2014-05

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2014-2015年要素のレベルとGOE改訂②ジャンプの回転

ジュニア、シニアに関してはもう一つ大きな改正が行われました

1.5回転に満たないジャンプには基礎点を与えないというものです
また、シニアのショートプログラムにおいては
連続ジャンプが2回転+2回転になってしまった場合は
基礎点の低い方はノーカン

という厳しいルールにもなりました

ジュニアに関してはルール上連続ジャンプで2回転が認められているので
2回転+2回転では何の問題もありませんし
ステップからのジャンプも2回転が認められているので1回転にさえ回転が抜けなければセーフになります

シニアに関しては連続ジャンプは「3回転と2回転あるいは3回転。男子は4回転も可」となっていますので
2回転と2回転になった場合は第1ジャンプか第2ジャンプがノーカンということになります

3回転と1回転すっぽ抜け→3回転ジャンプのみ基礎点をカウント
2回転と2回転→2回転の基礎点の高い方のみカウント
プロトコル表記がどうなるかについてまでは明記されていないのですが
ノーカン判定を受けた場合は第1ジャンプ+COMBOということになるんですかね?



この改定ルールを見て
2回転にすっぽ抜けてしかもDG判定を受けたらどうなるの?
と疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが
2回転抜けでDGというのはかろうじて基礎点はもらえるのではないかと思います
試みたのは2回転ですし、その半分回転が足りないということですので
1.5回転とギリギリ見なされるのではないでしょうか。

むしろ2Aを試みて1回転にすっぽ抜けてUR判定という場合のほうが
「1.5回転にも満たない」と見なされてしまいますのでノーカン判定を受ける恐れがあります

ジャンプの技術はどこに向かうのか

今回の改定でロングエッジを抱える選手は回避して
代わりに大技への挑戦をする選手が出てくるのではないか


という考察をされているブロガーさんもいらっしゃるようですが、ぶっちゃけ
ジャンプの技術は一気に後退する!
と当方は睨んでいます

バンクーバー五輪翌シーズンからソチ五輪のシーズンに関しては
回転不足判定が緩和されたことにより、大技にチャレンジしやすい環境になりました
男子は2010―2011年より4回転を更生に入れる選手が続出しましたし
ソチシーズンに関しては3回転ジャンプ6種類を跳ぶのは当たり前
4回転をSPで1本、FSで2本あるいは2種入れなければ優勝争いできないレベルにまで
一気にスポーツ化に向かっていきました

また女子選手に関してもロングエッジや回転不足を恐れずトリプル5種7度を入れ
3回転―3回転、2A-3Tのセカンド3回転を2度入れる構成に上げて
ミスなく演じなければ優勝争いできないレベルにもなりましたし
3Aや4回転への挑戦に取り組む発言をする選手も現れ始めました

その一方で男子はソチ五輪のようにジャンプで転倒があったり
1回転、2回転にすっぽ抜けるミスが相次ぐなどして
一部から「これだけミスが多いと金メダリストにはふさわしくない」とまで批判されるようになってしまいました

今回のルール改訂に関しては「大技挑戦よりも
ルッツ、フリップを正しく跳びわけその他の予定していたジャンプも回りきって跳ぶことが大事である」

という技術委員会の強硬姿勢がうかがえます

ルッツ、フリップを正しく跳ばなくてはならない
その他のジャンプも回転が抜けぬよう失敗の無いようにしなければならないとなると
選手は大技どころではなくなってしまいます

結果的にはバンクーバー五輪シーズンのように
踏切りや回転に不安があるジャンプは回避して
無難な演技に徹するという方向に向かってしまうのではないでしょうか



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2014-2015年要素のレベルとGOE改訂①ルッツ、フリップ

フィギュアスケートに関しては毎年何かしらのルール改訂が行われます
2014―2015年に向けてまた国際スケート連盟より要素のレベルとGOEについて改訂が行われました
来季からの改定ルールはこちら
http://static.isu.org/media/143595/1861-sandp_sov_levels-of-difficulty_goe_2014-15.pdf

ジャンプについてまた厳しくなっちゃったなぁーというのが第1印象でした
ルール改訂についてわかりやすく解説しようと思います

◆ルッツ、フリップの厳格化
ルッツをインサイドで、フリップをアウトサイドで踏み切る選手について
重度な誤りの場合には“e”、踏切りが曖昧な場合には“!”と技術審判が判断して判定を下していましたが
バンクーバー五輪翌シーズンの2010―2011年度より“e”の表記に統一。
技術審判は曖昧か重度の誤りかは伏せて採点ジャッジにコールし、
採点ジャッジが判断してGOEをつけるというルールになっていましたが
来年度より曖昧か重度な誤りかは再び技術審判が判断して区別をつけるというルールに戻りました

但し、基礎点において大きなペナルティが課せられることになります
踏切りが曖昧な場合は表記が!となって基礎点はそのまま。
「最終GOEは±に制約されないエラー」にて
最大評価から1~2段階評価引き下げ

