2016-03

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なんか変だよ「378条2項」

次々本命が棄権して男子も女子も本命不在の大荒れとなった世界ジュニアは
男子はダニエル・サモーヒンがイスラエル初のジュニア王者となり、
女子は本田真凛が日本7人目の女王に輝いて幕を閉じました。
ロシア女子はマリア・ソツコワが2位表彰台に上がって日本選手表彰台独占を阻み
フィギュア王国の面目を保ちましたが出場枠を巡ってはメディアもスケート通のブロガーさんも
ロシア連盟すらも混乱してしまうような事態が発生していました

世界ジュニアを終えて各国の来季出場枠は
男子女子ペアアイスダンス
3枠カナダ
アメリカ
ロシア
日本チェコ
ロシア
アメリカ
ロシア
2枠日本
イスラエル
韓国
ラトビア
フランス
中国
カザフスタン
ラトビア
アメリカ
韓国
ハンガリー
ウクライナ
アメリカ
カナダ
イタリア
フランス
カナダ
イタリア
1枠その他出場国その他出場国その他出場国その他出場国


さて、ここで問題です。
ロシア女子シングルが獲得した来季出場枠は一体何枠でしょうか?


【えー?結局ポリーナ・ツルスカヤはSPで、アリサ・フェデチキナはFSで棄権しちゃったから
マリア・ソツコワひとりで2位に入ったから来季は3枠じゃないの?】



とか

【アリサ・フェデチキナは棄権したけどFSに進出する24人に残ったから16P、
マリア・ソツコワ2位で2Pだから合わせて18Pで2枠じゃないの?】


と思われているそこのあなた!!!その考えは大間違いです


正解は「ツルスカヤとソツコワ2人の順位ポイントが合わせて
20だから2枠」


でございます。


というのも378条2項bにはそのルールが以下の通り明記されているから

レギュレーションルール378条2項b  
static.isu.org/media/166717/2014-special-regulation-sandp-and-ice-dance-and-technical-rules-sandp-and-id_14-09-16.pdf
(24頁)
黄色で塗りつぶした分を赤で和訳させていただくと

各選手権大会のエントリー割り当ては前年同じ選手権大会に出場した選手のポイント合計で決定される
参加者が最初の抽選(SP滑走順を決める抽選)に参加するならばその選手は出場と見なされる
ショートプログラム/ショートダンスでフリーに進めなかった選手には18ポイントが付与される

(「18」を下回る順位である場合には順位と同数がポイントとして付与される)
FSに進出した選手は16位以内の選手には順位と同数のポイントが付与され、それ以下の選手には最大16ポイントが付与される
しかし、次の理由により棄権した競技者
・病気やけがISUの医療アドバイザーによって病気や故障と判断された場合
・ウォームアップ中器具(衣装やスケート靴)が破損してしまったとレフェリーが判断した場合
ショートプログラム/ショートダンスで10位以内に入っていた選手がフリースケーティング/フリーダンスで
演技を開始または終了できなかった場合出場したとはみなされない

