2016-04

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羽生の診断結果は「リスフラン関節靭帯損傷」

世界選手権終了後に左足甲を故障していた羽生結弦。
所属するANAスケート部より「左足リスフラン関節靭帯損傷。全治二か月」と発表されました
 羽生結弦 故障
headlines.yahoo.co.jp/hl


リスフラン靭帯損傷という症状についてはこちらに詳しく説明されています
kotoseikeigeka.life.coocan.jp/11lisfranc.htm
 
足の甲の付け根から指先に伸びる骨の部分を繋ぐ関節をリスラン関節といって
その関節が必要以上に広がって亀裂が生じるという症状のようです
手術に関する記載がありませんでしたので発見が早かったのでしょう。
経過観察で完治も早いかもしれません

ファンタジー・オン・アイス今年は完全見送りという事になりますね。
本人としては早くリンクでの練習を再開して、昌磨に先を越された4Fや
誰も跳んでいない4Loを成功させたいという思いも強いかもしれませんが
羽生は全日本を優勝してシード権は持ってますし実績も十分にあります。
無理にGPSから出場せずB級大会などで調整して
全日本以降の大会に向けての準備をしてもいいのではないかと思います
が、そこのところが日本スケート連盟は全く融通が効かないんだよなー。

ANAスケート部から発表があったという事は
「大事なユヅルを酷使すんなよ」というスケ連への警告みたいなもん。
スケート連盟はこの報告を真摯に受け止め、選手の酷使を辞めていただきたいものです

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チームチャレンジカップ④エキシビション

2日間の闘いも終わってファンにはお楽しみのエキシビション。
今大会でも出場選手が様々なパフォーマンスを見せてくれました
順番通りじゃないですが、できるだけ拾ってみました

エレーナ・ラジオノワ


赤い帽子とリュックがキュート。トレンチコートを脱ぐと赤いタータンチェックのみニスカコスプレ
普段のラジオノワの格好もこんなのかしらと思うような可愛さ前回のプロでした

宇野昌磨

昌磨はバイオリン曲に乗ってしっとりと。
海外から見て背が小さくベビーフェイスの昌磨は幼く見えるかもしれませんが
スポケーンの観客に強烈な印象を残したことは間違いありません
彼ならどんなプロでもこなしてしまいそうで今後が非常に楽しみです
出来れば五輪シーズンは「ボレロ」とかに挑戦してほしい

マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ


グレイシー・ゴールド


エフゲーニャ・メドベデワ


ミハル・コリヤダ

今季はボーやん、昌磨の活躍が目立ちましたが地味にこの選手もシンデレラボーイのような活躍を見せました
女子シングルは無類の強さを見せていますが男子はずっとベテラン頼みなところがありました
『強いロシア』復活のために頑張ってほしいです
コリヤダの活躍に期待しています。競技プロはヘン衣装が多かったですが来季は素敵衣装を期待しています

デニス・テン

今季は故障から妨害騒動からケチつきまくりなシーズンでした
例の騒動についてはどちらが悪いという事ではなかった
日本のメディアが大げさに騒いだこととクワド必須化で1つのリンクに6選手が同時に練習を行うというのが無理になってきているのに
いつまでも対処できていないISUにも責任はあると思います
来季は心穏やかにシーズンに臨めるといいなと思います

ボーヤン・ジン


今季はボーやん=クワドルッツを強烈に印象付けたシーズンでした
スケーティング技術は荒削りですが自国開催の2022年北京五輪では金メダルを期待される選手にもなっていくのでしょう
あと6年余りですが怪我の無いように頑張ってほしいですね。ジャンプ以外の強化もしっかりと!

ジェイソン・ブラウン


クワドは跳べないけどジェイソンは「魅せるスケーター」だと思います

宮原知子


いつからかEXプロが「翼をください」になってもう赤い傘をさしたキュートな衣装のプロは見れないものと思ってました
最後の最後に「可愛いさっとん」プロを見せてくれました
宮原知子。あなたはもう「狭間のエース」じゃないです。押しも押されもせぬ日本のエース。
これからも結果を求め続けられることになりますが日本の女子を引っ張っていってもらいたいです

本郷理華

来季FSは鈴木明子プロが決定したようで。。。
「キダム」は姿勢の悪さを派手な動きでごまかすようなプロになってましたが
来季はもう少し姿勢の良さ、手足の長さを生かした見栄えのあるプロ振り付けをあっこさんには期待したいです

ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ


TCCで北米チームは男女シングル、ペア、アイスダンス誰も大崩れする選手がいませんでした
団体戦を勝ち抜くにはペアもアイスダンスも強化しなければだめというのを思い知らされた大会でした
団体戦のこのペアは強く美しかったです

アダム・リッポン

ワールド、TCCと久々リッポンの活躍を見られるとは思いませんでした
彼には華がある。王子様キャラから今期はエロかっこいい路線でしたが
来季もカッコいいプロを期待しています

クセニア・ストルボワ&フョードル・クリモフ



ミハル・ブレジナ


アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ

最初はブランケットの取り合い。次はクマのぬいぐるみの取り合いの派手なけんかとなりましたが
最後は仲直りというワールドでもおなじみになったEXプロ

ペニー・クームズ&ニコラス・バックランド



ガブリエル・デールマン



シュエハン・ワン&レイ・ワン



ワールドからTCCまで3週間足らずしかありませんでしたが素敵なパフォーマンスを有難う
出場選手の皆さんお疲れ様でした

チームチャレンジカップ③男女シングルFS

チームチャレンジカップ2日目夜の部。
いよいよ大会も大詰め。男女シングルFSの開始

■第1G
チームアジアはデニス・テン、北米よりナム・ニューエン、欧州よりセルゲイ・ボロノフが出場しました
www.usfigureskating.org/leaderboard/results/2016/23073/results.html

セルゲイ・ボロノフ


今大会のボロノフはとにかくジャンプすっぽ抜けが目立ちました。
ロシア杯の構成同様4T+3T、3A、4T、3Lz、3A+2T、3S、3Lo+2T+2Lo、2Aだったと思うのですが
冒頭4Tは単発に。続く3Aは2回転に。2度目のクワドも3回転に抜けて3T+3T
3Lz、2度目の3Aは共に2回転すっぽ抜け、最後の2Aに咄嗟に2Tを付けましたが2A3度目の重複ルールにかかりノーカン。
得点は伸びませんでした。
男子シングルではボロノフは現役選手最年長の選手。30歳近い年齢で試合に出場し続けて
クワドを維持でききているのが個人的には凄いと思います
コリヤダやペトロフら若手選手が伸びてきて少しずつ活躍の場は失われてきていますが
ベテランの意地というものを見せていただきたいなと思います

デニス・テン

4Sに挑戦してきましたが結果は2回転抜け。そのほかにも得点源のクワドで悉くミス
3Aも1回転すっぽ抜けのミスもありました。
今季は股関節痛や腰痛に悩まされ、思うような結果の残せなかったデニス。
参加を楽しみにしていたチームチャレンジカップではよい結果に終わってほしかったです
男子は今やマルチクワド時代に入ってきましたのでデニスには最低でも4S習得が求められます
パトリック、フェルナンデス、若手からボーやん、昌磨も上がってきて
羽生結弦もうかうかできない状況になってきました。デニスにもこのハイレベルな優勝争いに加わってほしいです

ナム・ニューエン


4Tは転倒、3A1本目はDG、2本目も着氷が乱れました
・・・というか2本目の3Aって氷上についた手が体重を支えるような体勢になってましたので転倒扱いではないのんか?
(浅田真央が同じ体勢になったら確実に転倒で減点1なんやけど)
3Aが2度とも単独になったことで3Fにセカンド3Tをつけてコンボを3つにしたのはナイスリカバリーだったと思いま

ニューエンが掲げていたポリーナに向けてのバナーは故障で出場を辞退したポリーナ・エドムンズへのメッセージでしょうか
ナム・ニューエン
来季よりチームクリケットを離れ、エドムンズのコーチでもあるディヴィッド・グリン氏に師事することを決めたニューエン。
心機一転頑張ってほしいですね
男子グループ1を終えて
テン 147.77
ボロノフ 132.79
ニューエン 127.10


暫定得点は
北米 386.14
欧州 372.21
アジア 349.77



■第2G

アジアより本郷理華、欧州よりエレーナ・ラジオノワ、北米よりガブリエル・デールマンが出陣しました
www.usfigureskating.org/leaderboard/results/2016/23073/results.html