踏切りが重度な誤りの場合には回転不足のUR判定と同様基礎点が7割に下げられ
「最終GOEは必ず-になるエラー」にて-2~-3評価を受けることになります

また踏切りの誤りと回転不足と両方あった場合には
基礎点は半分というルールになります

例えば3Lzを例にとってみましょう。

踏切りがクリア+回転充足
6.00+α
踏切りが曖昧+回転充足
→基礎点6.00から0.70前後の減点で実質5.30前後
踏切りがクリア+UR判定
→4.20から1.40減点~場合によっては僅かに加点を受けるので実質2.80前後
踏切りが重度の誤り+回転充足
→4.20から1.40前後の減点となり実質2.80以下
踏切りが誤り+UR判定
→基礎点3.00から1.40~2.10の減点を受けて実質0.90~1.60

踏切りが誤りでUR判定もあっておまけに転倒してしまったとなると
プログラムからも1.00減点されてしまいますので実質得点は無しという悲惨なことになります

ルッツ、フリップに関してはフィギュアスケートがスポーツ化に向かう過程で
習得時にどちらかにエラーを抱える選手が続出しました
新採点方式導入については懸案事項となっていました

技術委員会も新採点導入時から
『ルッツ、フリップについてはいずれは実際に踏み切ったエッジで判断したい』
という意向は持っていました
いきなり導入してしまうと、特に女子のほうで混乱が生じるからと
段階を踏まえて暗に修正を促そうとしてきたのです

2006~2007年まではGOEで相殺するというルールになっていましたが
その翌年度から本格的に取り締まりを開始。
踏切りが誤りであれば必ず減点を課すというルールになりました
これによってISU技術委員会はジュニア、ノービスの選手には正しい踏切での習得を
シニア選手には踏切り修正を促そうとしたのですが
選手は回転不足判定の厳格化と相まって修正より回避のほうに走ってしまいました

バンクーバー五輪翌シーズンよりやや緩和されるようになったのですが
踏切りにエラーがあるのを招致でわずかな減点狙いで構成に組み込む選手が増え
やっぱりシニア選手で修正に取り組む選手はほとんど現れませんでした

今回のルールでは2014~2016年までは「選手側の申告や意図した踏切りを元に判断するものの
平昌五輪シーズンに向けた2シーズンの間で「申告に関わらず踏み切った踏切で判定を行う」
準備期間にしたいようです

どんなにジャンプの入りに工夫があっても
高さ、飛距離、着氷の流れが良くても踏切が誤りならば評価はしないという厳しいものになります

いつまでたっても修正に本腰を入れようとしない今の選手たちへの
いい加減に修正に取り組め!(▽Ⅲ▽♯)」
という最後通告を突きつけたような改訂だったのかもしれません

ただ…そこまで点差をつける意味があるの?
という疑問もあります

ルッツを正しく跳べる選手は6.60~7.00を超える得点を得られる選手も出てくるでしょうが
踏切りに誤りがある選手が回転が足りていて高さや飛距離、着氷の流れがいいジャンプを跳んでも
得点は2.80ほどにしかなりません
踏切りが正しいか誤りかでおおよそ3T1本分の点差がついてしまうというのは
いかがなものかと思います

これまでにもルッツやフリップを正しく跳べない選手に関しては
GOEで減点を受けていましたからおおよそ1.00~1.40の得点差は生まれていました
従来のルールでも正しく跳びわけできる選手が有利になるというルールにはなっているのに
更に得点差をつける意味があるのかと疑問に思ってしまいます

ルッツ、フリップ修正に取り組む選手が増えるのか?
私は少し懐疑的な目を持っています
1つのジャンプを修正するには、習得にかかった以上の時間がかかる
ジャンプを修正することによって得意なジャンプのほうまで跳べなくなるからです

フリップ修正に成功した例としてはよく例に挙げられるのが引退した安藤美姫さんですが
本当に修正に成功したと言えるのでしょうか?
ルールが変わった2007―2008年には確かにインサイドで踏み切れるようにはなりました
但しルッツは成功率が悪くなりましたしその後フリップはインサイドでは跳べても回転不足気味になった
実際回転不足判定を何度もとられていますし最終的にはフリップは外しています

これで修正に成功したと言えるのでしょうか

ルッツ、フリップを踏切エッジも回転不足もとられぬようになって
コンスタントにプログラムに入れることができるようになって初めて成功したと言えるのではないかと思います

今の現役選手の話に戻ります

今のシニア選手に関してルッツ、フリップを認定レベルで跳べる選手は数えるほどしかいません
何かしらのロングエッジは抱えています
ジュニアでは「跳びわけができる」とされた選手でも
シニアに上がるとルッツ、フリップいずれかで判定を受けるという選手も何人もいます
ジュニア、ノービスでは判定が甘いからであって、
シニアでもきちんと飛びわけを続けて活躍できる選手はやはり少ないということになります

今回のルール改訂はロングエッジ判定導入時よりも厳しいルールとなりますから
こんなに減点を多くとられるなら跳ばない方がましと
2度のセカンド3回転をやめて苦手なジャンプは回避する選手のほうが多くなるのではないでしょうか










ブログはじめます!

毎年猫の目のようにコロコロルールが変わり、
選手もファンも混乱させるフィギュアスケートについて思うところがあり
ブログをはじめてみようと思いました

ブログについては全くの初心者で右も左もわからない私ですが
スケートに対する情報、思うことを中心に更新していければと思っていますので
どうぞよろしくお願いします


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ぶー

Author:ぶー
選手を混乱させ続け、迷走し続けるフィギュアスケートのルールや
採点のあり方について私なりに思うことを書いていきたいと思っています。
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キムチ派、宇宙人とゆかいな仲間たちは訪問お断り

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