2015-05

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ISUチャレンジャーシリーズ2015/2016

今季もISUからチャレンジャーシリーズについてのアナウンスメントが発表されていますので紹介させていただきます

◆日程
日程大会名開催地
9月16~20日USクラシックソルトレイクシティ
9月24~26日ネーベルホルン杯オーベルスドルフ
10月1~3日オンドレイ・ネペラ杯ブラチスラヴァ
10月8~11日フィンランディア杯エスプー
10月15~18日モルドヴィアン・オーナメントサランスク
10月27~11月1日アイスチャレンジグラーツ
11月18~22日タリン杯タリン
11月26~29日ワルシャワ杯ワルシャワ
12月1~6日デンコワ・スタビンスキー杯ソフィア
12月9~12日ゴールデンスピン杯ザグレブ

◆条件

・シニアカテゴリーより4種目中3種目が実施される
・最低でも10か国からエントリーがある
種目エントリー最低人数最低出場国数
男女シングル8人以上4ヵ国以上
ペア5組以上3ヵ国以上
アイスダンス6組以上4ヵ国以上

◆オフィシャル

資格
レフェリー最低でも「International」。技術審判1人と国籍が重なって良い
技術審判(TC、TS、ATS)最低でも「International」。3人のうち一人は「ISU」資格者、すべて国籍が異なる
採点ジャッジ7人以上。異なる7ヵ国より選出。最低でも「International」
データ&リプレイオペレーター最低でも「International」

選手は3大会までエントリーが可能
JGP、GPS出場者もエントリーして良いが同一シーズンのCS出場には優先権を持たない
チャレンジャーシリーズのポイントはワールドスタンディングに反映される
ISU選手権出場に必須の技術点最低得点クリアに反映される
シーズンベストスコアランキングに反映される(公式記録として認定を受けます!)
各大会優勝者にはGPSで欠員が出た場合に補欠上位として名を連ねることができる
※2014/2015に関してはCS優勝からGPSに出場した実績ゼロ(4種目すべて)

◆ワールドスタンディングポイント
()は他のB級大会獲得ポイント
順位男女シングルペアアイスダンス
1位300( 250)300(250)300(250)
2位270(225)275(225)275(225)
3位243(203)243(203)243(203)
4位219(182)219(182)219(182)
5位198(163)198(163)198(163)
6位178178
7位160
8位144

◆賞金
チャレンジャーシリーズのランキング上位3名(組)には賞金が与えられる(単位:スイスフラン)
男女シングルペア、アイスダンス
1位4’000.005'000.00
2位3'000.004'000.00
3位2'000.003'000.00
※2015年5月31日現在1スイスフラン=131.98円

============================================

2015/2016に関してはまだ日本スケート連盟から世界選手権代表選考方法は発表されていませんが
例年の選考方法は
①全日本選手権優勝選手
②①を除いた全日本表彰台選手とGPF最上位選手との成績比較
③①②を除いた全日本表彰台選手とWS最上位3名、SB最上位3名との成績比較

で選考が行われていましたので、
GPSに出場した選手の方が圧倒的優位な立場にありました
CSに関してはISU公式記録として認定され、シーズンベストスコアを得られますので
GPSに不参加でも表彰台に上がり、SBで日本選手3位以内に入ることができれば
代表選考面でもそれほど不利にはならないという事になるかと思います

GPSにエントリーをせず、アサインされなかったとしても
チャレンジャーシリーズを経て選手はGPSへの出場が可能という建前にはなっていますが
昨季のチャレンジャーシリーズに関しては既にGPSに出場を決めている選手が優勝をさらいましたし
男子で1人だけ「お?これはGPS進出もあるかも」と期待できる選手がいましたが
既にジュニアGPSに出場していた選手で、シニアGPSは×でした
結局誰CSからGPSにはも出場できませんでした

来季は初のCSからGPSへの出場選手が誕生するのか
大会の行方を見守っていきたいと思います

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2回転ジャンプ制限の功罪

2014―2015年ルール改正にて
「2回転のあらゆるジャンプで同一ジャンプを跳んでよいのは2度まで(3度目はアウト)」
という制限が設けられました

あれから1年。

ルール改正の目的と、ルールがもたらしたものについて検証してみたいと思います

なぜこのようなルールが設けられたのかについては、
第2、第3ジャンプでループの得意な選手は全てループをつけたり
トウループが得意な選手は全ての第2、第3ジャンプでトウループをつけるという傾向が
ジュニアやシニアででも見られました。
でもそれだけではなかったんですね。

ジュニアで顕著なジャンプの偏りがみられたから。

セカンド3Loの要素判定を調べていて見つけたのがこれです
ジャンプの偏り①
ジュニア下位の選手ですが何じゃ?こりゃの構成です。
2Fが4つ、2Tが4つ。エッジ系ジャンプはアクセル2つしか入っていません。ルッツも無し
見事に2Fと2Tはっかし!!!

かと思えばこんな選手まで!
偏向ジャンプ② こっちはシングルアクセルが1つ入っていますが2Lz4つと2Fが2つ。2Loも4つ

ISUがルールを変えたくなるはずだ。。。

たぶん、このような偏向のジャンプ構成を組む選手たちに「もっとたくさんの種類のジャンプを跳びなさい」
というのがもともとの目的だったのだと思います。セカンドジャンプへの制限をかけるのではなく。

このルール変更を受けて二人の構成がどう変わったのかも追っかけるために
ローカル大会ジュニア、シニアなども捜索してみましたが
・・・・・・・・・・ジャッジスコア1人ぶんしか見つかりませんでした(泣)
偏向スケーター その後①
3Tは2つ入りましたが2度の2A以外はすべてトウジャンプ。
ルールには対応してきましたがエッジ系ジャンプはアクセルのみというのはやはり偏りがあるように思います

ちなみにジュニア公式戦で判定を受けた事例はこちら
大会名名前予定していた要素ノーカン判定の要素
JGPクールシュベルAlexander SAMARIN3F+3T→3F+2T2A+2T
JGPクールシュベルJuni Marie BENJAMINSE3T+2T→2T+2T1A+2T
JGPチェコArtsiom TSELUIKO3S+3T→3S+2T2Lo+2T
JGPチェコAiza MAMBEKOVA2A+3T→2A+2T2Lo+2T
JGP日本Taichiro YAMKUMA3Lz+3T→3Lz+2T3Lz+2T
JGP日本Maisy Hiu Ching MA3T→2T3S<+2T
JGPエストニアAndrew TORGASHEV3T→2T
JGPエストニアJuni Marie BENJAMINSEN3T+2T→2T+2T
JGPエストニアTania MARGARIDO2Lo+1T
JGPドイツDaniil BERNADINER3F+3T→3F+2T2S+2T+2Lo
JGPドイツLaure NICODET3T→2T
JGPクロアチアAndrei LAZUKIN3A→2A2A
JGPクロアチアIllya SOLOMIN3T→2T
JGPクロアチアJiri BELOHRADSKY3F+3T→3F+2T3Lo+2T
JGPクロアチアPavel IGNATENKO3T→2T
JGPクロアチアAlexander BOROVOJ3T→2T
JGPクロアチアBurak DEMIRBOGA3T→2T
JGPクロアチアViveca LINDFORS3T+3T→3T+2T3Lz+2T
JGPクロアチアDeimante KIZALAITE2A→2A+2T
延べ19件。3回転ジャンプが2回転に抜けたところからノーカン判定を受けた選手が多いように思います


このルール、制限をシニア選手にも適用したことで思わぬとばっちりとなりました
予定していたジャンプが2回転に抜けたことから『同一の2回転は2度まで』の制限にかかる選手が
シニア選手でも続出してしまったのです

公式戦のみですが、これだけのケースがありました
大会名名前予定していて失敗した要素ノーカンになった要素
スケートアメリカグレイシー・ゴールド2A+3T→2A+2T3S+2T+2T
スケートカナダミハル・ブレジナ3A+3T→3A+2T3F+2T+2T
TEBフローラン・アモディオ3T+1Lo+3S→2T+1Lo+3S3S+2T
NHK杯村上佳菜子3Lo→2Lo3S+2Lo+2Lo
欧州選手権エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ2A+3T→A+2T3T+2T
世界選手権ミハル・ブレジナ4T→2T3A+2T
世界選手権セルゲイ・ボロノフ4T→2T3T+2T+2Lo
世界選手権シャヒ・ベセギエ4T→2T3F+2T
世界選手権マイケル・クリスチャン・マルチネス3T→2T2T
世界選手権ガブリエル・デールマン2A+3T→2A+SEQ(2Tは表記なし)3S+2T
世界国別対抗戦ナン・ソン
4T+3T→4T+2T2Lz+2T+2Lo
延べ11件。シニアも割と多いです
世界選手権ではこのミスによってSPで12位以内に入った選手が複数順位を落としました

なお、ガブリエル・デールマンの場合はプロトコル上では2Tは2度だけになっているので一見セーフではあるのですが、
最初の2Aが2A+3T予定だったのが第1ジャンプ店頭で単独に。
次の2Aでなんとかセカンドをつけようとするも着氷が乱れてオーバーターン後にジャンプを跳んでいました
FSのジャンプコンビネーション/シークエンスにおいて「第1ジャンプ着氷後半回転以上のターンが入った場合は
第2ジャンプは無視されて第1ジャンプ+SEQとする」と言うルールがあります

無視されたジャンプ要素であってもザヤックルールとしてカウントされてしまいますので
デールマンの3S+2Tは3度目の2Tを跳んだとしてノーカンという扱いになってしまったのです
3S+REPになってもいいから単独で放置するのが一番だったのですが
3Sは2度目でしたし最後のジャンプでもあったのでセカンドをつけなければとして3度目の2Tを跳んでしまったのでしょうね。

多くの選手は「2回転ジャンプの重複」を避けるために
「第1ジャンプ+ハーフループ+サルコウ/フリップ」の3連続ジャンプを跳ぶことで対策を獲っています

が・・・

ハーフループを挿む3連続ジャンプを取り入れる動きがますます加速して
3連続ジャンプがパターン化してしまうような気がしてなりません
これも2回転ジャンプ制限のルールによる弊害と言えるのではないかと思います

この素晴らしき,セカンド3Loの世界 ③ セカンド3Loの難しさ

セカンド3Loを跳ぶことについてですが、現在宮原知子のコーチをしている田村岳斗氏が
難しさに関して次のように述べていたことがありました

(セカンド3Loを跳ぶことが)なぜ難しいかと言うと、1つめジャンプを着地した右足でそのまま片足で跳んで、また右足で着地するので、左足を一度も着きません。1つめのジャンプの着地 の際、体重が足のベストの位置になりと、ループをまっすぐ踏みきれなくなってしまいます。少しでも左右や前後に傾いていたりすると、失敗する可能性が高 い。トウループは、左足が着けるので、少しぐらいバランスを崩しても、体をコントロールできれば、持ち直せて力で跳ぶことができます
今まで僕が見た中ですごいなと思ったのは、アレクセイ・ヤグディン選手が4回転ジャンプでオーバーターン気味で体が開いた状態だったにもかかわらず、体を強引に戻して、背筋力で無理矢理トリプルトウループを跳んだのを覚えています

ループが難しいもう1つの理由がタイミングです。着地の際、しっかり止まってすぐに次のジャンプに入るので、体重の位置と同じようにタイミングもぴったり 合わないといけません。コンマ数ミリの位置、コンマ数秒のタイミングでセカンドのループが跳べるか跳べないかが決まってしまいます
田村岳斗『華麗なる舞』より
(転載のそのまた転載で申し訳ありませんが、田村さんご自身がURL変更の際に古い記事は削除されてしまわれたので
転載して掲載されている方のものをお借りしました)


そこで、「力でトリプルトウループを跳んだ」というケースを探してみたところ
2001年スケートカナダFSの4T+3Tが該当することがわかりました(1:21あたり)


第1ジャンプ4Tの着氷の体勢をキャプチャして見ます
アレクセイ・ヤグディン4-3
角度を変えるとこんな感じ
アレクセイ・ヤグディン4-3②
はっきり言って着氷時の体勢が万全とも言えません。それでもセカンド3Tを回りきっています

セカンド3Tは男子選手なら力で3回転を回りきろうと思えば回れますし
女子選手でも2回転ならつけられるのです

ところがセカンド3Loはそのようなわけにはいきません
浅田真央ファンには思い出したくないかもしれませんが2007年ワールドSPの動画を貼らせていただきますと

つべの速度変更方はこちら
通常再生よりスローリプレイされる4:40あたりのほうが見やすいと思いますが
着氷時にエッジが回りすぎていますので、次のセカンドジャンプがどうなったかと申しますと

このとおり
浅田真央 セカンド3Lo失敗

普通は第1ジャンプ着氷で回りすぎたりしてしまうと単独で放置するのが一番です
ところが、浅田真央がなぜ強引にセカンド3Loをつけようとしたかについては
先に単独3Lzを跳んでいたことにありました
SPにおいてジャンプ要素は
①3回転と3回転、あるいは2回転のジャンプ(どちらが第1ジャンプでもよい)
②ステップからの3回転
③2回転のアクセルジャンプ
と決められているから。

どちらも単独で放置すると後に跳んだ3Fが【3F +COMBO】という扱いになってどのみちGOEで-3評価を受けてしまうから

浅田がワールドでこの失敗をするまでは安藤美姫とともに
2006―2007年にはほとんど失敗がないくらいセカンド3Loを跳んでいました
まだ二人とも10代という事もありますが、二人は絶妙なタイミングでエッジや体重をコントロールして
セカンド3Loを跳んでいたのです

浅田真央3F+3Loコレクション


安藤美姫3-3コレクション

安藤美姫と浅田真央のセカンド3Loについてはそれぞれ特徴があり、
安藤は第1ジャンプを着氷するやただちにセカンドを跳び、
ギュルルと早い回転でドリルのように切り裂くようなジャンプ、
浅田真央はしっかりとためを作りながらセカンドを跳び、
早い回転の中にも背中に羽が生えたかのような軽やかさがありました
私がセカンド3Loの魅力に取りつかれたのも二人のセカンドジャンプを見たからでした

ところが、このセカンド3Lo、現在のGOE基準に照らし合わせると
殆ど加点要素には当てはまらないのです

バンクーバー五輪プレシーズンまでのGOE加点基準はこちらになっていました
(フィギュアスケート資料室さんより
(1) [入り方の評価] 予期せぬ入り方、独創的な入り方、難しい入り方をしている
(2) [入り方の評価] 明確で評価に値するステップやスケーティング動作から直ちに跳んでいる
(3) [空中の評価] 空中で変形ポジションをとっている、または回転の開始を遅らせている
(4) [空中の評価] 高さもしくは飛距離が素晴らしい
(5) [出方の評価] 着氷時に手足がよく伸びている、または独創的な出方をしている
(6) [全体の評価] 入りと出の流れ(加えてコンビネーション・シークエンスではジャンプ間の流れ)が優れている
(※1~2個で+1、3~4で+2、5以上で+3評価)

英語ではこのような表記が
1. unexpected / creative / difficult entry
2. clear recognizable steps/free skating movements immediately preceding element
3. varied position in the air / delay in rotation
4. great height and/or distance
5. superior extension on landing / creative exit
6. superior flow in and out (and in-between in jump combinations / sequences)


当時は高さと飛距離が両立しなくても、高さ、飛距離のうちどちらかが良ければ評価の対象になっていたのです
綺麗に降りたセカンド3Loがどれに該当するかというと旧加点システムでも(4)(5)くらいしかないのです
ちなみにアレの猛スピードから突っ込んで跳ぶ3Lz+3Tについて
「スピードを殺さずに跳ぶので(1)の難しい入りに該当するというデマが飛び交っていますが、
予想外でも独創的でも難しい入りでもないので(1)には該当しません