本郷理華

3F+3TはセカンドでUR判定。2度目の3FもUR転倒してしまいました。ルッツは認定。
2度目の3F後に行われる足換えコンビネーションスピンは本来フライングの入りで始めるものでしたが
時間がなかったのが入りをすっ飛ばしてキャメルの基本姿勢もすっ飛ばしてしまいました。ポジション2つのレベル3判定
ここいらがちょっともったいなかったですね。
来季からはスピンでポジション3つだと基礎点を下げられてしまいますので注意をしてもらいたいです

ガブリエル・デールマン

3T+3Tは綺麗に入りました。3Lzは2回転すっぽ抜け。3FはDGで着氷が乱れました
3Loも着氷がやや乱れました
パーフェクトで自己ベストを更新したワールドのような演技はできませんでしたが
一反ピークをワールドに合わせたものをたった3週間でベストコンディションに持って行くというのはしんどかったかも

エレーナ・ラジオノワ


衣装がまた変わりました。ワールドの変衣装でなくてよかった。。。
SPではミスの続いたジャンプも今回はしっかり入りました。
が、ジャンプ着氷で上体が突っ込み、フリーレッグが氷上を擦るような体勢は相変らずで
GOEを沢山もらってても怪しい部分はいくつかありました
足換えありのスピンコンビネーションで「基本姿勢が2つ」というのは最後のシットポジで
2回転まわりきらないうちからファイナルワインドアップに入ってしまったという事なのでしょうか
本郷と同じでもったいない取りこぼしだったと思います
それでも大きなミスなく笑顔で終われたのは非常によかった

女子第1Gを終えて
ラジオノワ 133.31
本郷 122.15
デールマン 115.93


暫定スコア集計は
北米 502.07
欧州 505.52
アジア 471.92

ここで欧州が北米を逆転しました


■第3G

女子第2陣。アジアはエリザベート・ツルシンバエワが、北米はグレイシー・ゴールド、欧州はロベルタ・ロデギエーロが登場しました
www.usfigureskating.org/leaderboard/results/2016/23073/results.html

エリザベート・ツルシンバエワ

冒頭の3連続でUR判定を受けたのと3Fで着氷が乱れた以外は大きなミスはありませんでした
足換えコンビネーションスピンのレベル3判定はキャメルの仰向け姿勢が回りきれていないせいかもしれません
後半のセカンド3Tは綺麗に決まりました
ジャンプを跳ぶときの上体の沈み込みがやや深いので体型の変化が訪れる年齢に差し掛かると苦労してしまうかもしれません
タノをつける時の腕が完全に曲がってるところも美しくないのが難点かなぁと

ロベルタ・ロデギエーロ

冒頭3Lzコンボはe判定。後半2度目の3Fでは転倒が一つありました。
転倒したはずのジャンプに+1評価というのはどういうこっちゃい。
フライングシットスピンはレベルをとれずGOEでマイナスをつけたジャッジが一人いました
回転スピードが非常に遅かったですし必要回転数回りきれていなかったことが大きな要因かもしれません
カロリーナ・コストナー不在中ロデギエーロが孤軍奮闘しましたが復帰後は立場が危ういことになるかもしれません
もったいないミスを一つでもなくせるとよいですね

グレイシー・ゴールド

ワールドではメダル争いどころか優勝に手が届くかというところから表彰台からも転げ落ちてしまったGG.
FSはそのうっぷんを晴らす演技だったと思います
3Fリップ見逃しは相変らずでしたけどね
3F+2T第1ジャンプを跳んだ時にフェンスギリギリでしたので無理に3連続にせず手堅くまとめました
やっぱり冒頭のジャンプが決まると決まらないでは極端に演技は変わります
今日はGGの良さが存分に出た演技だったと思います
142点台の大台に乗せることができたのだからキスクラでもそりゃあご機嫌さんだったことでしょう
これからもワグナーと良いライバル関係を築いてもらいたいです
(できればジャッジにはGGとメドべのエラー見逃しはせんといてほしいけど)


第3Gを終えて
GG 142.00
ツルシンバエワ 123.61
ロデギエーロ 105.00


暫定スコア集計は
北米 644.07
欧州 610.52
アジア 595.53

北米が再び欧州、アジアを突き放してトップに返り咲きました


■第4G
アジアよりボーヤン・ジン、欧州よりミハル・ブレジナ、北米よりアダム・リッポンが登場しました
www.usfigureskating.org/leaderboard/results/2016/23073/results.html

