代が来るのかもしれません






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イーグル?イナバウア?

某所でキム・ヨナの「悲しみのクラウン」2A直前の繋ぎについて
「アウトサイドのイーグル⇒インサイド・イーグル⇒2A」と紹介しているのを
『イーグルからジャンプ直前に行っているのはイナバウアーだ。
韓国選手権を中継した放送局のアナウンサーだってそう言ってるじゃないか!』

と必死で噛みついているキムチ派の主張を目にしました

そこで私なりに検証してみようと思います

イナバウアの定義とはこちら
スプレッドイーグルの変形で、進行方向側のひざを曲げ、もう片足は後ろに引いて伸ばした姿勢をとるもの

「悲しみのクラウン」動画はこちら(2014年韓国選手権より)


問題の個所をキャプチャしてみました
まずは2013年ゴールデンスピンから
イーグル?イナバウア?(1)
左の足の膝は曲がってますが、右足を後ろに引いているとは言い難いです

次は2014年韓国選手権画像です
イーグル?イナバウア?(2)
やっぱり右の足は後ろには引いていません

最後にソチオリンピック画像です
イーグル?イナバウア?(3)
角度的に見づらいかもしれませんがやっぱり右の足は後ろには引いておらず
両方の足はそろっています

ちなみにヨナがいつも演技中に行うイナバウアはこちらです
イナバウア
進行方向である左の膝は深く曲げて、
右足は大きく後ろに引いています( 上半身の大きく反らせる動きは関係なし)

FSのイナバウアと比較するに、SPで行っているものはイナバウアとは言えないと思います

なお、韓国放送局の実況アナについてですが
あそこは度々ジャンプの回転数を間違えますし技術の説明も間違えます
2008年の地元韓国で行われたファイナルでもキム・ヨナの2Aを見て
「ヨナがトリプルアクセルを跳んだ!
トリプルアクセルはもはや浅田真央の専売特許ではない!」

と3Aを跳んだと勘違いして絶叫しておりました。
あまり真に受けない方がよろしいかと思います
(ハーネスを使った練習でも失敗ばかりしていて、その後一度も練習していなかったものが
突然クリーンに跳べるはずないでしょうが!)


検証結果:
「悲しみのクラウン」2A踏切り直前に行っているのはイーグル
でした

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Author:ぶー
選手を混乱させ続け、迷走し続けるフィギュアスケートのルールや
採点のあり方について私なりに思うことを書いていきたいと思っています。
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キムチ派、宇宙人とゆかいな仲間たちは訪問お断り

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