バンクーバー五輪のシーズンから採用された加点要素はこちら
1)予想外の/独創的な/難しい入り
2)明確ではっきりとしたステップ/フリースケーティング動作から直ちにジャンプを跳んでいる
3)空中で変形姿勢をとっている/回転の開始を遅らせている
4)高さおよび飛距離が十分
5)着氷時に手足が良く伸びている。又は独創的な出方をしている
6)入りと出の流れ(コンビネーション、シークエンスではジャンプ間の流れ)が十分
7)開始から終了まで無駄な力が入っていない
8)音楽構造とよくあっている
※2個で+1評価、4個で+2評価、6個以上で+3評価

五輪シーズンから高さもしくは飛距離から「高さも飛距離も」求められるようになったのです。
セカンド3Loはセカンドでトウループを跳ぶのとは異なり、リズムよくポン、ポンと跳べないため
第1ジャンプと第2ジャンプの流れが詰まりやすい特徴もありますし、
セカンド3Tよりも神経を使うループでは力も入ってしまいます
【音楽構造とよくあっている】かなんて、採点ジャッジの主観で何とでも判断できる要素です
セカンド3Loはほとんど該当しなくなってしまったのです

最も高いGOEがついたのは2011年ジュニアワールドアデリナ・ソトニコワくらいでしょうか

GOEはこちら
ソトニコワセカンド3Lo

ジュニア時代のソトニコワの3Lz+3Loには直前にステップが入っています
採点ジャッジはGOE加点要素のどの部分を評価したのかまでは明らかにしませんが
恐らくは(1)(2)(5)(8)などの部分を主に評価して+2評価になったのではないかと思われます
シニアに上がってからはルッツのロングエッジ判定をとられてしまったのでジュニアほどには加点は付きませんが。

同じくソトニコワがソチ五輪で3T+3Tを跳んだ時の映像です

GOEはこんなについています
ソトニコワ セカンド3T 0:30くらいから3T+3Tが始まるのですが、着氷後に緩やかに大きなトレースを描いているのがお分かりかと思います
一方のセカンド3Loは大きなトレースは描いていません。殆ど演技の流れが止まっています
ジャンプを終えてから無駄な蹴り動作が一つ入っています

昨今の採点傾向からして、ジャッジはジャンプやスピンの入りや出を重視した採点を行い
演技の開始から終了まで要素と要素の間がよどみなく流れるものを好む傾向にあります
ジャンプも難しい入りで入っても着氷時点で流れが止まる者はあまり評価しませんし
スピン、ステップに関してもスピーディーで入りから出がスムーズなものをしっかり評価します
(かの方だけは別採点ですが)

ジャンプはスピードある助走から高く遠い放物線を描いて大きな放物線の中で決められた回転数を回りきり
回転を止めてアウトのエッジに乗り着氷で大きなカーブを描くジャンプを理想としています
実際そのようなジャンプを跳んでいる選手には非常に高いGOEがつきます

セカンド3Loは第1ジャンプでは高さや飛距離を出すことができても降りた時点で
ある程度スピードや回転を止めて次のジャンプを跳ばなければなりません
遠心力を利用して跳ぶしか方法がないので

そこに重心をうまく乗せて膝の屈伸等を利用して上に高く跳び上がらざるを得ません
ループジャンプは後ろ向きに踏み切るジャンプです。ある程度のプレローテーションや許されていますが
完全に前を向いて離氷してしまうのはダウングレード対象となっていますので
降りてから短いカーブの間に跳び上がって回転しなければならないという特性も持っています
そのためには第1ジャンプはやや回転不足気味に降りなければなりませんし僅かなカーブで次のジャンプを踏み切るので
同じ高さは出せても同じ飛距離はつけられないのです。
短い放物線の中で素早く回転軸を獲り速い回転で回りきらなければならなりません。
そのため、セカンド3Loはセカンドをトウループで跳ぶようには
回転を止めた状態で降りることができないので着氷に流れが出ず
次の演技へのムーブメントに入る際に無駄な蹴り動作が入ってしまうのです

技術審判は着氷後の流れが出ないのは回転が足りない状態で降りてきているから
と決めつけているように思いますし
採点ジャッジはセカンド3Loの持つ特性を理解しようとせずに高さや飛距離、着氷の流れだけを重視して採点を行うので
認定が厳しく仮に認定を受けたとしてもGOEが厳しいことになってしまうのではないでしょうか

セカンドジャンプをループで跳ぶ選手だってスピードやエッジ、
ウェイトをコントロールする技術を使っているのです
短い飛距離の中で素早く真っ直ぐな回転軸を作って回りきるというのは
トウループで跳ぶよりも高度なものだと私は思います

判定を甘くしろとは言いません。降りるときに思いっきりグリッとエッジが回っていたり
上体がのけぞるような明らかに足りないとわかるものは
回転不足の判定を受けても仕方ないと思う
浅田真央の3F+3Loは修正して幾分よくなったとはいえ
第1ジャンプの3Fをモホークから入る際に少しスピードを落としてしまうので
改善の余地はあるだろうと思います
現在ノービスでセカンド3Loを跳んでいる青木祐奈、樋口新葉は
セカンドジャンプの高さがやや足りないので彼女らにも改善すべきところはあるとも思います

加点のシステムが現行のままで、判定がこれだけ厳しいとシニアに上がった時に泣くのは彼女たちです
シニアではサマンサ・セサリオ引退で3Loを跳ぶ選手は誰もいなくなってしまいました
浅田真央は復帰予定ですが2回転ジャンプ重複のルール対策のために
ハーフループからサルコウを跳ぶ練習をしているので
3F+3Loとの両立は難しいでしょう。セカンド3Loを捨てる可能性もある

セカンドジャンプがトウループだけでなく、ハーフループを挿む3連続だけでなく
競技でバリエーションのあるコンビネーションジャンプを見たいのです。
今のところルール改正案は出ていませんが
セカンドループを跳ぶ選手たちが不利益をこうむることの無いようなものであってほしい

セカンドジャンプをループで跳ぶ選手には「トウループで跳ぶよりループの方が得意」と言う選手もいるでしょう。
でもほんのわずか、認定とのギリギリのところで回転不足を受けたというだけで、
どうせグリ降りジャンプでしょとレッテルを貼られるのが
セカンドでトウループを跳ぶのは確かに高いGOEを得るという点では効率的かも知れない。
でもセカンドでループを跳ぶ選手は、実はトウループで跳ぶ選手よりも神経を使い、高度な技術を使い
認定を受けたいと努力を重ねていることも忘れないでいただきたいなと思っています

この素晴らしき,セカンド3Loの世界 ② セカンド3Lo受難の歴史

2002年ソルトレイクシティ五輪のペア競技不正採点疑惑から
ジャンプは回転数や種類に応じて、スピン、ステップ、スパイラルシークエンスに
何度に応じてレベルをつけて基礎点を設定し、質の7段階評価による得点で技術点を出し
プログラム全体の評価については「スケーティング技術」「要素の繋ぎ/リンキングフットワーク」
「演技力/遂行力」「振り付け/構成」「曲の解釈」を10段階評価する新採点方式に移行することが決まり
2003-2004年よりISUグランプリシリーズで新方式による採点が試験的に行われ、
翌2004-2005年よりISU選手権大会含むすべての大会で完全施行されることになります

これにより、第2、第3Loは厳しい回転不足判定にさらされ、受難が始まることになるのです
新採点方式以降直後の2003-2004年から、トリノ五輪の行われる2005-2006年までは
回転不足に関して、現行ルールのような不足を表す【<】や【<<」】の表記は全くなく、
問答無用で1回転少ないジャンプで表記
されておりました

たとえば3Lz+3Loの第2ジャンプで回転不足判定を受けますと
3Lz+2Lo

となってしまうわけです
当時のルールとしてはプロトコルのザヤックルールでカウントされるのは【試みたジャンプの回転数】ではなく【判定を受けて確定した回転数】でしたので
セカンド3Loが回転不足判定を受けたからと言って、ザヤるという事はありませんでした
むしろ受難となるのは4Tに挑戦して回転不足判定を受けたばかりにプロトコルに3Tと表記され
3Tの重複でザヤックルール違反扱いになったクワドジャンパーたち。
回転不足はよほどひどいものでなければ自分では回転が足りているのか足りてないのかわかりません。
プロトコルが発表されて初めて回転不足を知り、4Tが3T扱いとなってザヤることに気付くという酷い状態
でした
フィギュアスケート資料室さんからも資料をお借りして
第2、第3ジャンプで跳ぶ3Lo判定件数の経緯を探っていきたいと思います

2003-2004年

新採点方式はGPSのみ。選手権大会は旧採点方式で行われました
【男子】
2003-2004男子 +3Loの選手は全部で5件。
当時のプロトコル表記は回転不足判定を受けると【2Lo】ですからG`Sのプロトコルで2Loと表記されている選手の中にも
下りた選手は他に何名かはいたのではないかと思います
第3ジャンプで、ではなく3―3で跳ぶ選手はケヴィン・ヴァン・デル・ペレン選手1人のみでした
ちなみにこの年の女子認定者はゼロです
 
2004-2005年
新採点方式へ完全移行。
この年も判定のルールもザヤのカウントの仕方も同じです
男女の認定件数はこれだけの方がいました
【男子】
2004-2005男子
シークエンスを除いて+3Loは全部で7件。3―3で跳んだ選手は4件でした
ダイスこと村上大介は当時は日本代表ではなくアメリカ代表でした。
(日本代表に移籍したのは2007-2008から)

【女子】

2004-2005女子
女子は6件。安藤美姫とイリーナ・スルツカヤばっかし。しかも第3ジャンプに2Tをつけるというこの余裕。
女子は安藤美姫、スルツカヤの独断場。ちなみに安藤美姫の3Lz+3Lo+2Tの得点13.50は
【1つのジャンプ要素としては女子歴代最高得点】
だそうです
回転不足判定は厳しくはありませんでしたが、受けると+2Lo扱いですのでこのシーズンも
もっと挑戦者はいたのではないかと思います

2005-2006年
トリノ五輪のシーズン。回転不足判定でザヤに泣いていたのは主に4回転ジャンパーだけでしたが
とうとう第2、第3ジャンプで3Loを跳ぶ選手にも受難者が現れます
それがこの織田信成でした
織田信成_convert_20150527121621
全日本選手権男子シングルに関しては採点ミスから優勝者と2位の選手が入れ替わるという前代未聞の大失態が起こったのですが
実はこのシーズン、回転不足判定に関しては現行ルールのような
【ザヤックルールのカウントは判定を受けて確定した回転数ではなく試みた回転数で行う】ことにはなっていたのですが
技術審判にはセミナーで口頭で伝えられていただけであって、ルールに明記はされていませんでした

そのため知らない技術審判は判定後に確定したジャンプ回転数でザヤをカウントするというバラバラな判定でした

織田信成の全日本FSのジャンプ構成は以下のとおりでした(動画捜索中です)
3A+3T+3Lo
3Lz+2Lo
3S
2A+3T
3F
3Lo
2A
3Lz

織田信成は冒頭の3連続ジャンプの3Loで「回転が足りてない」という自覚があったのでしょう。
案の定、判定は回転不足で表記は2回転となりました
実は日本スケート連盟の失態によりオフィシャル資格を持つ者で
『ザヤのカウントは試みた回転数で』のルール変更を誰も知らなかったのです
。1人を除いて。
連盟が知らないのですから当然コーチも選手も変更されていたなんて伝えられるはずもありません。
でも冒頭の3連続で3Loは2Loの扱いになるから3Loは1度も入っていないと思い
予定通りに単独3Loを跳び、最後に3Lzを跳んだのです

さすがにこれは殿が全面的に悪いとは言い切れないと思います
オペレーターも「判定確定後」で要素を表記しますので
3Loは2Loという表記になり、3Lzはセーフという判定になってしまったのです
ところが、たった一人だけルール変更を知っていた方がいました。
全日本を客席から見ていたISUのスペシャリスト資格を持つ岡崎真氏でした。
「織田信成の得点が高すぎる。ザヤックルール見落としがあるのでは?」という指摘を受けて
試合に関わっていたオフィシャルが慌ててISUに問い合わせて変更を知ったという大失態により
織田信成と高橋大輔の順位は入れ変わることになったのでした。
岡崎さん、ルール変更を知ってたんなら ちゃんと連盟なり他のオフィシャルメンバーに伝えておけばよかったんじゃないの?
そうすれば採点ミスなんて起きなかったのに!!

でも、悪の権化は失態をやらかした連盟ではありません。中継を行ったフジテレビ
フジテレビは採点ミスがあったことを知っていたのですよ。
連盟から採点をやり直して一度発表してしまった「1位:織田信成、2位:高橋大輔」の順位付けもやり直すから
それまで表彰式を行うのは待ってくれ」と伝えて
いたのです。
ところが「放送時間がもう残ってないから」と表彰式を強行してしまったのです。
高橋大輔も織田信成も順位が入れ替わったと知らされたのは
「テレビのための表彰式」が終わった後のことだった。


んで、シレッと他人事のように週明けには自局でこんな放送をしているのですよ。

どういう神経してるんだろうね?