ボーヤン・ジン


4Lzステップアウト、4Sは手をついてしまいました。3A+1Lo+3Sは第1ジャンプで転倒
2度目の4T、2度目の3Aも大きなミスがありました
SPで最高難度の構成、FSでクワド3種4本、3A2本というクレイジーな構成ですから
連戦の疲れがピークに達してしまっていたのかもしれません
こんなボーヤン見たこと無いというくらいジャンプの調子が悪かったです

ボーやんのジャンプの跳び方を見ていて、顎が上がるのが少し気になっていました
彼の癖かもしれませんが顎を引くことができれば体が遠心力に振られることも無くなって
ジャンプの軸も安定してくるのではないかと思います
オフはしっかりと疲れをとって翌シーズンに臨んでもらいたいです

ミハル・ブレジナ

CBSによるこのグループの放送の模様がyoutubeにアップされてましたがそこでもブレジナの演技はカットされてた。。。(泣)
ブレジナの動画見つかりました(音声悪いけど)
3Aと3Fを2度の構成にしているブレジナ。
4Sが3回転に抜けたことでハーフループからの3連続を3Sにしてザヤックノーカンを免れました
2度目の3Aで失敗した以外は大きなミスはありませんでした
彼の3Fはほとんどのケースで!判定を受けていたのですが今大会はセーフ。
まずまずの結果が残せてよかったと思います

アダム・リッポン

リッポンのFS動画も見つかりませんでした(音声無しのものでしたら33:30過ぎ)
4LzがDG転倒、後半2度目の3Lzで着氷で乱れ、コンボにできなかった以外は手堅くまとめました
自国開催のTCCで勝ちたいという執念のようなものを感じました

第4Gを終えて
リッポン 166.68
ブレジナ 158.30
ボーやん 156.71


暫定スコア集計は
北米 810.75
欧州 768.82
アジア 752.24


優勝の行方はほぼ北米、欧州に絞られることになりました


■第5G

アジアより宇野昌磨、欧州よりミハイル・コリヤダ、北米よりジェイソン・ブラウンが登場
各チームのエース級登場でハイレベルな争いになりました
www.usfigureskating.org/leaderboard/results/2016/23073/results.html


宇野昌磨


史上初の4F成功であっと驚かせた昌磨でしたがこの日も成功。
回転はFSの方がちょっと足りてない気もしましたがそこはジャッジのオマケというやつでしょうか
3A+3T、3Lzの着氷もあまりよくなかったです。後半2つのクワドも。
スタミナが落ちてしもたんかなーというところへまさかの3A+1Lo+3F。そこから見事ジャンプを立て直しました
この3連続はかつてエフゲニー・プルシェンコが成功させましたが再び見られるなんて!!
昌磨のこの一年の成長ぶりは凄い!!!
4Tコンボの回転が1回転になったりというミスはありましたがパーフェクト演技をすれば彼もまた200点越えする可能性も出てまいりました
これは羽生はますますうかうかできないことになってきそうです
来季は4Fを本格的にプログラムに組み込むようですが、怪我の無いように五輪シーズンを迎えていただきたいものです

ミハイル・コリヤダ


4Tは転倒。2度の3Aは綺麗に降りました
後半3S+2Aで手をついてしまうミスがあり、続く2Aもツーフットのミスがありました
今大会はいくつかミスは出ましたがこれからの選手なので。
男子はある日突然急成長を遂げるので、コリヤダの今後に期待したいです。
出来ればコリヤダ、ピトキーエフの2人でロシア男子を盛り上げていってもらいたいです

ジェイソン・ブラウン


FSもジェイソン1人クワドなし。今季は故障に泣いたシーズンでしたのでクワドどころでなかったのかもしれませんが。
ジェイソンはジャンプの質も非常にいいですし出場した選手の中ではスケーティングは抜きんでています
技術だけでなく観客をグイグイ引き込む高い表現力もある。
そんな彼が唯一持っていないのが4回転。ホントにこの人がクワドを跳べたらって強く思います
現状練習してもものになってないだけなのかもしれませんが、
羽生結弦も宇野昌磨もちょっとしたきっかけでコツをつかんでマスターしたので
ジェイソンもいつか習得できるといいですね