選手権大会に3選手が出場した場合は2人の最高順位がポイントに計算される

という事だそうですわ。

女子シングルSP滑走順、FS滑走順を振り返ってみますと、以下の通りになっていました
【SP滑走順】
滑走順出場選手名 出場国
warm-up Group 1
 1 Alexandra HAGAROVA SVK
 2 Danielle HARRISON GBR
 3 Leonora Colmor JEPSEN DEN
 4 Ha Nul KIM KOR
 5 Elzbieta KROPA LTU
warm-up Group 2
 6 Elif ERDEM TUR
 7 Shaline RワEGGER  SUI
 8 Charlotte VANDERSARREN BEL
 9 Monika PETERKA SLO
 10 Aleksandra RUDOLF POL
warm-up Group 3
 11 Alizee CROZET FRA
 12 Sarah TAMURA CAN
 13 Kyarha VAN TIEL NED
 14 Maeva GALLARDA ROSSELL ESP
 15 Kristina SHUKLETA-GROMOVA EST
 16.Teodora MARKOVA BUL
warm-up Group 4
 17 Katie PASFIELD AUS
 18 Lucrezia GENNARO ITA
 19 Anastasia GOZHVA UKR
 20 Thita LAMSAM THA
 21 Juni Marie BENJAMINSEN NOR
 22 Shuran YU SIN
warm-up Group 5
 23 Bradie TENNELL USA
 24 Alisa FEDICHKINA RUS
 25 Maisy Hiu Ching MA HKG
 26  Suh Hyun SON KOR
 27 Michaela DU TOIT RSA
 28 Marin HONDA JPN
 warm-up Group 6
 29 Diana NIKITINA  LAT
 30 Xiangning LI CHN
 31 Lea Johanna DASTICH GER
 32 Yuna SHIRAIWA JPN
 33 Natalie KLOTZ AUT
 34 Julia SAUTER ROU
warm-up Group 7
 35 Amy LIN TPE
 36 Polina TSURSKAYA RUS
 37 Tyler PIERCE USA
 38 Wakaba HIGUCHI JPN
 39 Matilda ALGOTSSON SWE
 40 Elizaveta UKOLOVA CZE
warm-up Group 8
 41 Viveca LINDFORS FIN
 42 Elizabet TURSYNBAEVA KAZ
 43  Angelina KUCHVALSKA LAT
 44 Anastasia GALUSTYAN ARM
 45 Maria SOTSKOVA RUS
 46 Ivett TOTH HUN

【FS滑走順】
 滑走順 出場選手名 出場国 SPスコア 順位
warm-up Group 1  
 1 Suh Hyun SON KOR 46.18 19
 2 Juni Marie BENJAMINSEN NOR 45.70 20
 3 Xiangning LI CHN 43.38 24
 4 Lucrezia GENNARO ITA 43.74 23
 5 Alizee CROZET  FRA 45.34 21
 6 Amy LIN TPE 44.52 22
warm-up Group 2
 7 Anastasia GOZHVA UKR 50.99 13
 8 Sarah TAMURA  CAN 48.11 16
 9 Ivett TOTH HUN 49.98 15
 10 Kyarha VAN TIEL  NED 47.94 17
 11 Elizabet TURSYNBAEVA KAZ 50.11 14
 12 Lea Johanna DASTICH GER 47.67 18
warm-up Group 3
 13 Ha Nul KIM KOR 52.37 12
 14 Anastasia GALUSTYAN ARM 55.80 9
 15 Yuna SHIRAIWA JPN 56.23 8
 16 Maisy Hiu Ching MA HKG 52.69 11
 17 Tyler PIERCE USA 56.56 7
 18 Diana NIKITINA LAT 54.59 10
warm-up Group 4
 19 Bradie TENNELL USA 58.56 4
 20 Marin HONDA JPN 66.11 2
 21 Wakaba HIGUCHI  JPN 58.08 5
 22 Alisa FEDICHKINA RUS 66.11 1
 23 Maria SOTSKOVA RUS 64.78 3
 24 Angelina KUCHVALSKA LAT 57.92 6

ロシアの選手は赤の太字で表示してみました
右足をねん挫して棄権したポリーナ・ツルスカヤはSPの抽選では36番滑走と決まっていて
SPを終えた時点で本田真凛と同点、技術点でトップに立ったアリサ・フェデチキナはFSは22番滑走という事になっておりました

378条2項bのルールに当てはめた場合
ツルスカヤはSPのアップ中に故障したのに「出場扱い」
FS直前に故障したフェデチキナは「不出場」という扱いになってしまい
ポイント対象者はツルスカヤとソツコワになり
ツルスカヤ18P+ソツコワ2P=20Pとなってロシア女子は2枠となってしまったのである


・・・という事は2008年世界選手権女子シングルに当てはめると

SPで8位に入ってFSを途中棄権した安藤美姫はポイント無し、浅田真央優勝+中野友加里4位で2人が対象となって合計5Pで3枠
2011年男子シングルに関して当てはめると
SP3位でFS演技中に靴が破損した高橋大輔が演技を再開せずそのまま棄権していれば高橋のポイントは無しで
小塚崇彦2位と織田信成7位合計9Pで3枠覚確保という事になっていたんですかね?