話が逸れてしまいましたがこのシーズンの認定選手はこちらでした。
【男子】
2005-2006 男子

【女子】

2005-2006 女子
ちなみに五輪もワールドも、ISUは【ザヤは試みた回転数でカウントするよ】と言いながら、
どちらも実際にはザヤのカウントは【判定を受けて確定した回転数】で行っています

主にザヤったのはクワドジャンパーで、ループが関係したのは後にも先にも織田信成の一件だけですが
なんというダブルスタンダード!どこからも不服申し立ては無かったのでしょうか?と大いに疑問の残るシーズンでした

2006-2007年
しぶしぶ漸く回転不足判定に【 < 】の表記が明記されることになり
それによって回転不足判定の選手がちらほら現れます
【男子】
2005-2007年 男子
【女子】
2006-2007.jpg
男子は主にジュニア選手ばかりですが、女子ではこれだけの回数でセカンド3Loが跳ばれていて
判定を受けていたのはミラ・リュンのケースだけでした

2007-2008年
ルッツ、フリップにロングエッジ判定導入。
【男子】
2007-2008 男子 第2ジャンプを3Loで跳ぶ選手は8件。3―3―3の最期に3Loを跳ぶ選手も1件。
男子は力で第3ジャンプをループで跳べますので回転不足は非常に少なくたった1件です

【女子】
2007-2008年 女子
女子はアシュリー・ワグナーのシニア参戦でセカンド3Loジャンパーは3人。
のべ12件跳んだケースがありましたが認定件数はたった5件。浅田とワグナーに集中しました
ワグナーはルッツがエラー持ちですのでe 判定による減点も行われますので
跳ぶたびに【単独で3Lzを跳んだほうがマシ】な得点になってしまいました。
安藤、浅田選手の技術点も頭打ちになり、両者でトップを争っていくかに思えた女子シングルは
その後ループの跳べないキム・ヨナも加わって3つ巴の展開になります

2008-2009年。
とうとうあの、「回転不足判定はスロー速度のリプレイを導入して厳しく判定する」のルールが導入されることになります
これによって男子も女子もさらに回転不足判定(特に第2、第3ジャンプの3Lo)の締め付けが厳しくなります

【男子】
2008-2009年 男子 男子は第3ジャンプで3Loを跳んだ件数が12件。3―3―3の第3ジャンプでは7件ありました
判定の数は5件と件数アップです

【女子】
2008-2009年女子
さらに悲惨なことに。11件中、認定された件数はたった2件。それも酷い減点ばっかし
言っておきますが、記憶している限り、ではお手つきやツーフットは無かったのですよ。
『明らかに全然足りねー』という不足もフラットのケース1件のみだったと思います。
それなのになんなのでしょうか?この酷い減点は?
ちなみに安藤、浅田、ヨナの3つ巴になるはずの女子の勢力がこのシーズンで一転、
安藤、浅田の勢いが完全にそがれ、ヨナのひとり舞台になったことは言うまでもありません

2009―2010年。
とうとうフィギュアスケート資料室さんからお借りした資料も枯渇してしまいましたので
ここからは自力で調べた公式戦の要素判定結果一覧の掲載となります
件数が激減しますので男女も大会の開催日程順番もちゃんぽんで。
青で囲っている選手は男子回転不足もエッジエラーも無しの認定はピンク回転は認定されたもののe判定は黄色で表記しました
赤字は減点です

大会競技名前要素GOE
四大陸選手権SPJoey RUSSELLCAN3F+3Lo0.00
四大陸選手権FSJoey RUSSELLCAN3F+3Lo0.60
バンクーバー五輪SPMiki ANDOJPN3Lz+3Lo<-1.20
ロステレコム杯SPMiki ANDOJPN3Lz+3Lo<-2.50
スケートカナダSPJoey RUSSELLCAN3F+3Lo0.60
JGPハンガリーFSZhan BUSHRUS3S+3Lo+SEQ-1.71
JGPベラルーシFSZhan BUSHRUS3S+3Lo+SEQ0.29

男女を合わせてもこれだけしかいない・・・
女子最後の砦は浅田真央かと思いましたが安藤美姫でした。
男子で3連続の第3ジャンプで跳ぶ選手が一人入るかと思いましたがゼロでした。
男子はジョイ・ラッセルが、女子は安藤が一人気を吐いたという感じですね。
ラッセルは3度跳んで全て認定を受けましたが安藤美姫の方は2度挑戦するも全く認められませんでしたが。
ちなみにジュニア女子で公式戦での挑戦者はゼロでした
(B級で見つけたらまた加筆します)

2010―2011年。
この年度より回転不足判定がやや緩和されることになります
表記回転不足区分GOEつけ方
<(under-Roated)4分の1以上2分の1未満「最終GOEは±に制約されないエラー」で最大評価から1段階下げ
<<( dawn-grade)2分の1以上の回転不足「最終GOEは必ず-になるエラー」で-2~-3評価
ちなみにこのシーズン、ジュニア選手のSPステップからのジャンプ課題は『ループ』ですので
セカンド3Loを入れることはできません

男女シングル、ジュニア、シニア合わせてこれだけの挑戦者が現れました
大会名種目名前国籍要素GOE
JGPオーストリアFSAdelina SOTNIKOVARUS3Lz+3Lo0.30
JGPイギリスFSAdelina SOTNIKOVARUS3Lz+3Lo<<-1.90
JGPドイツFSMin-Seok KIMKOR3S+3Lo<<-1.50
JGPFFSAdelina SOTNIKOVARUS3Lz+3Lo0.70
Jr.世界選手権FSAdelina SOTNIKOVARUS3Lz+3Lo1.00
四大陸選手権SPAmelie LACOSTECAN3Lo+3Lo<-1.50
四大陸選手権FSRachael FLATUSA2A+3Lo<-0.60
NHK杯FSShawn SAWYERCAN3F+1Lo+3Lo+SEQ-0.10
スケートカナダSPAmelie LACOSTECAN3Lo+3Lo<-1.90
中国杯SPMiki ANDOJPN3Lz+3Lo<-0.60
GPFSPMiki ANDOJPN3Lz+3Lo<<-1.40

実施されたセカンド3Loのジャンプコンビネーションは延べ10度。
認定を受けたのはシニアはゼロ。ジュニアのアデリナ・ソトニコワのみでした
ジュニアも回転不足判定はシニア同様スロー速度のリプレイで行われますが
シニアほどにはロングエッジ判定やUR判定は厳しくないところもあります
UR判定導入で「質が良ければ最終GOEで加点も」と建前上なっていますが
判定を受けると見事に減点ばかりでした
ショーン・ソーヤー選手に関してはハーフループを挿んでもその後跳ぶのが3Sではなく3Loでは
入れる意味がないと思うんですが・・・なんだかよくわかりません
安藤美姫、ラコステが果敢にセカンド3Loに挑みましたが結局全く認定されず、モスクワワールドは完全回避となりました
(ワールドは来季の出場枠がかかっていますので仕方ないと言えば仕方ないのですが)

2011―2012年
GPSに関して男女シングルの出場人数を12名から10名に削減
「ワールド上位6位以内の選手には最大3大会までの出場を認める。
3大会目を出場する選手には出場ボーナス
」と言うルールを適用しますが
(ファイナル進出条件は出場した3大会のうち最も順位の高かった2大会で集計)
参加者はミハル・ブレジナ、カロリーナ・コストナー、アリョーナ・レオノワのたった3名。
結局このシーズン限りとなりました。(10名は継続で)
なお、ジュニアのSP課題は3Lz。
大会名競技名前国籍要素GOE
JGPオーストラリアSPHae-Jin KIMKOR3F+3Lo< e-1.60
JGPオーストラリアSPCourtney HICKSUSA3F+3Lo<-0.60
JGPオーストラリアFSCourtney HICKSUSA3F+3Lo<<-1.90
JGPオーストラリアFSHae-Jin KIMKOR3F+3Lo<<-2.10
JGPポーランドSPArtur DMITRIEVRUS3F+3Lo1.00
JGPポーランドFSKristina ZASEEVARUS3Lo+1Lo+3Lo<+SEQ-2.10
JGPオーストリアSPGordei GORSHKOVRUS3F+3Lo e-1.30
JGPオーストリアSPMaurizio ZANDRONITA3Lo+3Lo-0.80
JGPイタリアSPMaurizio ZANDRONITA3Lo+3Lo<-2.10
Jr.世界選手権SPAdelina SOTNIKOVARUS3Lz3Lo e0.20
四大陸選手権SPCaroline ZHANGUSA3Lo+3Lo-1.60
世界国別対抗戦SPAmelie RACOSTECAN3Lo+3Lo<<-1.50
中国杯FSAdelina SOTNIKOVARUS3Lz+3Lo e-0.50
ロシア杯FSAdelina SOTNIKOVARUS3Lz+3Lo e-1.70
セカンド3Lo挑戦者は13件。3-1-3のシークエンスで3Loを跳んだ件数が1.
シニア男子はもう一人もいません。シニア女子もラコステ、ジャンだけです(ソト子は年齢的にはまだジュニア)
回転不足判定もe判定もつかなかった選手はアルトゥール・ドミトリエフだけ
ソトニコワはジュニアGPS時代ではルッツのロングエッジ判定も無しでしたがシニアではeが付きまくりでした
ルッツのエッジが×ですが、セカンド3Loは回転が足りているという事でセーフのうちに入れておきます
余談ですが、韓国のヘジン・キム。彼女はジュニア昇格当時は(韓国国内のみでですが)キム・ヨナ2世と言われてました。
その後の彼女を見るとすっかり伸び悩んじゃったなぁという気がします
(パク・ソヨンといい演じ方がヤツそっくりなので・・・アカンて。二人ともヨナ路線からもう離れるべきです)

2012―2013
オリンピックプレシーズンです。
このシーズンではジュニアの課題はフリップ
大会名競技名前国籍要素GOE
JGPフランスSPAlexander PETROVRUS3Lz+3Lo e-1.80
JGPフランスFSAlexander PETROVRUS3Lz+3Lo-1.40
JGPフランスSPYuda MATSUDAJPN3Lo<+3Lo<<-2.00
JGPスロベニアSPManuel DRECHSLERAUT2Lz+3Lo-0.20
スケートカナダFSPolina SHELEPENRUS3Lz+3Lo<<-1.50
四大陸選手権SPChristopher CALUZAPHI3Lo+3Lo0.20
四大陸選手権FSChristopher CALUZAPHI3Lz+3Lo<-0.50
四大陸選手権FSMao ASADAJPN3F+3Lo<-0.40
国別対抗戦FSKevin REYNOLDSCAN3F+3Lo0.40
国別対抗戦FSMao ASADAJPN3F+3Lo<-0.40
あらら。又減ってしまいました。
ソトニコワはこのシーズンセカンド3Loは挑戦していません。ラコステ姉さんも回避しました
セカンド3Loを跳んだ件数は11件。シニアで認定を受けたのはフィリピンのクリストファー・カルーザ、ケヴィン・レイノルズ
女子の認定者はゼロでした。

2013―2014
ソチ五輪シーズンです。浅田真央は女子初の6種8トリプルに挑むシーズンとなります
ジュニアのジャンプ課題はループ。という事でこのシーズンはまたSPでの挑戦者はゼロとなります
せっかくセカンド3Loの3-3を跳んでもステップからのジャンプが2回転では意味がないので
(ジュニアはステップからのジャンプは2回転でもOKですけどね)
大会名競技名前国籍要素GOE
JGPメキシコFSNatalia OGOREL TSEVARUS3Lo+3Lo<-1.90
JGPベラルーシFSNatalia OGOREL TSEVARUS3Lo+3Lo<<-1.40
スケートアメリカSPSamantha CESARIOUSA3Lo+3Lo<<-1.20
中国杯SPAdelina SOTNIKOVARUS3Lz+3Lo<-1.60
TEBSPAdelina SOTNIKOVARUS3Lz+3Lo<< e-2.00
TEBSPSamantha CESARIOUSA3Lo+3Lo<-0.80
GPFFSAdelina SOTNIKOVARUS3Lz+3Lo e-0.30
四大陸選手権SPChristopher CALUZAPHI3Lo+3Lo0.00
ソチ五輪FSMao ASADAJPN3F3Lo<0.00
世界選手権SPChristopher CALUZAPHI3Lo+3Lo<-1.60
世界選手権FSKevin REYNOLDSCAN3F+3Lo0.60
世界選手権FSMao ASADAJPN3F<+3Lo0.00

セカンド3Loを跳んだケースは12件。eも<も無かったのはケヴィン・レイノルズとクリストファー・カルーザのみ。
浅田真央はGOE-評価はつきませんでしたがソチはセカンド3LoはUR判定、
ワールドでは第1ジャンプの方でUR判定がついてしまいました。ソト子はe判定が。
ソト子ちゃん、3Fからセカンド3Loをつけて単独で3Lzを跳ぶとなんとかなりそうな気もするのですが
このシーズンは3Fがやや安定感に欠けていたので難しかったのかもしれません

2014―2015年
シニアGPSは再び男女シングルは12名で行われることになります
セカンド3Loジャンパーのケヴィンは故障、浅田、ソトニコワは休養と寂しいことになりました
大会名競技名前要素GOE
JGP日本SPYaroslav PANIOTUKR3F+3Lo-0.40
JGPドイツSPYaroslav PANIOTUKR3F+3Lo-0.30
JGPドイツFSyaroslav PANIOTUKR3F+3Lo-0.30
スケートアメリカSPSamantha CESARIOUSA3F+3Lo<-0.70
四大陸選手権SPSamantha CESARIOUSA3Lo+3Lo<-0.90
このシーズン、3回転以上のジャンプに関して同一ジャンプの2度とも単独になった場合は後に実施したものを基礎点の7割にして
他のジャンプにセカンドをつけられるというザヤックルール緩和が行われる
一方で
SPで要素抜けのジャンプは基礎点を与えないというルール、
全ての2回転ジャンプで同一ジャンプは2回までというルールに変わったこともあり
挑戦者はたった二人、5件にとどまりました
セサリオちゃん、一度も認定を受けませんでした
男子のジュニア選手も回転は認定を受けましたが加点を受けるというものではありません。全員GOEは真っ赤っかです。

う゛。。。見事に減点ばっかし。

回転で認定を受けるセカンド3Loと、判定を受ける3Loでは何が違うのでしょうか?
 
踏切り×回転○の3Lz+3Lo(1:05あたり)


認定を受けられなかったセカンド3Lo(1:45あたり)

う゛・・・両者の違いが全く分からない

技術審判は着氷時の回転についてはスロー速度を用いたリプレイで検証を行いますが
離氷については「前向きで踏み切るジャンプを明らかに後ろ向きで踏み切ったり
後ろ向きで踏み切るジャンプを明らかに前向きで踏み切った場合はダウングレードする」とは決めているものの
踏切りが正しいかをスロー再生で検証することはしません。
Under-Roatedがとられる場合は着氷時に回転不足があると断定されます

回転不足判定に関しては
・氷のしぶきの大きさ
・トレース(等から降りて 「て」や「と」のトレースになる)
等で判断されます

浅田真央のセカンド3Loはスロー再生で検証するに
トレースは決して「て」のようなカーブを描いているわけでもありませんし
氷のしぶきが大きかったというわけでもありません
ただ、着氷時にブレードが蛇行する動きがみられました
技術審判によっては着氷時に重心がぶれてブレードが蛇行するのを嫌い、判定を下す者もいます
もしかしたらそれが判定を受けてしまったのかもしれません。

2014年スケアメのサマンサ・セサリオも似たようなケースでした(0.20あたり)

セサリオのセカンド3Loは着氷時のブレードが動きまくっています
中には明らかに足りないと思うセカンド3Loもありますが
このような形で判定を受けるのはもったいないですね

男子はいつからか3-3-3で3Loを跳ぶのをやめてしまいましたし
3-3のセカンド3Loを跳ぶ選手もいなくなってしまいました
女子選手でも挑戦する選手はほとんど見かけません。
認定は厳しいし、仮に認定を受けてもセカンドを3Tで跳ぶような、高いGOEはもらえないから。
ではなぜセカンド3Loは高いGOEをもらえないのでしょうか?
次はその理由を跳ぶことの難しさとともに探っていこうと思います

この素晴らしき,セカンド3Loの世界 ①美しきセカンド3Loジャンパーたち

回転不足がスロー速度によるReplayで判定されるようになったため
認定者は泣きたくなるくらい激減してしまいましたがなんとかしてほしいわー(泣)糞ジャッジ、コノヤロー!(▽Ⅲ▽♯)
青木優奈や樋口新葉ら果敢にセカンド3Lo習得に取り組んでいる選手のためにも
セカンド3Lo復権を希望すべく、私の覚えている限りのジャンパーたちを紹介しながら
セカンド3Loの難しさや素晴らしさについて思うことを述べたいと思います

まずはジャンプの基礎点のおさらいを
新聞その他の報道では第1ジャンプ、第2ジャンプの種類はお構いなしで
3回転+3回転と言う括りにされてました
浅田真央がジャンプ修正に取り組み、調子を落としたときには
「○○選手の3T+3Tは浅田真央の3Aより難度が高い」などとほざくメディアがいて
ハァ?単独ジャンプといちばんやさしい3―3を一緒にすんな!
と憤慨したものです

3回転+3回転の難度順はこちら
3A+3Lo 13.60
3A+3T 12.60
3Lz+3Lo 11.10
3F+3Lo 10.40
3Lo+3Lo 10.20
3Lz+3T 10.10
3F+3T 9.40
3Lo+3T 9.40
3S+3Lo 9.30
3T+3Lo 9.20
3S+3T 8.30
3T+3T 8.20


最も難度が高いのは3A+3Loですが、現在は跳べる選手は男子でも1人もいません
跳べていたのはこの方だけ!