男子は全ての選手が終わりました
昌磨 192.92
ブラウン 181.50
コリヤダ 165.48


女子最終Gを残して暫定スコア集計は↓のとおりになりました
北米 865.15
欧州 801.51
アジア 797.35


ここで北米チーム優勝が決定しました


■最終G
アジアより宮原知子、欧州よりエフゲーニャ・メドベデワ、北米よりアシュリー・ワグナーが登場しました
www.usfigureskating.org/leaderboard/results/2016/23073/results.html
団体戦としては北米優勝は決定でしたが女の意地を見るような史上希にみるハイレベルな戦いとなりました

宮原知子


失敗しない宮原知子大先生。とうとうTCCもパーフェクト演技で終えました
選手には結構好不調の波があったりするのですが今季の宮原には一切それがなかった。
何というか、、これが会心の演技だろうと思っていても次の大会でそれ以上のものを毎回見せる所は感心してしまいます
本当にこの選手はメンタルが強い。
一部宮原アンチからは真央が休養に入ってベテランが引退して、真凛や新葉がシニアに上がるまでの繋ぎの世代
等と言われてますが真凛や新葉が上がってきても、
真央が力を取り戻しても負けないくらいの力をつけてきていると思います
今大会ではジャンプでGOEがたくさんつきましたが、それでもメドベデワに差をつけられたのは繋ぎの薄さ。
小柄で一けりの伸びが小さいというのもあるのですが、メドベの構成がストローク殆どなしなので
そこのところがPCS評価が低めになってしまうのかなと思います。
リスト「ため息」も見納め。来季はどんな演技で魅了してくれるのか楽しみにしています


エフゲーニャ・メドベデワ


FSもパーフェクトでワールドよりさらに高い評価を受けました。
TCCはトータルスコアで争う大会ではないけど総合得点では参考記録ながら
バンクーバー五輪のキム・ヨナより上ってもう笑うしかない。
シニア1年目からこれ以上上がり様がないというくらいの破格の評価を受けたシーズンでしたが
平昌五輪まで持つんかいな?
スコアが跳ね上がるより先に体型の変化でジャンプに苦しむシーズンがきちゃうかもしれない

アシュリー・ワグナー


回転不足は1つに抑えました。よくよく見ればとられてもおかしくないジャンプ
着氷でフリーレッグが擦っているようなジャンプもちらほらありましたし
ルッツのエッジエラーでお目こぼしもありましたがそこは地元アメリカの大会なので。
宮原のところで「メドベと比較してストロークが多い」と書きましたが、
その宮原よりスケートに伸びがなくストロークが多かったのがワグナー。
PCS評価は宮原と同等で良かったように思いましたが
最終滑走で大きなミスがなかったので甘い評価になったのかもしれません

メドベデワ 151.55
宮原 145.02
ワグナー 143.20


全選手演技が終了し最終のスコア集計は以下の通りになりました
北米 892.42
欧州 848.06
アジア 820.22


アジアは昌磨、宮原が頑張ったもののいかんせんアイスダンス、ペアが弱すぎた
ボーヤン不調も痛かった

次回は2018年平昌五輪後、日本開催(予定)。
ただでさえ五輪終了後のワールドにメダリストが出場してくれへんのに
不必要な大会追加してトップ選手出場してくれるんかいな?とも思いますが
日本、韓国、中国、カザフにはぜひとも男女シングルだけでなく
ペア、アイスダンス強化にも努めていただきたいですね






チームチャレンジカップ②ペア、アイスダンス団体戦

チームチャレンジカップ2日目。いよいよここからが大会本番。
午後の部ではペア、アイスダンスのFS団体戦が行われました

■ペアFS
第1Gはアジア代表須藤澄玲&フランシス・ブードロー=オデ、欧州代表ニコーレ・デ・ラ・モニカ&マッテオ・グアリーゼ
北米アレクサ・シメカ&クリス・クニエリムが登場して行われました
第1Gプロトコルwww.usfigureskating.org/leaderboard/results/2016/23073/results.html