こんなルールがあったなんてすっかりド忘れしてました

ISUの公式サイトを見る限りフェデチキナがマークした66.11やSPの順位はそのまま残っていますが
「不出場」という扱いなのにスコアが残るというのもおかしな話ですし
かといってドーピングも採点にインチキもしてないのに
「不出場だから記録も順位も無しよ」という事になるのもヘンですし

つくづくこのルールってへんだと思う

故障でSPの演技ができなかった選手が演技して予選落ちした選手と同扱いになり
FSに進む24名に残った選手が故障で棄権したらポイント無しというのは何だかなぁと思う
こんなん、なんの救済にもなってないような気がするんだけど

ロシアの連盟副会長は378条ルールを知ってか知らずかわかりませんが
ソツコワ1人で2位に入ったから3枠という発言をしておりました
www.fsrussia.ru/intervyu/2029-sergej-kononykhin-na-chempionate-mira-v-debretsene-vystupala-perspektivnaya-molodaya-komanda.html
3枠?2枠?ロシア連盟副会長発言
女子シングルにおいて不運が重なったことを残念に思う。デブレツェンで
我々はポリーナ(ツルスカヤ)、アリサ(フェデチキナ)という出場者を失った。
このレベルにおいて怪我は付き物ではあるが、SPで首位に立ちスモールメダル金を獲得したフェデチキナはFSに出場できず
ツルスカヤは世界最高峰の世界ジュニアでは氷上に立つことすらできなかった
これは非常に残念な事だったがマリア・ソツコワが共に支えられて銀メダルを勝ち取った。
日本の女子は強かったが銀メダルは素晴らしいことだ。彼女は3枠をもたらした。
我々は彼女に感謝しなければならない。ソツコワは非常によくやったと思う


多分副会長様も知らんかったんやろなと思います

ツルスカヤはSPで棄権、フェデチキナはFSで棄権したとはいえ24人の中に残ったのですから
フェデチキナのSPの記録を残してポイント対象者をフェデチキナとソツコワにする
あるいは
結局ツルスカヤもフェデチキナも故障という不可抗力で演技ができず
ソツコワ1人で2位に入ったのだからソツコワ1人の順位ポイントを対象にして3枠とした方が
妥当だったのではないでしょうか?

故障や疾病とISUの医療アドバイザーが診断した場合
または器具破損でレフェリーが演技は不可能と判断した場合は出場と見なさない
のルールはSPで演技ができなかった選手にも拡大して起用すべきではないか

とも思いますが

そうなると1枠しかない参加国の選手たちは枠を増やすために
故障していても無理して出場したりしてしまうんかな?

間もなくシニアの世界選手権が始まりますが
男子はどんどん高難度化してどの選手もクワドを複数跳ばなければ優勝できないレベルになると同時に
大技を沢山練習しなければならないぶん故障を招きやすい環境にある
女子も今のところ浅田真央を筆頭に3Aなどの大技を入れようかという選手が増えつつあるので
いつ何時ロシアのジュニア女子と同じ状況に陥るとも限りません
出場規定に関するルール、故障した選手が無理をすることの無いよう
ISUの方々には(大技を過度に規制することの無いよう)改善をお願いしたいものです
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小塚崇彦引退

スポーツ報知デイリースポーツにて小塚崇彦選手、引退という報道がありました

引退こづ
小塚崇彦引退②

小塚は高橋大輔や織田信成とともに日本男子フィギュアスケートの一時代を築いた選手のひとりでした
先天性の股関節故障や度重なる怪我があってジャンプが不安定になり、ジャッジ評価は今一つなところがありましたが
小塚の美しくのびやかで力強いスケーティングは
今でもパトリック・チャンに匹敵するくらい技術の高いスケーターだった.
もっと世界のトップで活躍して然るべきスケーターだったと思います

正統派のスケーターがまた一人競技から去るというのは非常に残念でならないです

引退後は社業に専念するとのことですがいずれはプロスケーターからコーチの道へと進んでいくのでしょう
佐藤信夫コーチから学んできたものを次の世代に繋げていってもらいたいです


長い間お疲れ様でした


ハーフループは美しくない?