ロシアのアレクサンドル・アブト選手。

彼がこの3―3を成功させたのはこのたった1度だけ。

覚えている限りで女子選手で最初にセカンド3Loをプログラムに入れ始めたのは
アメリカのタラ・リピンスキーでしょうか?
後半に3Lo+3Loを跳んでいて、ミスの無い演技とこの高難度ジャンプが1998年長野五輪金メダルの決め手となりました
浅田真央がセカンド3Loを取り入れるきっかけになったのも彼女の演技。
タラ・リピンスキー_convert_20150526120053

(2:55あたり)
リピンスキーについては「特例措置で五輪に出場した」と誤解されている方もいらっしゃるかもしれませんが
彼女が特例措置で出場したのは1997年世界選手権1大会のみ
1998年長野五輪については「オンシーズンの7月1日までに15歳」とい資格を満たしたうえで出場しています
この五輪直後の引退で五輪を含む選手権大会の特例措置は完全撤廃に繋がりました


続いてはこの選手!同じく3S+3Loに成功したアメリカのサラ・ヒューズ選手
サラ・ヒューズ_convert_20150526122447


彼女の何が凄いかというと、3S+3Loと3T+3Loを同時に入れているという事!
セカンド3Loの難度としては高いとは言えませんが、セカンドLoは降りるだけでも難しいのに
五輪という大舞台で1つのプログラムに2度のセカンド3Loというのは非常に素晴らしい!
この2つの3―3でグッと五輪金メダルを引き寄せたのです
(他のジャンプやスピン、ステップについてはイマイチだったのでこの金メダルを巡っては
スルツカヤを要するロシアが猛抗議してすったもんだありました
この2002年ソルトレイクシティ五輪というのはペアで不正採点疑惑が持ち上がったこともあり
新採点方式以降のきっかけとなりました

2002-2003年には世界を震撼させるセカンド3Loジャンパーが現れます。
その名は安藤美姫
安藤美姫_convert_20150526145654

安藤美姫は2002年Jr.GPFで女子史上初めて4Sに成功し新採点方式で初めて認定を受けると
ジュニア世界選手権で3位に入り、翌シーズン全日本では4Sと3Lz+3Loに成功
2004-2005年には3Lz+3Loを引っ提げて本格的にシニア参戦するのです
こちらはマーシャルズの動画です

もはやクレイジーって感じですね。
この安藤のFSの構成にISU幹部のおっさん幹部が賞賛するどころか
「安藤のクワド成功で女子もいよいよ大技に挑戦する時代が訪れるだろう。
彼女らは転倒を繰り返しても挑戦することになるんだろう
でも、そんな演技を見て誰が美しいと思えるのだろうか。女子は3回転ですら限界なのだ」

などと批判して、なんとしても女子大技時代突入を防ごうと抑えにかかるのでした

でも、勝手に女子の限界を決めんな!!(▽Ⅲ▽♯)
だいたい、ジャンプというのは何度も転倒やステップアウトや失敗を繰り返して
身に着けていくものと違うんかい!
最初から完璧にできて一回も失敗せん奴なんか誰もおらんわ!!


・・・失礼いたしました。

安藤美姫の凄いところはどんなジャンプにもセカンド3Loをつけられるというところでしょうか?
2004年には3F+3LoをGPFで跳んでいますし、3Lz+3Lo+2Tを跳ぶという離れ業もやってのけています。
2008-2009年には糞ジャッジの嫌がらせでこれでもかとセカンド3Loで回転不足判定を受けましたが
3T+3Loも跳んでいましたね。
(3T+3Loについては例の女王さまサイドからイチャモンつけられてから全く認定を受け無くなって完全に取り上げ)

2004-2005年になると、3度目五輪挑戦で悲願の金メダルを狙うロシアのイリーナ・スルツカヤ
セカンド3Loを引っ提げて女王への道を突き進みます

スルツカヤはロシア杯で3S+3Lo+2Tに成功すると、2005年世界選手権は3Lz+3Loに成功し
4大会ぶりの優勝。トリノ五輪は優勝候補筆頭としてシーズンを迎えるのでした
こちらの動画ではスルツカヤも2001年に3S+3Loを跳んでいたようです

2005-2006年には再び世界を震撼させる選手が!
皆さんご存知の浅田真央、です。
浅田真央_convert_20150526151445
浅田は2002年の全日本選手権に特例で出場すると、3F+3Lo+3Tという非公式ながら女子初の3-3―3に成功。
2005年ジュニア世界選手権女子で史上初めて3Aを成功させると当時のSP歴代最高得点で優勝し
2005-2006年には3Aと3F+3Loを引っ提げてシニアGPSに殴り込みをかけるのです

こちらはまだ12歳の浅田真央ですが

3-3-3の後、さらに3Lz+3Loまで跳んでるんですよね。。。今でいうところのフルッツですが。
ノービスの選手がシニアと同じ演技時間をスピードを切らさずに演じ切っているというのも凄いと思います
ジャンプだけに目がいきがちですが、スピンはこのときから軸のブレないものをこなしていたのですね。
当時の山田満知子コーチは「真央の凄いところはジャンプではなくステップ。左右バランスよくステップを踏めるところ」
と評していたそうです。シニアと比べるとさすがに劣りますが、
ジャンプ、スピン、ステップ、スパイラル全てを兼ね備えた選手だったと思います
八木沼さんも実況アナも「どんな選手に育っていくのか非常に楽しみですねぇー」と仰ってますが
そう思うならカスゴミも周囲も浅田を大切に育ててほしかったですね。
カスゴミなんて「表現力高いですからねー」と言っていたのがシニア参戦したら途端に
「子供っぽい」と手のひら返しですもん。コノヤロー(▽Ⅲ▽♯)


シニア選手権出場権を持たない浅田が3Aと3F、3Loを引っ提げてトリノの金メダル候補を蹴散らしにかかり、
トリノ五輪代表選考を巡って全日本では男子も女子もすったもんだした2005-2006年。
このシーズンにはこの選手もジュニアGPSで密かに3Lo+3Loを跳んでおりました
アメリー・ラコステ_convert_20150526145732
カナダのアメリー・ラコステさん。動画は目下捜索中です

浅田真央がシニアに参戦する2006-2007年は安藤美姫と浅田の独断場になりつつも
両者が出場した2006年スケートアメリカではミラ・リュン(カナダ)も3Lz+3Loを組み込み
3選手セカンド3Loの競演に!
ミラ・リュン_convert_20150526152639(動画が見つからないので写真だけ。動画は目下捜索中)

更にアシュリー・ワグナー(米)、レイチェル・フラット(米)もセカンド3Loを組み込み
セカンド3Loは最盛期に!

・・・・・・

なるはずでした


 アシュリー・ワグナー_convert_20150526151512 レイチェル・フラット_convert_20150526151654

2007-2008年からルッツ、フリップ踏切りにロングエッジ判定導入
2008-2009年には回転不足判定にスローリプレイ導入により
セカンド3Loはおろか、ほとんどの女子選手はセカンド3回転を奪われてしまうのです(かの女王様を除いて)
最後の砦、浅田真央も2009年SP認定を最後にとうとうセカンド3Loジャンパーがいなくなり
にわかにぷしゅーとしぼんでしまうのでした

2008年4CC・FSのワグナーさん、冒頭で跳んでます(セカンド3Lo<とe判定のおまけつきで)

こちらはレイチェル・フラット選手(スマン。フラットだけの演技の動画が見つかりませんでしたのでSPフルサイズバージョンで。
31:50あたりから演技開始で、プログラム冒頭で跳んでいます。動画を見たい方はSAYURIの安藤さんまでどうぞ
最後の演技の方はお目汚しになりますので見なくて結構です


浅田真央もセカンド3Loを諦めたバンクーバー五輪シーズン、
五輪の大舞台で安藤美姫が再びセカンド3Loに果敢に挑戦するのでした
本当であれば動画も紹介ところですが、
糞IOC、とうとうキム・ヨナ以外の全ての女子選手の単独映像まで削除しやがった!!
niconicoまで!!!チッ(-_-メ)
未だに女子シングルのフルサイズ動画だけ上がらんし。
ソチはフィギュアスケートの動画そのものがアップされんし。
何か映ってはいけないものでも映っているのかしらね?

バンクーバー五輪終了後からソチシーズンに向けて回転不足判定が
「4分の1以上2分の1未満の判定は基礎点7割になるもGOEはジャッジの裁量で+評価」
と緩和され、ぼつぼつとセカンド3Loが復活の道を歩み始めます

最初の挑戦者はアデリナ・ソトニコワ
アデリナ・ソトニコワ_convert_20150526152951
得意の3Lz+3Loを引っ提げてシニア参戦するのですが、待っていたのは厳しいロングエッジ判定でした

回転そのものは認定をされているのですがルッツがぁぁぁぁぁ!

ソトニコワの生年月日は1997年7月1日。
【7月1日までに満15歳】という出場年齢についてのルールですが
私は7月1日生まれならシニア参戦できると思ってました
6月30日誕生日→選手権大会出場OK
7月1日が誕生日→ダメ!!もう1年ジュニア

というのは彼女で初めて知った次第です

2009-2010年のバンクーバー五輪シーズンにはソトニコワとこの後登場しますポリーナ・シェレペン、
エリザヴェータ・トゥクタミシェワらとともに「ソチ五輪を担うロシア三人娘」と呼ばれていました。
現在の恐ロシアは彼女らから始まったのかもしれません

続いての挑戦者は、アメリカのキャロライン・ジャン。
キャロライン・ジャン_convert_20150526164447
彼女独特の柔軟性の高さを生かした「パールスピン」名付け親となった選手、
と言えば思い出される方も多いかと思います。
長く苦しんだルッツ修正や(成功しなかったけど)、度重なる背筋痛(原因は恐らくパールスピンのやり過ぎ)から復活して
2012年ナショナルSPで3Lo+3Loに成功すると、直後の四大陸選手権SPでもプログラムで跳んでみせるのです

こちらは全米選手権SP動画ですが。残念ながら、認定は受けませんでした

2012年スケートカナダではこちらの選手がセカンド3Lo挑戦!
ポリーナ・シェレペン_convert_20150526152920
ロシアのポリーナ・シェレペン選手。
シェレペンもロシア三人娘のひとり。一足早くシニア移行でした
もともと得意としていたセカンド3Loは3Fからでしたが、3Fがエラー持ちのためセカンド3Loは3Lzにつけるようになるのですが
・・・
撃沈

シェレペンさん、2013-2014年シーズンから母親の母国であるイスラエルに国籍変更、8月に引退されました。

2013年四大陸選手権FSで3Aの封印を解いた浅田真央がFSでも伝家の宝刀を抜くのですが
こちらも撃沈


さらにこの方も
サマンサ・セサリオ_convert_20150526164617
アメリカのサマンサ・セサリオ選手。

彼女は3Lo+3Loを得意としていましたが一度も認定は受けぬまま
2014―2015年に故障のため引退されてしまいました。うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!(泣)

ソチで世界を感動の渦に巻き込んだ浅田真央が休養、セサリオちゃん引退で
遂にセカンド3Loジャンパー根絶か・・・と思いましたが
若い才能に脈々と受け継がれてました

1人目は青木裕奈。
青木裕奈_convert_20150526164702
まだノービスの選手ですが、FSで3Lz+3Loに挑戦して認定をもらっていました!!!!!


もう一人は現在習得中ですが来季はプログラムに入れようかという樋口新葉
樋口新葉_convert_20150526164730

樋口もまだジュニアですが今季全日本で3位表彰台に上がったのは皆さんも記憶に新しいと思います
練習中の動画ですがこちら

ジュニアならこれでもOKだと思いますがアマーノだとね。ちょっとね。という感じでしょうか
浅田真央復帰に「マジか・・・・・」の樋口ですが
もう一年ジュニアで頑張って、シニア参戦では先輩を蹴散らすくらいのパワーを身に着けてほしいですね

それから浅田真央復帰で、3月のうちから既に3Aと3-3も練習していたとのことですが
一部報道ではハーフループ+3Sの3連続ジャンプを練習中という情報もありました
練習中の3―3は3F+3Loで、ハーフループのシークエンスは
3F+2Loになった時に『すべての2回転ジャンプにおいて、同一ジャンプを跳んでよいのは2度まで』のルール対策で
3F+2Lo+2Loを3F+1Lo+3Sでリカバリーするための取組のためであって、
3F+3Lo、3F+1Lo+3Sを両立させることは無いのでは…と思います

男子に関しては第3ジャンプで跳ぶ選手はいましたが第2ジャンプはほとんどいませんね。
↑に挙げたアレクサンドル・アブトさんだけです。
第1ジャンプ+3T+3Loというのも2010年トリノワールドを機に1人も見なくなったように思います
あとは高橋大輔さんがEXのフィナーレで、
カナダのケヴィン・レイノルズ選手が跳んでいたくらいでしょうか
ケヴィン・レイノルズ_convert_20150526191543 高橋大輔_convert_20150526191036

ケヴィンの2012年カナダナショナルFSジャンプ構成は無茶苦茶です
3種クワドと3T、3Lo2度の6種8度で第2、第3ジャンプに至るまで3回転という驚愕の構成です
判定受けまくりではありますが、こんな構成誰も跳べない(笑)

中野友加里さんがかつて3Aと2度の3―3も入れていて「クレイジー・ガール」と呼ばれていたことがあったそうですが
ケヴィンはさしずめ『超クレイジー・ボーイ』でしょうか
ちなみに公式戦でのシニア男子でのセカンド3Lo認定は彼が優勝した2012年四大陸選手権が最後だったと思います
※プロトコルの【+C】はコンビネーションジャンプ、【+S】はシークエンス

樋口新葉が来季セカンド3Loをプログラムに入れてくるのか
それとも新たなセカンド3Loジャンパーが現れるのか
今後の女子選手に注目したいと思います(男子は期待しません。)

次は第2、第3ジャンプの3Lo受難の歴史について触れていきたいと思います

『キム・ヨナの真実』~虚構のスケーター10年の歩み⑱

いよいよキム・ヨナラストダンスのソチ五輪。
実は女子の個人種目を迎えるにあたって、女王様のキム・ヨナは酷くご機嫌ななめでソチ入りをするのでした

最大のライバル、浅田真央は団体戦では絶不調。
それはいいとして(ちっともよくないけど)ヨナの連覇を脅かす新たな選手が主役に躍り出て
話題をさらっていた!!


それは・・・

ロシアの新鋭、ユリア・リプニツカヤ


エッジが浅すぎて体重も全く乗ってなくて前にも後ろにも進まないと酷評されたステップも見事改善
このシーズンB級大会のフィンランディア杯でいきなり191点というハイスコアをたたき出し
その後もコンスタントに出場した大会で190点以上をマーク
欧州選手権では209.72(SP:69.97、FS:139.75)というハイスコアをたたき出して
一躍ソチの金メダル候補に躍り出たのである。

個人種目に先駆けて行われた団体戦でもユリアの勢いは止まらない。
地元ロシアの大声援を受けたユリアはパーフェクト演技の快進撃を続け
団体SPでは72.90、メダルの行方が決まる団体FSでも141.51というシニア1年目としては驚愕のハイスコア!
ロシアをはじめとする国内外のメディアは
「浅田真央とキム・ヨナの金メダル争いにユリア・リプニツカヤが割って入るかもしれない」
と色めき立つのです

「キム・ヨナの演技なんか見たこと無いわ」
「ブランクもあるし、出場した試合はB級でしょ」
「ヨナにはよろしく伝えておいて。それしか言うことは無いわ」
「いい練習ができてよかったわ。ちょっとメディアが邪魔だったけど」

の強気な発言も手伝って日本ではちょっとした「リプニツカヤ兄貴」人気。
日韓メディアがいくらヨナをヨイショしても日本のファン、ロシアはヨナなど眼中になかったのだ。

五輪開催前、IOCの五輪公式HPに「女王様の帰還」とばかりに
動画や写真を掲載させて五輪は「It's Yuna Time!」などと大宣伝を打っていた(↓こういうの)
IOC HP  

「前回バンクーバー五輪女王のキム・ヨナ様が現地入り!」と
メディアの関心を一身に集めるはずだったのに!