須藤澄玲&フランシス・ブードロー・オデ


須藤&ブードロー=オデが出場できたのは「同一国から復讐出場できない」というルールも大きいのですが
ネスレトルン杯でランクを上げたことも大きな要因になっていたかと思います
今季結成されたので一つ一つの技術としてはトップ選手には遠く及びませんが持てる力は出し切れたのではないでしょうか?
成長著しいペアなので今後が非常に楽しみですが、
2年後には確実に高橋&トラン組のような国籍問題が再燃します
フランシスの帰化が難しいのでこのペアが五輪の舞台を踏むことは叶わないでしょうが
枠取りのためだけの使い捨てにはせず、大事に育ててもらいたいです

ニコーレ・デ・ラ・モニカ&マッテオ・グアリーゼ

サイドバイサイドのジャンプでニコーレが転倒…したはずが転倒による減点1はつきませんでした
続く連続ジャンプでもニコーレがステップアウトして単独、セカンドをつけられませんでした
ツイストリフトの着氷でもツーフットになってましたしニコーレにミスが多かったように思います
それでも須藤&ブードロ-・オデより上位につけました

アレクサ・シメカ&クリス・クニエリム

ペアスケーティングのエラーは1人がミスをしても2人が同時にミスをしても減じられる得点は同じなので
2人同時に転倒したとしても減点されるのは-1です。
プログラムから2点減点を受けていますので、3Sのクリス転倒と3Tの2人同時転倒が要因と思われますが
クリスの3S転倒の仕方は欧州代表ニコーレと同じなのに
なぜこちらだけ減点がついたのかさっぱりわかりません

第1Gを終えて
シメカ&クニエリム122.15
デ・ラ・モニカ&グアリーゼ105.88
須藤&ブードロー=オデ100.78

ある程度予想されていたことではありますが、早くもチームアジアは北米に22点差近くつけられてしまいました


第2G
北米代表メーガン・デュアメル&エリック・ラドフォード、欧州代表クセニア・ストルボワ&フョードル・クリモフ、
アジア代表シュエハン・ワン&レイ・ワンが登場
プロトコルはこちらになりましたwww.usfigureskating.org/leaderboard/results/2016/23073/results.html

シュエハン・ワン&レイ・ワン


WSでいえばスイ&ハン、ペン&ジャンのほうが上位で彼らの方がメダル争いの常連でもあるのですが
揃って出場辞退したためワン&ワンの出場となりました
FSは自己ベストに匹敵するスコアで大健闘だったとは思いますが相手が悪かったという気がします

クセニア・ストルボワ&フョードル・クリモフ



メーガン・デュアメル&エリック・ラドフォード

だって北米は優勝チーム、欧州もメダル争い常連チームが出場ですもん。
そりゃあ勝ち目ありませんわ

第2Gを終えて
デュアメル&ラドフォード 147.48
ストルボワ&クリモフ 130.46
ワン&ワン 118.78

チーム得点集計に採用されるのは「スコアが最も高い選手」ですので
採用されるのは各チームとも第2Gの得点。
ここでチーム北米は欧州に17点差、アジアに約30点差をつけてトップに立ちました


■アイスダンス
第1Gは北米マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ、欧州ペニー・クームズ&ニコラス・バックランド、
アジアはシーユエ・ワン&シンユー・リウが登場
プロトコルはこちらのとおりになりましたwww.usfigureskating.org/leaderboard/results/2016/23073/results.html

シーユエ・ワン&シンユー・リウ


マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ


ペニー・クームズ&ニコラス・バックランド


第1Gを終えて
チョック&ベイ 111.30
クームズ&バックランド 100.90
ワン&リウ 83.18

暫定スコア合計は
北米258.78
欧州231.76
アジア201.96

チームアジアはさらに約30点のたいさをつけられてしまいました

第2Gにはアジアよりレベッカ・キム&キリル・ミノフ、欧州アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ、
北米代表にケイトリン・ウィーバー&アンドリューポジェ登場
プロトコルはこちらになりましたwww.usfigureskating.org/leaderboard/results/2016/23073/results.html

ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ


レベッカ・キム&キリル・ミノフ


アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ


欧州、北米は第1Gも第2Gもメダリスト級を投入しましたがアイスダンスの弱いアジアでは太刀打ちできるはずもなく
これでは点差が詰まるはずもありません。
第1Gを終えて
ウィーバー&ポジェ 111.56
カッペリーニ&ラノッテ 108.96
キム&ミノフ 82.18