3月9日になんとなくテレ朝の『マツコ・有吉の怒り新党』を見ていたら
フィギュアスケートの「ハーフループを挿む3連続ジャンプ」に対する怒りの投書が紹介されておりました
その動画がこちら


「怒り」の内容はこちら(18:00過ぎ)
「フィギュアスケートの3連続ジャンプの3回転-1回転-3回転のうちの『1回転』に腹が立ちます。
大抵プログラムの後半に組み込まれているジャンプなので緊張感一杯で見入っているのですが
『1回転ジャンプ』が最初のジャンプの失敗に見えてしまい、毎回ヒヤッとしてします
どうせなら『2回転-3回転-2回転』の方が成功・失敗の判断がつきやすいと思います」
(47歳会社員)


これに対する有吉氏、マツコ氏のコメントは以下の通り
有吉「まー、わからないことも無いけどね」
マツコ「あの1回転は確かに」
有吉「『アッ!』と思うよね」
マツコ「あと、なんていえばいいのかな。。。美しくないんだよね。1回転があそこに入るの」
有吉「確かにね」
怒り新党①

で、「美しくないハーフループ」として番組内で紹介されてしまったのが
2015年ロステレコム杯で失敗したハビエル・フェルナンデスの3F+1Lo+3Sジャンプ。
同大会の会場音声のみの動画はこちら(3:00過ぎ)

確かにこのときのフェルナンデスのジャンプは美しくないです
第1ジャンプ着氷で踵に重心が乗ってしまってますし第3ジャンプの3S後もやっぱり踵に重心が乗ってバランスを崩してしまっている
3Fのプレパレーションに入る際にかなりスピードが出ていましたから
第1ジャンプの回転の勢いを着氷で受け止めきれずに体勢を崩して、無理やりハーフループをつけたものだから
第3ジャンプも失敗となりました

放送で紹介されたフェルナンデスのジャンプだけを見れば「ハーフループ、やっぱ要らね」になってしまうかもしれない。
トップ選手は絶対跳ばなければならないジャンプ
ではないけれど現行ルールに則るならばハーフループは必要なジャンプだと思います

女子の現役選手でハーフループを挿む3連続をテンポよくポン、ポン、ポーンと跳んで
回転が足りていて着氷の流れが良いジャンプを跳べる選手は皆無だと思う。
3連続の流れも悪くなってますしスタミナ切れを起こしたりもして4分間として演技を見てもいいとは言えない。
果敢にチャレンジしていますがポリーナ・エドムンズはハーフループからの3Sが間延びしてますし
エレーナ・ラジオノワはハーフループですら前向きに降りてしまうところがある。
ぶっちゃけ今の女子選手で回転の足りているハーフループを挿む3連続を跳べる選手は皆無だと思う
でも過去に遡ってみてみるとジョアニー・ロシェットのハーフループを挿む3連続はタン、タン、タンとリズミカルに
着氷の流れが良いジャンプを跳んでいましたし今の男子選手はほとんどの選手がテンポよく跳べています
フェルナンデスの失敗した一例だけを取り上げて「美しくない」「要らない」と決めつけるのはいかがなものかと思います

怒り新党② 怒り新党③
怒り新党④

マツコ「採点システムがいろいろ変ったことで点が獲りやすくなって、できちゃうんだよね」
    「昔はいろいろ難しいことに果敢に挑んでいたというか・・・」
    「大変な思いをして皆さんやってると思うけど、どうもあの1回転が次の3回転に向けて準備しているというのが嫌なんだよね
    「3+3でやってくれ、みたいな」

怒り新党⑤

昔はいろいろ難しいことをやっていたとマツコ氏は主張していましたが、
ハーフループを挿む3連続はそんなに難度が低いジャンプではないのでは?
セカンドジャンプで3回転を跳ぶような難しさは無いにしろ
ハーフループも第1ジャンプの着氷から1回転をどれだけスムーズにこなせるかで
第3ジャンプを跳べるかが決まってしまうところもある
構えを少なく無駄な力を入れずに第1ジャンプ着氷からテンポよく足を踏みかえてハーフループを跳び
その勢いのまま3Sや3Fを助走スピードの勢いを借りずに回りきって跳ぶというのは
非常に高度な技術を要することではないかしらと思うのですよ