女王様はもちろんオカンムリ。
「ジュニアに上がったばかりの選手にこんな高得点を出すべきではない!」
出すべきは私よ!
などと吠えるのでした。

これは「女子の最高得点を出すべきは世界最高スケーターのこの私よ!
私にこれ以上の点数をちょうだい!」という女王様のおねだりの裏返し。

かくしてキム・ヨナは17番という速い滑走順ながら74.92というユリアを上回るスコアを出すのでした

一躍優勝候補と持ち上げられ、韓国メディアににストーカーされたユリア・リプニツカヤは
団体戦の疲れも手伝ってかジャンプで転倒して5位に撃沈。
代わってロシアからメダル候補として躍り出たのがアデリナ・ソトニコワ。
もともとノービス時代から「エリザヴェータ・トゥクタミシェワとともに
「ソチ五輪で優勝争いをする逸材」と呼び声が高かったもののその後伸び悩み続けていた。
ソトニコワは軽微ではあるものの3Lzにロングエッジを抱えているのでルッツは入れられない。
3Fも大事なところで回転が抜けたり転倒、ステップアウトというミスが出たりするのですが
ソチでは地元の大声援を受けてパーフェクト!3T+3T、3F、2Aという構成ながら
ヨナのスコアに迫る74.68というハイスコア。
眠りから覚めた「ソチの女王候補ソトニコワ」がようやく本領を発揮するのです。

「眠れる女王」ソトニコワの演技を受けて最終滑走の浅田真央。
「ノクターン」の調べに乗って演技を始めるもまたしても神様は真央にそっぽを向く。
冒頭3Aで転倒・・・
3A転倒だけならまだメダル戦線に踏みとどまっていたかもしれない。
ところが3Loも再び2回転になり、ステップアウトも手伝ってセカンドジャンプは無し。
3Aは降りた時に重心が踵に乗ってしまったから転倒しただけなのに3AはUR転倒扱い。
唯一キチンと跳べていたはずの3Fも「もうお前はメダル圏外じゃ」とばかりにジャッジに見切りをつけられ
上位3選手と19点差の16位に追いやられてしまった
FSの滑走順は真央12番目、コストナー20番目、ソトニコワ22番目。そして最終滑走はヨナだった。

シーズン集大成で女王引退の場にふさわしい滑走順。
2013年ワールドでも当時のシーズン最高得点をたたき出せた演技のいい滑走順。
五輪で引退する女王の私のために用意された最高の舞台。
キム・ヨナはそう思ったに違いありません

明けて翌日のFS.。
第2G12番滑走の浅田真央は神がかり的な復活を遂げる。
予定していたジャンプを全てステップアウトも無くおり、ステップ、スピンのレベルも全て獲りきり
パーフェクトな演技をして観衆や日本から真央に熱い応援を送っていたファンのみならず
世界中のスケーターを、ファンを感動の渦に巻き込むのです
「浅田真央、女子史上初の8トリプル達成!」に
もしかしたら真央はここでバンクーバー五輪のFSを超える歴代最高得点を出すのではないか―
世界が見守る中で糞ジャッジが真央に出した評価は非情なものだった。


142.71。
普通なら「失意の16位から大逆転メダル!」なハイスコアではありますが
今大会に至ってはこのスコアはハイスコアではあってもメダルは絶望となるスコアだった。

なぜ浅田真央に評価が出なかったのかについてはこちらを参照にしていただきたい
真央トップで迎えた最終G。
メダル候補でトップを切って演じたのは「ボレロ」のカロリーナ・コストナー。
ジャンプは3Tと3Sを2度ずつという基礎点の低いものではあったものの、
予定された5種7度のジャンプはほぼクリーンに決め、スピンもステップもすべてレベルは取りきった
続く眠れるソチ女王候補のアデリナ・ソトニコワ。
予定されていたのは3Lz、3Tを含めたトリプル5種7度。
ソトニコワは3F+2T+2Loで最後のジャンプが両足になる痛恨のミス。
これでロシア悲願の女子五輪金メダル獲得は潰えたかに思えたが、
ジャッジが出した評価はキム・ヨナのバンクーバー五輪のスコアに次ぐ歴代2位の149.95という
驚愕のハイスコアだった。大きなミスが1つ出た選手でさえこの得点!

女子の金メダルの行方は17歳の新女王か、キム・ヨナの連覇か?
全ては最終滑走のキム・ヨナに委ねられる。
自分は真央と違って最終滑走でもノーミス演技ができる。
パーフェクト演技は前回五輪でもできたし、前年のワールドでもできたから。
同じ状況で148点を出せたから。
五倫はインフレ得点になりやすいから必ずスコアは超えられる。

そんな自信満々に『アディオス・ノニーノ』に乗って演技を始めるキム・ヨナ。
ジャンプの構成はぶっちゃけ3Loを跳べずトリプル4種6度。。
それでもバンクーバーでは金メダルを獲れた。今回もジャンプの難度に関係なくミスの無かった方が勝ちである。
そう思い、ミスなく演技を終えたキム・ヨナはスケート人生最後の演技をミスなく終えたことにほっと一息つき
ヨナを指導してきたシン・ヘスクもリュ・ヒョンジュンも教え子の連覇を確信。
ジャッジが出した評価は・・・

144.19
ソトニコワのスコアに5点足りなかった。

金:アデリナ・ソトニコワ
銀:キム・ヨナ
胴:カロリーナ・コストナー
6位:浅田真央
キム・ヨナのおねだりに微笑み続けてきたジャッジは最後の最後にヨナにそっぽを向いた。

ジャッジがそっぽを向くのも当たり前。
だってこれですもん
キム・ヨナ、ソトニコワスピン軸比較
さすがにこれではソトニコワより高評価は与えられないと思います。最終滑走者でも

ヨナのカタリナ・ビット以来の五輪連覇の野望は潰え
五輪の金メダルはソトニコワに、女子FSの実質的な主役の座は
1人6種8トリプルと女子離れした演技を完璧にこなした浅田真央に奪われて競技を終え

泣き崩れながら自国の取材に応えるヨナなのでした。

お待たせしました。最後のプロトコルと動画です。
IOCがキム・ヨナとソトニコワの動画しか残していないので
浅田真央、カロリーナ・コストナーの演技動画はニコニコから見つけたものを貼らせていただきます
ソチ五輪女子SP
ソチ五輪女子FS

キム・ヨナソチSP


キム・ヨナFS
 

アデリナ・ソトニコワFS


浅田真央FS


カロリーナ・コストナー


【おまけ】キム・ヨナの酷過ぎるエレメンツ配置
キム・ヨナの酷過ぎるエレメンツ配置_convert_20150611185143
〇で囲っている場所がジャッジ席。赤の斜線はただ無駄に漕いでいるだけ
13Lz+3T4FCCoSp73S10CCoSp
23F53Lz8LSp
33S+2T62A+2T+2Lo92A
配置の偏りがお分かりでしょうか。
女王様はジャッジ席の前でしか殆どエレメンツを行っていない。
これで「女王様はリンクをいっぱいに使っている」とはよく言えたものです。
ホント、キムチ派の主張って嘘ばっかし


…また話が脱線してしまいました。

全順位が確定して後いつまでもやまない拍手に
「引退する私に惜しみない拍手を送ってくれている」
と思い込んで手を振るキムヨナ。
ところが大きな拍手はキム・ヨナを破ってロシアの悲願を達成したソトニコワに向けてのもの
だった
だってあのロシアだもの・・・
キム・ヨナとソトニコワの明暗を分けたものは誰が見てもわかるように難度と質。
それに気づかずバンクーバー五輪のように「難度が低くてもミスしなかったもん勝ち」を疑わなかった両コーチは憮然。
一方の『キム・ヨナは無事に終わってホッとした。競技人生の最期をミスなく終えてよかった』
の言葉で嫌がるソトニコワに近寄りハグ(を強要して)で祝福して競技を終えるのでした

くどいようですが
ヨナがソチ入りした時には主役はユリア・リプニツカヤ
団体戦と個人戦の疲れやメディアに追い回されたことで調子を落としてユリアは総合5位に沈んだものの
ソトニコワが個人戦で五輪の主役となった。
あれだけIOCのサイトに写真や動画掲載を送り込んでIt's Yu na Time!と宣伝を打って主役気取りだったのに
キム・ヨナは最初から最後まで五輪の主役ではなかったのである。

FS最終滑走者ってパーフェクト演技で優勝できればやんやの喝采で
2013年ワールドみたいに主役をかっさらえるけど
順位を落とせば出場者の順位を確定させるだけで、引き立て役みたいなもの。
なんか、道化のようなポジションだね。まるで誰かさんみたい

さて、女子シングル後のメダルセレモニー。
ウィニングランで仲のいいソトニコワとコストナー。
いつでも二人は隣同士。
銀メダルのヨナをのけ者にするかのようにカロがソトニコワの左に寄り添って
あちらこちらのカメラセッションに2人微笑んでいる。

カロリーナは本来心根の優しいスケーターでこんなことをする選手ではない。
誰にでも親しみやすく笑顔で話しかける気さくさを持ち、
浅田真央や安藤美姫がジャンプのスランプに苦しんだ時には
「自分にも同じような経験がある」と共感し
真央が母親を亡くした折には一緒に泣いてくれるような優しさを持つ選手だった
そのコストナーがなぜこのような、ソトニコワにだけ優しい眼差しを向け、ヨナを冷たくあしらうのか?

共にユーロで競い合ってきた仲間だからというだけじゃない。
キム・ヨナがこれまで銀メダルの癖にシレッと真ん中ポジションを獲るのが許せなかったから。

キム・ヨナは過去に2010,2011年ワールドでも知らん顔をして真ん中ポジションを獲ったことがある。
フォトセッションでは撮影者側は必ずと言っていいほど
メダリストを表彰台と同じ立ち位置に立たせます
金メダリストを中心に、銀メダリストは右、銅メダリストは左の位置に。
すると写真を撮るときには↓のようになります
フォトセッション①_convert_20150525140113
さいたまワールドのものですが、こんな感じ。左から銀:ユリア、金:真央、銅:カロ

ところがキム・ヨナは必ず金メダリストにくっついて行って
すぐさま必ず左のポジションを獲るんだよね。
3位の選手が確認せずに自分の立ち位置の左端に立てば
あっという間に金メダリストは端っこに追いやられてヨナは真ん中。金メダルポジション。
もはや確信犯レベル


んで、またやってんだよねー、この女!ソチ五輪でも!!!

その理由が
「だぁってぇ~。私真ん中に立つことに慣れ過ぎちゃったから
また立ち位置は真ん中だと思ってたわ。習慣て怖いわね。ウフ」


あっ、そ。

翌日のエキシビション。
6位以内の選手が出演し、個々の選手の演技の後、
フィナーレでは男女シングルは同じ順位の選手同士でパートナーを組みダンスを踊るなど
楽しい趣向が凝らされていた

・・・・・・のですが、また胡散臭い演出が。。。。。。。。。。

クライマックス、中央に集まるスケーターの差し出す手の先には・・・
ソチEXフィナーレ②_convert_20150525150859

キム・ヨナ!
ソチEX②_convert_20150525151434

そしてリンクには・・・
ソチEX③_convert_20150525151054
2018年平昌五輪のロゴが!!!

リンクにうっすら浮かび上がる平昌五輪のロゴ。そしてキム・ヨナ。
こんなん、たった1日では用意するのは無理ですし、
そもそもキム・ヨナがいないことには成立しない演出なのですよ。
たまたまキム・ヨナが銀メダリストになったから行われたのではなく
『次の2018年開催都市はキム・ヨナの国、平昌開催だよーん』
と演出するために周到に用意された演出

キム・ヨナのメダル獲得、エキシビション出演はあらかじめ決まっていたようなものだったのである
珍太のおっさんが
「ソチの金メダル?もちろんヨナだよ。なんだったら賭けてもいい。確約する」
と言ったように。ヨナがパーフェクトなら金、ミスがあってもなにかしらメダルには引っかかっていたのである
(銀メダルというのは予想外だったかもしれませんが)

結局2010年バンクーバー五輪のEX演出と同じで茶番やん!!アホくさ!!

ところが盛り上がるはずのキム・ヨナセレモニーはあっさりと

こうなりました・・・

ソチエキシビション②_convert_20150525151012
だ・・・誰も女王様を見ていない・・・終了--------------------------------------
ネットで「(ひとり)ぼっち」と叩かれるように、
スケーターの誰からも見向きもされず、ひっそりとそのセレモニーを終了して
フィナーレを終えたのでした

キム・ヨナは五輪の主役の座も
韓国ファンから「ヨナの金メダルは不当だ」と怒りつつも感動したのは真央の演技だった。

何もご褒美をもらえずそっぽを向かれたキム・ヨナでしたが
彼女がたった一つだけ得たものがあった。
『フィギュア史上初の生涯ALL Podium』
Podiumとは「表彰台」の事。
キム・ヨナは珍太から確約された金メダルはもらえなかったが
「競技生活全て台落ち無し」という称号だけは手に入れ
自身の持つ歴代最高得点を心のよりどころにジュニア、シニアにわたる
10年の選手としてのキャリアを終えたのでございました

このAll Podiumについては甚だ疑問も残ります。
SPもFSもグダグダ演技の2010年トリノワールド、2011年のモスクワワールド、今回のソチも。
五輪チャンプという肩書がなければあんなもん入賞するのがやっとのレベルですよ。
いかに彼女の肩書がジャッジの採点上だけで実態が伴わないかは
彼女の10年が全て物語っていると思う

キム・ヨナが「All Podium」と同じく心のよりどころにしていた「レキダイサイコウトクテーン」SPは
2014年さいたまアリーナで浅田真央があっさりと抜き去りました
だって、演技はこれだもの!

キムヲタは
「ホームアドバンテージだろ!
とか
「キム・ヨナ様がいないからだろ!」
と気に入らないのだろうけど、普通五輪では採点が甘くなっても、
直後のワールドでは渋ちん判定に戻っちゃうのよ。
しかも後の滑走順には個人戦銅のコストナー、
女子団体戦ではSPもFSもトップだったリプニツカヤが控えている中でのこの得点なのです
これは正当な評価と考えていいと思います(決してマヲタだからという理由ではない)

五輪のキム・ヨナの銀メダルに関しては判定がおかしいだの
ロシアジャッジがソトニコワとハグをしていたから不正だのと韓国が騒いですったもんだ。
いやいや。最終滑走はキム・ヨナでヨナのスコアが出た時点で女子シングルは競技終了だよ?
終了後にソト子が自国のジャッジとハグをしようと関係ないでしょうよ。
それに、前回の茶番クーバーだっておヨナも競技終了後にFSの採点ジャッジに入っていたイ・ジヒとハグしてたでしょ?
それと一緒でしょうが!何でヨナがするぶんには構わなくて、ソト子がやれば不正なん?アホか!

結局提訴寸前まで発展してたから(実際井提訴に踏み切ったのはさいたまワールド終了後)
ジャッジもそんな女王様に嫌気をさしたのかキム・ヨナのレキダイサイコウトクテーンを抹殺すべく
FSも総合得点もジャッジは真央に破格の評価を用意していたのだと。
真央のFS、演技終了直後の技術点はこちら
浅田真央 たまありFS技術点
画面左上のこちらの数字に注目!
LEADER 63.64
CURRENT76.79
EURO SPORTSはいつからか技術点に関して現在トップの選手と
演技中の選手の技術点を直ちに表示するようになった。
浅田真央は2A+3Tで痛恨のミス、第1ジャンプで着氷がステップアウト、
セカンドジャンプはつけられなかった
それでもこの得点の高さである。
この技術点がすんなり実際のスコアとなる(または上がる)ケースはごくごくまれで
多少なりとも下がるのがセオリーですが
真央の技術点はここから雪崩を打ったようにダダ下がり。
76.55→76.37→76.38→73.88→72.88→72.59
→72.02→69.52→68.89→66.97→66.07→65.57→65.27


ナニ?!この下がりよう?!!!

FS最終得点は138.03(技術点65.27、演技構成点72.76)
総合得点も216.69
というスコアに落ち着いてしまうのです
この演技なのに!

、真央ぉぉぉぉぉ・・・・・(泣)
浅田の演技の後には3位ユリア・リプニツカヤだった。
真央のミスを受けて「カロと真央のパーフェクト対決、破格の超銀河点」から
優勝争いのターゲットをユリアに変え、ユリアに逆転の余地を与えるように削りに削りまくった結果こうなったのだと思う
でも、このときFSもパーフェクト演技をしていたなら
浅田真央は結果に満足して引退、2015年の「復帰します」の発言も当然ないわけなので
これは「辞めてはいけない。真央、あなたはもっとできる。もっと高みを」という神様のおぼしめしなのかも

結局その後のユリア・リプニツカヤもミスをして真央は3度目のワールド女王。
ユリアは先に演技したコストナーのミスも合間てタナボタ銀となってシーズンは終了。

キム・ヨナはSPレキダイサイコウトクテーンは真央に奪われたものの、
FSと総合得点だけはかろうじて死守したのでございました。

キム・ヨナの2018年平昌五輪復帰はあり得るのか?
キム・ヨナのレキダイサイコウトクテーンは今後どうなるのか?


まず、ヨナの復帰は無いでしょう。
提訴は結局却下されましたが、ISUが軟化して
「五輪開催国でも個人種目で出場権を獲得できなかったものは1人も参加させねえよ。
他国選手がメダル争いするのを指をくわえて見とけ!」
のルールは
「個人種目で出場権を獲れなかった種目も、技術点最低得点をクリアしたものは出場枠「1」を与える」
というブタアマルールに緩和されたから。
いくら韓国女子選手が下手くそぞろいといっても五輪の技術点最低得点は4CCレベルで簡単にクリアできますので
さすがに復帰を要請されることは無いでしょう
それから下手に出場して台落ちしたら「生涯出場試合で台落ち無し」の称号がパァ
ですよ?「ステータス(だけ)大好き」なあのプライドだけ高い女王様がそんなリスクを背負ってまで
出場するとは思えんのだけど。(出場したらしたでまたインチキ採点でメダル与えんのかもしれませんが)

レキダイサイコウトクテーンについては、SPはとりあえず真央が2014年ワールドで塗り替えた。
でも同じく3Aを再習得したロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワが
3Lz+3T、3Fを引っ提げて近々塗り替えるだろうし
今は10代のちびっこばかりでも技術はどんどん上がってきているから
平昌から次の五輪を迎える頃には誰かが塗り替えるんだろう

さようなら、キム・ヨナ。
あなたは得点上だけの最高のスケーター、最強女王。
せっかく多少なりとも表現力は持ち合わせていたのに
道を間違えて、試合が終われば曲も演技もまったく印象の残らないスケーターになってしまった
ただでさえ、五輪が過ぎればたちまち「Yu na ?Who?」なのに
よりどころだったレキダイサイコウトクテーンも塗り替えられれば人々の記憶から完全に忘れ去られる。
それこそが、虚構のスケーター、ばったもんにはふさわしい最後。

平昌五輪が開催されるかどうかはわかりませんが
五輪であなたの顔を、名前を、私は、フィギュアファンは覚えていられるかな?
開会式でさっそうと登場しても、多くの人が登場した女を見て
きっと、怪訝そうな顔をしてこの言葉を口にするんだろうね。
「YU NA ?WHO?(ヨナって誰?)」と。

(完)

『キム・ヨナの真実』~虚構のスケーター10年の歩み⑰

キム・ヨナは世界選手権で韓国に出場枠3をもたらせるという最高の結果で
ソチ五輪の行われる2013―2014年、集大成として最後のシーズンを迎える。
ヨナはGPSからフル参戦。
浅田真央はスケートアメリカ、NHK杯で「引退するかもしれない真央とどちらも同じ大会で戦いたい」
というジュニア女王エレーナ・ラジオノワと一緒にアサイン
キム・ヨナはスケートカナダ、バンクーバーシーズンには優勝したこともあるTEBにそれぞれアサイン。
プログラムも
SP : Send in the clowns~{リトル・ナイト・ミュージック}より
FS : アディオス・ノニーノ(ピアソラ)

と決め、意気揚々とシーズンを迎え・・・・ようとするのですが、シーズン直前彼女を待ち受けていたのは思わぬアクシデント。
・・・・・右足の中足骨微砕損傷、全治6週間
キム・ヨナはこの故障によってGPS辞退を余儀なくされるのです

この「故障」についてはいろいろと言われるのですよ。
「ソチで連覇に失敗した時のために用意した言い訳なんでしょ?!仮病のくせに」

ヨナを擁護するつもりではないですが、私はこれは嘘ではなかったと思います
と申しますのもGPSに関してはアナウンスメントにてトップシードの選手が故障や疾病で辞退する場合には
・故障または疾病が分かった日
・故障または疾病の箇所(具体的に)
・診察を受けた病院名と日にち、
担当医師(署名付きで)
レントゲン検査を受けた場合はその画像のコピー
リハビリテーションや競技復帰までのトレーニング計画
予定表
を全て提出するように
とちゃんと書いてあるのです
http://isu.sportcentric.net/db//files/serve.php?id=3584(15頁目)
※アナウンスメントは2012年発表もののですが文面はずっと同じです

ヨナは足の故障ですのでレントゲン画像のコピーも求められます
診断書を提出したからと言ってISUから何らかの手当てをもらうことは無いので利益は発生しないので
偽造だったとしても刑法の犯罪には問われないのかもしれませんが
これだけの書類を提出しなければならないのに、そんな面倒くさいことをやりますかね?普通。
ヨナならやりかねない!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
たとえ彼女のような人間でも、こんな面倒くさいようなことは私はしないと思います

キム・ヨナ不在となったGPSで浅田真央は3Aを引っ提げスケアメ優勝、
これによってシングル競技初、ペア、アイスダンス含めても史上2人目のGPS7大会すべて制覇という快挙を達成。
NHK杯、GPFも制するのです

一方のキム・ヨナ。
このままでは疲労骨折を招くとGPSは辞退するもその後のリハビリや回復は順調だったようで
ソチシーズン極秘の出産を明かしてシングルマザーになったことをカミングアウトするとともに
7月に競技復帰を表明した安藤美姫と共にゴールデンスピン杯に出場するのです
真央が出場したGPFとヨナが出場したゴルスピのこの日程をよーく覚えておいてください
 GPF ゴールデンスピン杯
 SP 12月5日(木) 19:50~20:36 12月6日(金) 21:40~
 FS 12月7日(土) 19:20~20:14 12月7日(土) 22:00~
※日本時間

こちらもよく覚えておきませう。
【GPF】
2013年GPF技術審判

【ゴルスピ】
採点ジャッジゴルスピ

はいっ!結果はこちら。

【SP】
TSSTESPCSSSTRPECHINDeduction
 真央(GPF)72.3637.4534.918.758.398.898.758.860.00
 ヨナ(ゴルスピ)73.3738.3735.008.758.558.758.758.950.00
【FS】
TSSTESPCSSSTRPECHINDwduction
 真央(GPF)131.6663.8768.798.648.328.548.718.791.00
 ヨナ(ゴルスピ131.1260.6071.529.058.708.958.909.101.00

トータルスコアは
204.49(ヨナ)>204.02(真央)
女王様の勝ち―――――!!!
(-_-メ)

浅田真央、キム・ヨナのプロトコルと映像も比較しましょうか。
【真央GPF SP】

真央GPF SP
【ヨナ ゴルスピSP】

キム・ヨナ ゴルスピSP

【真央 GPF FS】

浅田真央GPF FS
【ヨナ ゴルスピFS】

キム・ヨナ ゴルスピFS

GPFの技術審判には韓国のイ・ウンヘ、ゴルスピ採点ジャッジは毎度おなじみコ・ソンヒ
が。
つまり今回もイ・ウンヘ→コ・ソンヒルートで浅田真央のスコアや評価はまたしても筒抜けに。
そりゃあこの結果になるでしょうよ。

3Lz転倒、後半の2度目のルッツでは体力不足でセカンド2Tをつけるのがやっとだったキム・ヨナ。
最後のコンビネーションスピンも足の痛みが治らないのか「スピン最中のジャンプ」はなし。
足換え前、足換え後の基本姿勢も規定回転数を超えていないとレベル1判定だった
浅田真央とキム・ヨナのFSを比較して、目立つミスの多かった真央のスコアの高さに
キムヲタは「はい!はい!!はーい!!真央の点数高すぎー!!!
などとと大合唱すんだろうけど真央の構成は3Lzを外して3A2度の構成にしていますが、
それでも跳んだジャンプは5種7トリプル
一方のキム・ヨナはもともと3Loを除いて4種類しか跳べなくなったのに
今回3Tを跳べなくなったから跳んだジャンプは3種5トリプル
さて、評価が高すぎたのはどちらでしょう?

send in the clownsの直訳は「道化師を送り込んでくれ」。
と訳されている者が多いですが、私は邦題が「悲しみのクラウン」からしてそれは違うような気がしています
(『王冠』の意味を持つ単語はcrown)
clownとは道化師を意味します。
サーカスの空中ブランコの催しで1人が落ちて惨事が起きた時に
団長は大量にピエロを送り込んで芸をさせることで
『これはジョークだよーん』と観衆の目をごまかして、その隙に
けがをした団員とブランコ上に残った団員を控室に運び去る

という風習から来たスラングのようなもの。
ミュージカル「A Little Night Music」からの選曲でストーリーはこちら

簡単に説明すると
お互い別々のパートナーと結婚した旅役者の看板女優と元夫の弁護士がひょんなことから再会。
女優の夫には実は若い愛人がいて悩んでいたことからやけぼっくいに火がつくように。
様々な困難を乗り越えて二人は元の鞘に戻る

というもの。
『send in the clowns」意味はこちら
邦題は『悲しみのクラウン』となるようです。
意味不明なタイトルに意味不明な歌詞、そしてそれとはかけ離れた「悲しみのクラウン」とは
何のこっちゃ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
ミュージカルを作ったゾンドハイムは2人を「愚か者の象徴」と応えていたそうです
つまりは「ブランコ上と地上に堕ちて、道化師を送られている状態の二人の愚か者」

主人公の女優が自分を空中ブランコのショーで落ちてしまった団員に
夫をパートナーを失って1人ブランコの上でどうすることもできないでいる団員に例えて
どうして自分たちは別れてしまったのか、
なんとかよりを戻せないか、誰かピエロを大量に送り込んでなかったことにして
もう一度2人やり直しましょう
と願う心情を歌った楽曲でした

この楽曲の表題を見たとき私はお馬鹿にもcrownsと意味を取り違え、
「女王様の私に王冠をよこせ」かと解釈してしまったのですが(笑)
表題に
でも表題や歌詞の本当の意味を知るうちに
これって道を誤ったキム・ヨナに振り付け師のウィルソンが送った痛烈な皮肉ではないの?
と思えるようになった

ウィルソンはかつてキム・ヨナについて「ミューズ」と評したことがある。
「あげひばり」の頃のヨナは確かに表現力は高かった。高いと思っていた。
ヨナとならどこまでもフィギュアスケートにおける芸術を追求していけると思った。
でもヨナは道を間違え、努力することを辞め、どんな手段を使っても勝ちたいと思い、
点数や結果だけに喜び、結果が悪いと不満を漏らすようになってしまった
今の現状は、ぼくは空中ブランコで落ちてしまった団員で
きみ(ヨナ)は1人ブランコ上でさまよっている団員だ。
僕たちは愚かだった。
どこで僕たちは道を誤ってしまったのか、もう二人は元に戻れないのか
これまでのことは無かったことにして2人愚か者同士もう一度やり直そうよ


・・・という意味が暗に込められていたのかもしれません。

「ピアノ協奏曲第2番」を選んだ浅田真央のスケート人生は
若き天才と言われながらもスランプその他で苦難の道を歩んだ末に
大作曲家としての不動の名声を手に入れたラフマニノフの人生そのもの

「send in the clowns」を選んだキム・ヨナのスケート人生は
長く連れ添ったパートナーの心が離れて一人さまよっている空中ブランコ上の団員そのもの。
ある意味お互い自分のスケート人生にピッタリな楽曲を選んだ、という事ですね。

早く目が覚めてくれのウィルソンの思いを知ってか知らずかキム・ヨナは
相も変わらず何を演じたいのかわからないような演技で淡々とエレメンツだけをこなすのです

衣装については某所でも韓国ですらも「たくあん」と言われてました。
私は彼女の衣装の黄色が凄く気になりました
『黄色って、三枚目カラーやん!』て。。。

皆さんは「一枚目、二枚目、三枚目」という言葉についてよく御存じだと思いますが
あれは実は歌舞伎の役者の配役の順番を指すものがもととなっています
歌舞伎で芝居を行う際に、芝居小屋の八枚看板の並び順からこの言葉が来ていて
一枚目:主役
二枚目:主役ではないものの、男前、美男キャラ。
三枚目:道化
四枚目:大御所

を意味しています
この考えはかつてのジャニーズのアイドル3人グループや5人組の戦隊ヒーローものでも採用されていて
当時はそれを色で表してました
赤が主人公。青は主役級の美男  キャラ。そして三枚目キャラは黄色。
ちょっと年配世代で「ゴレンジャー」というヒーローものを覚えていらっしゃると思いますが
いつもカレーを食っていてちょっとおデブでどんくさい、おちゃらけキャラの方がいませんでしたか?
その方、ヒーローに変身した時黄色を着ていませんでしたか?あれですよ!あれ!
ジャニーズのたのきんトリオでもしぶがき隊でも三人が着ている衣装の色は赤、青、黄。
赤は事務所が一番力を入れている方が、青は人気を二分するクールタイプが、
そして黄色はどこかおちゃめキャラだった。
今は戦隊ヒーローもので黄色はドジでもない普通のキャラの女の子が着ていますが
嘗ての黄色は「三枚目キャラ」を象徴するような色だった。

その三枚目カラーをキムが着ている・・・

集大成として選んだプログラムと衣装が、ソチの結果を暗示しているとは知る由もなかったのです

FSのアディオス・ノニーノ。
これは故郷を遠く離れたピアソラが、父の訃報を知るも旅費がなくて帰るに帰れず
亡くなった父への哀悼の意を込めて作曲したものと言われています
この楽曲が発表されたとき、『キム・ヨナ史上最もハードなプロ』
と韓国では報じられるのですが