ハーフループを挿む3連続ジャンプを跳ぶ選手が増えた背景には一つには
2010-2011年より「ハーフループを挿むシークエンスには、ハーフループに1Loの基礎点を与えて3連続ジャンプ扱いとする」というルールに改正されたことのほか
2014-2015年より施行された「あらゆる2回転ジャンプも同一ジャンプを跳んでよいのは2度まで」によるところが大きく
とくに後者の改正によるところが大きいという事がありました

コンビネーションジャンプでソチ五輪シーズンまでは
ループの得意な選手は3つまで跳ぶことが許されている連続ジャンプの第2、第3ジャンプを全てループで跳ぶことができたし
トウループの方が得意という選手は第2、第3ジャンプは全てトウループで跳ぶことができた。
ところが
(たとえ3回転を予定していて2回転に回転が抜けてしまっても)
3つ同一回転、同一踏切りのジャンプが重なったら3つ目は連続ジャンプごと点数を上げません

というルールになってしまった

ハーフループを挿むジャンプ他跳べない選手で、予定していた3回転が2回転に抜けてしまった場合
苦肉の策として連続ジャンプの一つを1回転のトウループかループにして跳ぶ選手も確かにいますよ。
でも1回転ジャンプというのは選手本人はリカバリーのつもりで跳んでいても
ジャッジにとっては失敗ジャンプに映るのよ
1回転ジャンプでリカバリーした要素に関してはGOEで+評価がつかなかったりもする
放送番組内で「回数制限の無い1回転ジャンプは使い勝手がいい」と解説されてましたが
実は1回転ジャンプというのは使い勝手が非常に悪いのよ

選手は連続ジャンプのバリエーションを広げるために、より技術を上げるために
ハーフループを頑張って習得しようとしているのだからそこは温かい目で見てあげてほしいなと思います

ハーフループを挿む3連続ジャンプと、第1ジャンプで「これってステップアウトじゃないの?」と思うジャンプの違いは
第1ジャンプでしっかり踏みかえの準備ができているか?に尽きると思います
たとえば↓のような場合はハーフループとは認められません
①2011年四大陸選手権鈴木明子FS(2:25あたり)

鈴木明子の場合は着氷時に明らかにバランスを崩していました。
そこから咄嗟に体勢を立て直して2Sをつけてリカバリーしたのですが
ハーフループを行ったというよりは技術審判は「第1ジャンプ着氷からスリーターンを踏んで2Sを跳んだ」としてノーカン判定を出しました


ハーフループをきれいに跳んでも3連続として認定されなかったレアなケースは
2014年ソチ五輪羽生結弦FSの3Lz+1Lo (4:05あたり)

羽生の場合は一見きれいにハーフループを挿んでいるようには見えます。
実際ハーフループは左バックインで降りてはいます。
そのまま右足を振り上げて3Sを跳んでいれば問題はなかったのですが
一瞬右バックアウトに重心を載せ変えてからもう一度左バックインに重心を戻して3Sを跳んでいたので
第3ジャンプが無視されるという事になりました


ハーフループを挿む3連続ジャンプで良いジャンプと悪いジャンプの見分けをつけるというのは非常に難しいですが
GPF宇野昌磨の演技などでは第1ジャンプでしっかり腰を落とした体勢で降りていて、
そこから間髪入れずに1回転くるっと回って綺麗なランディングから3Fを跳べていると思います
今季のパトリック・チャンはハーフループからの3連続は回避していますがソチ五輪までの4年間では綺麗なハーフループを跳べていた
いい選手の演技を見てハーフループの良さというものを見出していっていただきたいなと思います

Team Challenge Cup アジアチーム出場選手決定

コーセーチームチャレンジカップ、ついにアジア代表選手出場が決定しました
それと同時にファン投票にかけられるキャプテン推薦の候補者選手3名も出そろいました

■チームアジア
キャプテン
荒川静香

男子シングル
デニス・テン(カザフスタン)
宇野昌磨(日本)

女子シングル

宮原知子(日本)
エリザベート・ツルシンバエワ(カザフスタン)

ペア
ウェンジン・スイ&ツォン・ハン(中国)
須藤純玲&フランシス・ブードローオデ(日本)