はぁ?これが???この曲のどこが???
ハードと言っても繋ぎはあまり入ってないし、演技止まってるところがたくさんあるし。
止まってにっこり笑って「私が史上最強のナンバーワンフィギュア選手よーん!」なことやってんじゃん!

send in the ClownはCrownに置き換えたら「私に王冠(金メダル)を送ってねぇーん」
アディオス・ノニーノでは意味不明な人差し指を立てる振り付けで「わったしっがいlっちばーん!」
EXのヒマジンイマジンでは同じく意味不明なピースサインの振り付けで
「二連覇達成!イェーイ!!」

。。。なめとんのか!(▽Ⅲ▽♯)

GPF VS ゴルスピのスコア対決で勝利したキム・ヨナは引退を表明。
最後の国内選手権は引退を惜しむファンからカネをむしり取れ!と
自らのマネジメント会社をチケット取扱いに捩じ込んでまんまと入場料をせしめるのでした

不人気だったスポーツが人気が出てから有料になるというケースは日本でもある。
曾ては全日本選手権もそうだった。
でも特定の選手が代表を務める会社がチケットを販売するというのはさすがに『無いわ―』です
そして始まったキム・ヨナ現役最後の国内選手権で採点ジャッジは驚愕の評価をするのです

【SP】

キム・ヨナ2014国内選手権SP
【FS】

キム・ヨナ 2014年国内選手権FS

今回は採点ジャッジが8人なのでさすがに上下はカット。残った6人の平均でGOEやPCSの数値を出すのですが
ひぁー!示し合せたかのように2と3ばっかし
あの演技で茶番のSP越え、FSもほぼ同じ評価ですって!
あまりの過大評価にもう怒りを通して呆れてしまいますが
韓国がこうまでしてキム・ヨナがソチ五輪筆頭候補であることを必死にアピールするには理由があった。

ジャンプ修正を見事に間に合わせ、3Aを取り戻した真央。
3Aで失敗してもSPではコンスタントに72点越えを
FSでも1つ、2つのミスでも133点前後、ミスだらけの全日本でも200点に限りなく近いハイスコアを
コンスタントに叩き出していたから。
真央が五輪でパーフェクトな演技でもされたらキム・ヨナの連覇は危ない
韓国にはどうしても「史上最高のスケーターはキム・ヨナであり金メダル筆頭候補はヨナである」ことをアピールする必要があったのです

アイスダンス五輪種目除外騒動、その後の顛末

先日「アイスダンスが五輪種目から除外されるかもしれない」という噂が飛び交っていたことについて
こちらのブログでも触れさせていただきましたが
ISUが本日正式な見解を出しました



21 May 2015 - Lausanne, Switzerland

There is absolutely no truth to this.
The review of the 2018 Olympic Winter Games program
is currently underway and a final decision will be made
during the next meeting of the IOC Executive Board on June 7-8, 2015.
The IOC confirms that within the review process
the ISU has made a number of proposals which do not include
the removal of Ice Dance from the Olympic Program.


これは全く真実ではありません。
2018冬季オリンピックプログラムのレビューは現在進行中で、
最終的な決定は2015年6月7-8日に国際オリンピック委員会執行委員会の次のミーティングの間にされる。
国際オリンピック委員会は、レビュープロセス内で、ISUが、
オリンピックプログラムからアイス・ダンスを除外することを含まない
多くの提案をしたと確認する。


噂レベルにとどまって良かったです。
1人でワーワー大騒ぎをして皆様にご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ありませんでした

よかった・・・ほんとうによかった。。。。。


『キム・ヨナの真実』~虚構のスケーター10年の歩み⑯

2006―2007年から一度も出場していないにもかかわらずISUには「韓国ナショナルを5連覇と平然と嘘をつき続けたキム・ヨナも
世界選手権前、最後の調整としてとうとう国内選手権に出場する。

今回も例によって動画と「金妍児資料室」から拝借したプロトコルを貼らせていただく


プロトコル
キム・ヨナ韓国選手権SP
キム・ヨナ2013年韓国選手権FS
キム・ヨナはのっけからなんでもないところで転倒、
3Lz+3T予定のジャンプで1回転すっぽ抜けと立て続けにミス。
抜けたセカンドジャンプを次の3Fにつけるのは昔取った杵柄と言えなくもないですが
セカンドジャンプで降りるときにブレードが微妙に右バックインからアウトに蛇行してるんだよね。
技術審判の中には着氷時のブレードの蛇行を嫌がって
それだけでUR判定を獲ってしまう
イケズのTSもいたりします。
(誰、と特定するわけにはいきませんがたとえば悪名高いアマーノとか。
真央がたびたび判定を受けるのはどちらかというとこっちのパターンがほとんど。
キムヲタが言うような「グリ降り」じゃないです)

着氷時にエッジも内からグリッと回っているので非常に判定は甘いと思います

でもまあ、「ワールドチャンプはヨナ」をアピールするためのヨナ優勝ありきな大会なので
韓国選手権の技術審判の技能ってこんなもんでしょう


翌日のFS。
キム・ヨナは前回転倒した3S+2Tやすべて1回転に抜けた3連続ジャンプ、
レベルが取れなかったコンビネーションスピンを修正し145.58というハイスコアをマークして世界選手権を迎えるのです

感想を書くのを忘れていましたが
スピンのレベルは改善しようと努力はしていた。
でもシットスピンはえらい腰高で公式戦なら中間姿勢レベル。
それからステップシークエンスのリンクの使い方が小さすぎ!これではレベル3どころかノーカンレベル!
このシーズンはステップはストレート、サーキュラー、サーペンタインのパターンは廃止されて
60mのラインなら1つ、30メートルのラインなら2つリンクの端から端まで使えなければレベルとして認めない

というルールに変わっていたはずなのです。
GPSではロシアのアルトゥール・ガチンスキーがリンク中央のISUと主催国のロゴのマークのあたりだけで
チマチマステップを踏んでノーカン判定を受けたこともあるがキム・ヨナのステップもそれと同じレベル。
国内選手権の評価やスコアは高く出がちであるとはいえ、
この演技に145点とは?!他の選手はよほど扱いが酷いってことなんでしょうね。まともに評価してもらえないなんて

実は国内選手権ではステップでレベル4を獲得できなかったキム・ヨナは世界選手権に向けてある目標を掲げていた
「ステップでレベル4を獲得したい」とメディアの前で答えるのですが
実は『○○したい』と言うキム・ヨナの言葉や不満の言葉、
『キム・ヨナは○○する』という韓国ジャッジイ・ジヒやコ・ソンヒの発言は
採点ジャッジや技術審判へのえげつない圧力おねだりだったりもする

e判定や回転不足なんて不愉快!!
<判定を取り消せ(キム・ヨナ 2008年中国杯SP、2009年4CC)
→中国杯FSでは3Fはe判定から!判定にとどまり、ルッツの回転不足判定はこのシーズン0
キム・ヨナは200点越えする女子初の200点越えの得点を出してね(2009年4CCイ・ジヒ発言)
→2009年ロスワールドでキム・ヨナ200点越え
キム・ヨナは220点越えする(今シーズン中に220点を出せ!)(イ・ジヒ 2009年TEB後)
茶番バンクーバー五輪で228点
セカンド3Tが回転不足なんて信じられない!!<判定を取り消せ!(キム・ヨナ2009GPF SP)
→その後なぜか一度も回転不足判定無し
・ヨナならバンクーバー五輪に近いスコアを出せる。
最低でも200点越えをしたい
<200点越えの点数をよこせ(コ・ソンヒ 2012年NRW杯直前)
→転倒、1-1-1で五輪越えはならずも200点越え

これだけ発言したことがその通りの結果を迎えていることを考えると、ただの偶然の一致ではなく
メディアの前で発言することで暗にジャッジから有利な採点を引き出そうとしているとしか思えない。

「ヴァンパイアのキス」のステップも「レミゼ」のステップも3連続のディフィカルトターン、異なるものを2つの要素はこなせていないし
方足で踏むロッカーも両足で行うチョクトーもエッジはフラットで必須の数から撥ねられるような質の悪さである
本来片足で踏み続ける構成になっているところもバランスを崩してフリーレッグはこっそり氷面についているし
この質の悪さでレベル4を自分は獲得できるなんて思い上がりも甚だしいというものです

3月13日、カナダのロンドンで開催された世界選手権がいよいよ始まる
女子のSP抽選でワールドスタンディング下位のキム・ヨナは前半Gに仕分けされて14番滑走
腰痛を抱えながらもGPF優勝、全日本選手権優勝と絶好調、
四大陸選手権ではついに3F+3Loと3Aを解禁して他を圧倒して優勝した浅田真央は最終G33番滑走。
そして女子の熱い戦いが火ぶたを切るのでした。

14番滑走のキム・ヨナ。
韓国選手権でなんでもないところで転倒したストロークも元に戻して1回転にすっぽ抜けた3Lz+3Tも予定通り跳び
ジャンプもスピン、ステップも全てミスなく終えてステップシークエンスではおねだりが効いて
目標だったレベル4を獲得するのでした。
意気揚々と引き揚げるキム・ヨナを待ち受けていたのはヨナ比で思っても見ない低い得点。
上手くいったと思い込んでいた3Fではなんとe判定を受けてしまったのである

実はこのシーズンルッツ、フリップの踏切が正しいかを判断するのに
技術審判はスロー再生を用いて確認して良いというルールに変更されていたのです
恐らく通常再生では見逃されていたヨナのフリップもスローでは完全なインサイドではないと判断されたものと思われます

この渋ちんスコアに女王様は怒り心頭。
「3Fが判定を受けるなんて信じられない!!!」これまであんたが見逃されていただけだよ
「得点低っ!」<いやいや、前半滑走にしては高すぎますよ。この質の悪さで
などと不満をぶちまけるのです

一方の浅田真央。
3Aはフリーレッグが氷上を擦ってツーフット。3F+2Loは第1ジャンプがUR判定、
ステップからの3Loではなんと1回転にすっぽ抜けてしまった。う゛…なんでまたこんな時に。。。
キム・ヨナは69.97で首位。浅田は62.10。6位とくっきりと明暗を分けてしまうのです(スコア上は)

1日おいて行われたFS。
最終G22番滑走の浅田真央は3Aが両足着氷、3FはUR判定などミスが続くも
その後は持ち直して134.37というハイスコアを出し、カロリーナ・コストナーに次いで2位に浮上。
SPを4位で終え、浅田の直後滑走だったケイトリン・オズモンドはミスが続き総合7位に沈んで
最終滑走キム・ヨナに全ての順位が委ねられるのです

キム・ヨナは全てのジャンプをミスなくこなし、クレームも効力を発揮して3Fのe判定も消滅。
柔軟性を失ったレイバックスピンを除きすべてのエレメンツでレベルを獲りきった。
148.34。トータルスコア218.31
バンクーバー五輪には10点足りない。
しかしコ・ソンヒの予言通りまたしても近いスコアが出たことによって
茶番バンクーバー五輪のFSのような悪夢を見せつけられるのである。

お待たせしました。動画とジャッジスコア掲載です。
今回は趣向を変えてバンクーバー五輪とワールドの演技比較で貼らせていただきます

バンクーバー五輪SP

2013年世界選手権SP

2010年バンクーバー五輪FS

2013年世界選手権FS


2010年バンクーバー五輪SP
2010年バンクーバー五輪SP
2013年世界選手権SP
2013年世界選手権SP
2010年バンクーバー五輪FS
FS2010年バンクーバー五輪
2013年世界選手権FS
2013年世界選手権FS
なんか・・・+2評価、+3評価めっちゃ増えてますやん!!!
なんでやねん!!!

何か一つでも五輪と比較して良くなった要素がありましたか?
ジャンプは助走スピードが落ちて上体の突っ込みが大きいし回りきれてないし
スピンも軸ブレが大きくなって柔軟性も無い
五輪FSでは繋ぎを入れていたジャンプはワールドはスカスカじゃないですか!!
何一つよくなってないじゃないですか!!!
質は悪化しているのになぜ大きなミスがなかったというだけで
こんなトンデモハイスコアが出るん

ジャッジはちゃんと理由を説明しろよ(▽Ⅲ▽♯)


バンクーバー五輪の翌シーズンからアクセルを除く3回転ジャンプと2AのGOE加点幅は下がった。
ジャンプの基礎点そのものも変わりキム・ヨナが得意だった3Fと3Sは基礎点が下がった。
スパイラルシークエンスが廃止されてコレオシークエンスになり、基礎点もGOE加点幅も下がった
ステップシークエンスですらGOE加点幅が下がった。
なのにGOE評価そのものは上がってバンクーバー五輪の150.03とほとんど変わらない148.34ってどういうこと?
これ、当時のGOE加点幅や基礎点で計算し直せば余裕で茶番越えの154.43でっせ。


採点恭順者キムチ派のやつらは「バンクーバー五輪の評価と世界選手権の評価を比較しても意味ねーじゃん」などといつぞやの村主千香氏のコメントをパクって吠えるんだろうけど
実際のジャンプの質に見合わぬおかしな採点ばかりしてるからまともなファンはもうやってらんない!になるんじゃん!!

もう一度繰り返す。
評価の理由をちゃんとわかりやすく説明しろ!!

トータルスコアではコ・ソンヒの予言通りの「五輪に近いスコア」ではなかったかもしれない
(マトモな技術審判がヨナの3Fでe判定という正しい判定を下したから)
ところがそのマトモな技術審判もFSでは珍太に怒られたかキム・ヨナサイドのクレームに屈したか
ヤケクソのような評価を出した
こうしてキム・ヨナはコ・ソンヒの予言通りFSだけは五輪に近いスコアをまんまとせしめたのである


==========================

※韓国選手権についてはルール見落としによる記載に誤りがありましたので大幅に訂正、加筆させていただきました
(ご指摘くださった方々ありがとうございました)

お詫びといってはなんですが、youtubeの再生速度を自由に変更できるサイトがありますので
紹介させていただきます
こちらです
つべでHTMLプレイヤーをリクエストしておきますと
通常再生がスロー再生から倍速まで様々な速度で楽しむことができて大変便利ですので
まだ未設定の方、ぜひ活用してみてください

『キム・ヨナの真実』~虚構のスケーター10年の歩み⑮

五輪を翌シーズンに控えた2012―2013年、とうとうトホホな不安が遂に現実なものとなります

そうです。あのキム・ヨナの復帰です。
といってもヨナが復帰を表明したのはオンシーズンに入ったあとの7月2日になってからでしたので
ISUグランプリシリーズには完全に間に合わないのですが。

そしてキム・ヨナは会見の席でぬけぬけとこのような嘘をつくのです
「後輩たちが五輪で経験を積めるように大好きなフィギュアスケートで貢献したい」

嘘つけ。
あんた前年まで「死ぬほど嫌いだった」だの「大会にはもう出たくない」だの言ってたじゃん。
どの口でそんな言葉が言えるのか。

キム・ヨナのことしか知らない馬鹿な韓国メディアはこのような記事を書き立てるのです
「ヨナは五輪チャンピオンで2度のワールド優勝の実績があるから
特例措置でGPS出場が認められる」


アホ!そんな特例措置なんて無いわ!!!・・・ソチ五輪シーズンまではね。
ISUグランプリシリーズは5月末がエントリー締め切りで、その後セレクションミーティングを経て
6月中旬~下旬に6大会のエントリーリストが発表される
どんなに実績のある選手でもエントリー期限までに出場の意思があることを表明しないと
グランプリシリーズには出場できないのです…当時のルールでは、ね。

前回で「スケートが死ぬほど嫌だった」だの「大会に出たくないと泣いてわめいて抵抗した」と
二度とやりたくないと言っていたキム・ヨナがなぜ翻意して復帰を決めるに至ったのか?
その理由は3つありました

①五輪出場権獲得ゼロという危機的状況を打破するため

2010―2011年のシーズンから欧州選手権、四大陸選手権、世界選手権では
本選に進むためにFSのみの試技で行う予選が復活しました
予選は2009―2010年の世界選手権で技術点最低得点をクリアできなかった選手を持つ国に
その人数に応じて予選枠が割り当てられ
エントリー選手のうちワールドスタンディング国内下位の選手が出場して
そこで上位に入ればSPを戦えるというルールになっていました
キム・ヨナはワールドスタンディングでは韓国でトップでトリノワールドでは2位表彰台を強奪したに上がったので
モスクワワールドでは国内選手権も国際競技も全部すっ飛ばして世界選手権に一発勝負をかけることができた。
ところが一緒に出場したクァク・ミンジョンが22位というさんざんたる結果に終わった上
ISUが定めた技術点最低得点をクリアできていなかったのである
これによって韓国は2011年からの予選出場が求められることとなった。
2011年モスクワワールドでキム・ヨナは2位表彰台を再び強奪に上がるも予選出場のクァク・ミンジョンは予選落ち
2012年ニースワールドではかろうじて2枠するも1人はやはりFSに進めず
もう一人は予選落ちという更にさんざんたるありさま。とうとう枠を1つに減らしてしまった。
さらに追い打ちをかけたのは平昌五輪から適用となる「自国開催枠の完全撤廃」である。
これまで五輪の開催国は男女シングル、ペア、アイスダンス4種目でどれも自力で出場枠と獲得できなくても
全種目1人ずつ選手を派遣することができる
という特権が与えられていた。
ところが「たとえ開催国であっても前年の世界選手権あるいは最終予選で出場枠を一つも獲れなかった種目には
五輪には出場させねえよ」
なルールに変えてしまったのです
韓国はご存じのとおりフィギュアスケートで出場見込みがあったのは女子シングルだけである。
ところがその女子フィギュアスケートもヨナに次いで上位に入れる見込みの選手は1人も育たない。
選手が五輪で活躍する姿を見れば自分も五輪出場を目指したいと競技人口も増えるが
出場できないとなると人気がますますすぼむことになり、競技人口も減少してしまう。
このままでは韓国は開催国なのに1種目も選手を派遣できず、
他の国の選手が競技を行いメダルを獲得するのを指をくわえて見てるだけ
という赤っ恥をかく
ことになる。

そこであのバッタもん女王様のご帰還である。
五輪出場権を自力で獲得するにはキム・ヨナに頼るほかなかった

②IOC役員選挙に立候補するにはソチまでの現役続行が必要となった


キム・ヨナは休養期間中2018年平昌五輪招致大使として韓国の委員とともに世界を駆けずり回っていた。
そこで築いた人脈や招致活動で韓国の選手たちが五輪でもっと活躍できるよう
役員となって裏から手を回したいサポートしたい

とIOC委員に立候補したいという野心が芽生えるのです

ところがIOC委員選挙には下のような条項がある
【立候補するには選挙の直近の五輪に出場していなければならない】
次の委員改選選挙は2016年リオデジャネイロ夏季五輪の後。
直近の冬季五輪は2014年ソチ大会なので、立候補を目指すならどうしてもソチ出場が求められるのである

③相次ぐトラブルでダダ下がりのキム・ヨナ人気と名誉を回復させるには現役を続行するしかなかった

バンクーバー五輪で鼻持ちならない傲慢で自己チュー女王様となったキム・ヨナはその後
IBスポーツからATスポーツへの移籍に伴う金銭トラブルやブライアン・オーサーとの決別騒動などトラブル続きだった。
(原因が全てヨナ本人にあることも付け加えておく)
極めつけが所属する高麗大学教授との訴訟トラブルである。
大学で教育を選考していたヨナは大学3回生で意気揚々と教育実習にいそしむも、
教授から「ショーだ」とクレームをつけられたのである。
これに怒った女王様は「深く傷ついた!名誉棄損だ」と逆上して告訴に踏み切ったのです

どうやら氷上の妖精はそれ以外のところでは天使でも妖精でもなかったようですね
すっかりクイーンのイメージよりトラブルメーカー・キム・ヨナというイメージが定着してしまった
さすがにこのありさまにヨナに失望する韓国ファンまで現れてしまった
スポンサーは離れてはいない。でも女王でなくなったことでファンの心は離れつつある。
ヨナには再び自国ファンからフィギュアクイーンとちやほやされるために競技に復帰して結果を出すより仕方なくなってしまったのである

キム・ヨナは長く指導を受けていたシン・ヘスク、リュ・ヒョンジュンを再びコーチに迎え
SP:ヴァンパイアのキス
FS:レ・ミゼラブル
のプログラムで再び競技復帰を決意したのでした

なお、この2012―2013年から世界選手権、欧州選手権、四大陸選手権のFS予選は再び撤廃され
「当該シーズン(エントリーの21日前)または前年度に
既定の技術点最低得点をSPもFSもクリアしていなければならない」
という新たなルールが設けられることとなる。
1年競技を離れていたキム・ヨナは2013年の世界選手権に出場するためには
このシーズンどこかの国際競技会で技術点最低得点をクリアする必要があった
そのために選んだのがNRW杯と、予備としてゴールデンスピン杯であった

恒例の動画+プロトコルを貼り付けようと思いましたが
・・・無いのよ。NRW杯女子シングルのプロトコルだけが!
大会主催者が削除してサイトを回復させないから!!!!!


それとも公表できない理由があるとでも?

動画は貼らせていただきます


プロトコルについてはこちらから拝借させていただきます
(金妍児資料室様のものをお借りします)
【SP】
 キム・ヨナ2012年NRW杯SP
【FS】
キム・ヨナ2012年NRW杯FS
ちなみにGPFで3大会ぶりに出場を果たし優勝した浅田真央のプロトコルはこちら
【SP】
浅田真央GPF SP_convert_20150521143848

【FS】
浅田真央GPF FS_convert_20150521143922

浅田真央の演技はこちら


両者のスコアも比較しておきます
【SP】
 TSS TES PCS SS TR PE CH IN
 浅田真央 66.96 35.02 31.94 7.93 7.68 8.04 8.07 8.21
 キム・ヨナ 72.27 37.42 34.85 8.69 8.31 8.88 8.75 8.94

【FS】
 TSS TES PCS SS TR PE CH IN
 浅田真央 129.84 63.45 66.39 8.18 8.04 8.39 8.39 8.50
 キム・ヨナ 129.34 60.82 69.52 8.75 8.38 8.69 8.75 8.88

・・・なんか、おかしくないですか???

FSでは転倒あり、1-1-1ありだったからさすがに微弱ですが浅田真央を下回ったものの
SPでは完璧な演技を、FSでは3Sが2回転に抜ける以外は大きなミスの無かった浅田真央よりも
FSで転倒あり、1-1-1あり、スピンレベル1のキム・ヨナのほうが評価は上回っているのですよ。
浅田真央との0.50という点差は最後のスピンがレベル1になるか、レベル2になるかの違いだけなのです
スピンでレベル1から2になっているだけでもヨナのFSスコアも真央より上だったという事になります

ではなぜキム・ヨナサイドがわざわざこのNRW杯を復帰試合に選んだのか?
なぜ転倒あり、1-1-1のキム・ヨナが浅田真央のスコアを上回ることになったのか?
それにはちゃんとからくりがあったのです

1つはヨナのNRW杯女子シングル競技日程が全て浅田真央が出場したGPFのシングル日程の後であり
どちらも韓国ジャッジが入っていてGPF女子の結果はNRW杯の採点ジャッジに情報が筒抜けだった
から。

GPFの女子シングル日程とNRW杯日程は以下の通り
 GPF NRW杯
 SP 12月7日(金) 20:00- 20:50 12月8日(土)19:00競技開始
 FS 12月8日(土) 20:15- 21:10 12月9日(日)19:00競技開始

お判りでしょうか?

どちらも早くから競技日程が決まっています
GPFで女子の演技が終わった後なのですよ!ヨナの競技日程が始まるのは!


GPFとNRW杯のオフィシャルリストも掲載させていただく
【GPF】
2012年GPFオフィシャルリスト
 
【NRW杯】
2012年NRW杯オフィシャルリスト

文字の囲みが手書きなので綺麗にラインが引けませんでしたが
GPFはイ・ジヒが、NRW杯ではコ・ソンヒが参加していたことで
コ・ソンヒはイ・ジヒの報告を受けてキム・ヨナの評価を出すことができた
イ・ジヒ―コ・ソンヒルートで情報が筒抜けだった
だからヨナの評価は全て浅田真央を上回ったんです

それからもう一つの理由は公式戦とは異なり上下のカットがNRW杯にはなかったから。

採点のGOEやPCSの評価の出し方をおさらいしておきますと
2011―2012年からのランダムカットの廃止で
公式戦は9人のジャッジのうち最大評価と最低評価1つずつをカットして
残った7人で評価の平均を獲り、そこに要素ごとの係数をかけて数値を出す
というものになりました

たとえば浅田真央のGPF FSの単独3Loの評価を例に挙げます
 J1 J2 J3 J4 J5 J6 J7 J8 J9
 3Lo 2 2 1 1 2 2 2 2 3
最大評価はJ9の+3評価、最低評価はJ3またはJ4の+1評価
カットされる評価はJ3とJ9になります
(2+2+1+2+2+2+2)÷7×0.7=1.2999999999999999999・・・・・
となって小数点第3位を四捨五入して1.30となるのです

一方のB級大会は採点ジャッジの人数が7人しかいなかったり、
6人だったり、酷い時はたった5人しかいない大会もある
そのような小規模な大会では上下のカットは行わず全員の評価の平均を獲って要素ごとの係数をかけて数値を出すのです

 J1 J2 J3 J4 J5 J6
 3Lz+3T 1 3 2 2 2 2
先ほども申しあげたようにジャッジが6人しかいませんので上下のカットはしません
すると(1+3+2+2+2+2)÷6×0.7=1.40
と、このジャンプのGOEは1.40となるのです

つまり採点ジャッジの人数が5人や6人ですと
他のジャッジが「え~?このエレメンツすんごい酷いから-1程度の評価しかならないな」と思っても
その選手身贔屓なジャッジが一人入っていたりして+3の評価を出すと
それだけで平均が吊り上ってしまう
のです

こうしてキム・ヨナはまんまとジャッジから高評価を引き出して浅田真央のスコアを上回ることができたのです

長くフィギュアスケートの中継を行っているくせにルールの一つも何にもわかっていない
キム・ヨナマンセーなフジテレビは嬉々として
「キム・ヨナは復帰戦でいきなり浅田真央のSBを上回り今季最高得点を出した!
まだ全盛期の70%の力しか出していないから
ワールドで万全の準備をすればもっとすごい評価が出るだろう」

等と伝えて浅田真央とのライバル対決を煽るのでした

それにかみついた珍しくマトモな評価を見せたのがテレビ朝日「モーニングバード」にゲスト出演した
元フィギュアスケーターの村主千香とTBS「朝ズバ!」のMCみのもんた。

村主千香氏評価
違う大会を比較するのは意味がない。
フリーでは後半かなりスタミナが切れてて、ジャンプも転倒していた。
そこまで『おーっ』とは感動しなかった。まだ調整が足りてないのかなと思った
(得点が)ここまでどうして出てしまったのか、わからない
と正直感じた

みのもんた
点数をつけたジャッジが同じじゃなきゃね

みのもんたはぶっちゃけフィギュアスケートには詳しくない素人である。
そのみのもんたですら首をかしげたくなるような演技だったのです
浅田真央の演技を先に見せられて、それからあの尻餅女王の演技を見せられたら誰だって同じ感想を持つでしょうよ
それが普通の人の感覚というものですよ

ワタクシ個人の感想を述べさせていただきますとジャンプの劣化は明らかでした
キムヲタがバンクーバー五輪前の浅田真央のジャンプをこき下ろしていたような
プレパレーションが長く、上体の沈み込みも深く、3回転まわりきってないグリ降りジャンプだった
3Lz+3Tは第1ジャンプも回転が足りておらず、フリーレッグは氷上を擦ってるし第2ジャンプはDGレベル。
よくもまあ恥ずかしげもなくこんな高評価を出せるなぁと呆れてしまうよ
3Fは遠目ですが完全なインサイド踏切じゃないですし
ステップなんて上体を大きく動かしてなんとか進もうとしてるんだけど
エッジが天で浅いから前にも後ろにも進まない
シニアGPSに出場していたユリア・リプニツカヤも同じような評価をされていたけど、
はっきり言ってユリアちゃんの方がはるかにマシ
最後のコンビネーションスピンときたらレベルの上がる要素の1つになった「スピンの最中にジャンプ」を取り入れているのはいいけど
足が氷から離れてない~

それでこの評価ですか?真央のスコアを上回るのですか?
ふざけんなって話ですよ

衣装に関しては赤いスパンコールが「ヴァンパイアに噛まれた首筋から滴り落ちる血」を意味してんだろうと思う
ストーリーも冒頭でいきなりヴァンパイアに首を噛まれて生気を失った若い女がヴァンパイアとして蘇る
…みたいなものになるのでしょうが最初から最後まで力強過ぎるんですよ。
普通ヴァンパイアに襲われたらだんだん生気を失って体力も失って弱弱しくなるものですよ。死が近づいてくるのだから
何なんでしょうね?この元気の良すぎるヴァンパイアに襲われた女って
…私にはさっぱり理解不能だ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

FSのレ・ミゼラブルもなんだかなぁーという感じ
まず、何を演じたいのかわからないし、ジャンプのプレパレーションの長さや上体の沈み込みはSPより酷いし
スピンも入りや出が悪くなって回転スピードも柔軟性も無い
おまけにリンクの使い方も小さくなった。以前のヨナは
それこそフェンスにぶつかりそうなくらいいっぱいに使っていたような気もするのですが
驚愕したのがステップシークエンスのレベル4判定。

えぇぇーーーーーーーーーーーーー?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あのヨナがステップでレベル4
何かの間違いではないの???
レベル4の構成を組めない人が?!片足でパターンを踏み続けることのできない人が?!!
「3連続のディフィカルトターン、異なるものを2つ」ひとつもないやん!!!
採点ジャッジが糞なら技術審判も糞!いったいどこに目をつけているんだか

それでもキム・ヨナのスコアは浅田真央を上回って当たり前なのです
ジャッジにとってはヨナの演技内容などどうでもいい。
エレメンツの質がどうだとか、そんなこともどうでもいい
だって最初からヨナの評価はいつだって真央+αだから
日程は同じでも演じるのは浅田真央の方が先。
ヨナの評価は真央のスコアやプロトコルを受けて出せばいい

わざと復帰戦をGPFと同じ日程のNRW杯にぶつけたのは
キム・ヨナサイドにとっては計算ずくの戦略だった
ヨナはゴールデンスピン杯に出場せずともまんまとミニマムスコアと真央を上回る評価を手に入れた

韓国メディアと反日メディアによって
「五輪チャンピオンである女王様の華麗なる復帰」と持ち上げられたキム・ヨナは
五輪の複数枠をぶんどる獲得するためにさらなる(スコア上の)レベルアップを目論むのでした


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ぶー

Author:ぶー
選手を混乱させ続け、迷走し続けるフィギュアスケートのルールや
採点のあり方について私なりに思うことを書いていきたいと思っています。
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