アイスダンス
レベッカ・キム&キリル・ミノフ(韓国)
シーユエ・ワン&シンユゥ・リウ(中国)

結局チームアジアのキャプテンは荒川静香という事になりました


ファン投票の候補者は以下の通り
■チームアジア
男子シングル
ハン・ヤン(中国)
ボーヤン・ジン(中国)
ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)

女子シングル
ジジュン・リ(中国)
本郷理華(日本)
パク・ソヨン(韓国)

■チーム欧州
男子シングル
マキシム・コフトゥン(ロシア)
ミハイル・コリヤダ(ロシア)
アレクセイ・ビシェンコ(イスラエル)

女子シングル
エレーナ・ラジオノワ(ロシア)
エフゲーニャ・メドベデワ(ロシア)
アンジェリーナ・クチヴァルスカ(ラトビア)

■チーム北米

男子シングル
アダム・リッポン(アメリカ)
マックス・アーロン(アメリカ)
リアム・フィルス(カナダ)

女子シングル

アシュリー・ワグナー(アメリカ)
ポリーナ・エドムンズ(アメリカ)
アレーヌ・シャルトラン(カナダ)

ファン投票候補者は当初の発表では5名という事になっていましたが結局3名より一人を選ぶという事に。
現在の投票状況を見てまいりましたがチームアジアは某国の組織票が凄まじく
なんとソヨンがアジアトップとなってします。。。え゛~っ?!

某国は捏造がお好きだからソヨンがファン投票で1位になれば
「アジアで最も人気のある選手」をでっちあげるんだろうな。
う~。。。本郷頑張れ!!!

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メルドニウムによるドーピング違反ロシアで続々

2015年11月に陸上で国際アンチドーピング機構(WADA)から組織的なドーピングが発覚し
2016年リオデジャネイロ五輪出場停止を求められたロシア。
そのドーピング余波はテニス、フィギュアスケートにも広がりました

テニスにおいてはマリア・シャラポワが3月8日の緊急記者会見にてメルドニウムによる陽性反応が出たことを告白したばかりか
フィギュアスケートでもアイスダンスのエカテリーナ・ボブロワに欧州選手権終了後同物質による陽性反応が発覚
3月開催の世界選手権出場辞退となりました

シャラポワについてのドーピング違反を伝える記事はこちら

シャラポワ ドーピング違反

headlines.yahoo.co.jp/hl

ペアのエカテリーナ・ボブロワに関するドーピングの記事はこちら
エカテリーナ・ボブロワ ドーピング違反
sport.rbc.ru/article/268101/

英語経由で翻訳すると下のとおり

オリンピックチャンピオンであるエカテリーナ・ボブロワ&ドミトリー・ソロビエフは
ドーピングの疑いのため2016年世界選手権出場を辞退することが「スポーツ・エキスプレス」に報告された。
2016年1月25~31日ぷら千すら羽開催の欧州選手権にてボブロワはドーピングテストによりミルドロナート(商品名:メルドニウム代謝薬)陽性反応が出た。この薬物は2016年1月1日から禁止されたものだ。
このロシア組は欧州選手権で優勝した、ガブリエラ・パパダキス&ギョーム・シゼロン(フランス)、アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ(イタリア)に次いで銅メダルを獲得していた。
世界選手権にはボブロワ&ソロビエフ組に変わり欧州選手権5位のアレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブーキン組が出場する。

エカテリーナ・ボブロワは自分たちが世界選手権に出場できないことを認めた。
「はい、その通りです。大変残念ですが私たちはボストンの世界選手権に出場しないでしょう。
つい先日ロシアフィギュアスケート連盟がISUから欧州選手権後私の検査サンプルからメルドニウムが演出されたという内容の手紙を受け取った。
私は大変ショックを受けている。この状況を理解するために連盟とあらゆる努力を払っている」
「ブラチスラヴァの大会前に私は(メルドニウムが)禁止であることは何度も頭に入れていたし
いかなる薬も私に入ってこないようできるだけ排除しようとしていた。
唯一医師から処方された薬物はAktovegin(軟膏?)で合法なものだ」
とボブロワの代理人はR-SPORTSに語った。



そもそもメルドニウムって何やねんというお話ですが

メルドニウムなる薬物はラトビアで製法された薬で主に心筋梗塞や、狭心症治療に使われる薬物だそうで
シャラポワも体調不良になる事が増えた約10年前から使用を続けていたのだそう
toyokeizai.net/articles/-/108458

ところがこのメルドニウムには持久力の向上や回復力の向上、中枢神経機能の活性化による耐ストレス性の向上という効能もあるため
心臓疾患以外にもこの薬物を使用するアスリートが増え、WADAは数年前からこの薬物を監視対象としてリストに加えていました
そして2016年1月1日より監視対象から禁止対象に変更したのですが
www.realchampion.jp/assets/uploads/2016/01/2016_ProhibitedList_JP_revised20160108.pdf
(29P参照)
どうも昨年秋から「禁止薬物に移行する」ことは告知していたようです

ルールを知らず、いつものように薬を使っていたら全豪オープン期間中に検査に引っかかってしまった
というのがシャラポワの言い分のようです

エカテリーナ・ボブロワの方はメルドニウムなる薬物が今年から違反という事は知っていたようですし
今年に関しては自転車ロードレース選手のエドウァルド・ヴォルガノフ(ロシア)がやはりこの薬物によるドーピング違反で
1月6日に陽性反応を示して出場資格停止処分を食らっているのです
シャラポワも知らなかったでは済まされないのではないでしょうか

メルドニウムによるドーピング違反はロシアばかり3人目。
陸上に関しては組織的なドーピングが発覚して大問題となりましたが
組織的ではなくとも陸上に限らずあらゆるスポーツで禁止薬物が蔓延していると疑われても仕方ないのではないでしょうか

ロシアのドーピング違反者がこれ以上続出することがないよう祈ります

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Team Challenge Cup欧州、北米出場者決定

4月20日~23日ワシントン州スポケーンにて開催されるチームチャレンジカップ。
メインスポンサーは日本の化粧品会社KOSEがついて大会正式名称はKOSEチームチャレンジカップになりました
また大会主催者側からチーム北米、欧州から出場メンバーも発表されました

■チーム北米

キャプテン
クリスティ・ヤマグチ

team challenge cup NORTH AMERICA
www.usfsa.org/story


■チーム欧州

キャプテン
クリストファー・ディーン

Team Challenge Cup EUROPE
www.usfsa.org/story


チームアジアについてはまだチームキャプテンが伏せられたままですが
(まさかかの人をブッ込んでくる気じゃないでしょうね?)
3月9日(日本時間では10日?)に発表の運びとなるようです


大会ルールと出場予想メンバーについてはこちらで述べさせていただきました
フェルナンデスの代わりにミハル・ブレジナが入った以外は
チーム欧州、チーム北米もほぼ2016年1月1日のランキングどおりのメンバーとなりました
チームチャレンジカップの記事を更新するたびに日本選手は辞退していいと書かせていただきましたが
メインスポンサーにKOSEが付いちゃったことや、フェルナンデス以外は全員出場すると回答しているところを見ると
GPFあたりよりランキング1位をキープし続けている羽生結弦、宮原知子はちょっと断りづらい状況になってしまったかも?

あと、気になるテレビ放送ですが、調べてみたところ日テレが放送権を持っているようで
日テレG+では↓のような放送スケジュールも組まれていました
Team Challenge Cup TV schedule

エ?!
生中継はエキシビションだけで
競技の模様は全日程終了後に録画放送ですかぁ?????

CSなんだから競技の模様も生中継しろや!!
日本時間では早朝~午前で巨人戦と試合時間被らないんだからさぁ(▽Ⅲ▽♯)


日テレHPも閲覧してみましたが地上波放送については触れられていませんでした
具体的な放送スケジュールが判明するのは4月に入ってからになるのかもしれません

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プロフィール

ぶー

Author:ぶー
選手を混乱させ続け、迷走し続けるフィギュアスケートのルールや
採点のあり方について私なりに思うことを書いていきたいと思っています。
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キムチ派、宇宙人とゆかいな仲間たちは訪問お断り

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