北米、欧州は第2Gの得点が、アジアは第1Gの得点が採用となりますので
ペア、アイスダンス終了時点で
北米 259.04
欧州 239.94
アジア 201.96

北米は快調にトップを走ります。
シングル頼みなアジアはここで約60ポイント差をつけられ大きく引き離されてしまうことに

韓国もアイスダンスはロシア選手とのペアなんですね。
キム&ミノフはワールドに出場する力は持ってますので
最終予選で自力出場権を獲得できずともミニマムクリアで五輪出場は可能になるのでしょう
混成ペアなので五輪シーズンには国籍問題が浮上します
日本の場合は簡易帰化でも「日本の居住実績3~5年」があって、これが大きな壁となりましたが
韓国は日本とは違ってそこは融通を利かせるのでしょうね。
ただ、ロシアがミノフの国籍変更を認めるのかなという気がしないことも無いです


チームチャレンジカップ①チームSP

チームチャレンジカップ、競技の模様が終了しました
第1日目チームショートプログラムの模様を振り返ってみたいと思います

マッチアップ1

日テレ地上放送ですっ飛ばされた男子1番手はこの3人でした
プロトコル:www.usfigureskating.org/leaderboard/results/2016/23073/results.html

ミハル・コリヤダ

ワールドでは完璧な演技をしたコリヤダでしたがTCCではジャンプは不発。
4T+3T予定は3回転のお手つき、ルッツをコンボで跳ばなければならないところを転倒して大きく点数を失いました
4Tはちょっとタイミングが合わなかったですね。
一度はワールドに合せたピークを3週間後の割とどうでもよい大会にもう一度ピークを合わせなければならないので
若いコリヤダ氏には大変だったかもしれません。


デニス・テン


ワールドでは妨害騒動に巻き込まれ、思うように結果が出せず終始うかない顔のまま終わってしまったデニス。
そのうっぷんを晴らすかのような演技でようやく笑顔。
ルッツについた1人だけマイナス評価とは「ステップから直ちに跳べてない」からでしょうか?
来季からはステップからのソロジャンプでは「より難しい入り方」が求められますので
今回のような曖昧なステップの踏み方では減点つけられてしまうかも、です
今季は故障に苦しみましたが来季はエンジン全開で臨めるといいですね

アダム・リッポン


3Aで両手お手つきとなりましたがワールドより点数が出ました。
なんてやねん(▽Ⅲ▽♯)と思いますが、まあそこはお祭り的な大会だから。
で、お祭り的な大会になると、北米はこうやって小道具を使ってはっちゃけるのが大好きですよね。
帽子やら鬘を被ってキスクラで盛り上がっておりました

マッチアップ得点はアジア12P、北米10P、欧州8P
アジアがトップに立つ上々のスタートとなりました。


マッチアップ2
他チームはさすがに最初からトップ選手をださねーだろと荒川静香女史が計算していたのか知りませんが
他チームのキャプテンも皆同じことを考えていたようで
女子1番手はトップ選手ぞろいというとんでもない組み合わせに

www.usfigureskating.org/leaderboard/results/2016/23073/results.html

グレイシー・ゴールド

冒頭3Lz+3Tの第1ジャンプが2回転に抜けましたが第2ジャンプで3回転をつけたことでノーカンは免れました
インサイド踏切になってないのに3Fのエラー見逃しはお約束。
まずまずの演技にほっとした表情のGGでしたが2Lz+3T、3F、2Aで71点はさすがに高過ぎです。
66~67点くらいが妥当だったのではないでしょうか?

宮原知子


失敗しないさっとん先生、今回もパーフェクト演技でした。
滑り込めば滑り込むほど表情も豊かになってプログラムが生き生きと躍動しているという気がします
最初に見たときはこんな知子の演技が見られるとは思わなかった
マッチアップがGG、メドベと同組になったのは不運でしたがよく踏ん張りました

エフゲーニャ・メドベデワ


今季圧勝を続けてきたメドベデワ。TCCでもその強さを見せつけました
このプログラムはストロークらしいところはほとんどない。
ずっとターンやステップで2分50秒繋いでいるようなもので、
ストローク無しでもスピードのある演技ができているところが高得点の大きな理由なんだろうけど
一つ一つのターンやステップを見てるとところどころエッジが浅かったりもする。
これでスケーティングをさらに強化したらいったいどんな点数をたたき出すのでしょうか?
プログラムに関してはとにもかくにもタノが邪魔。タノつけまくりのせいで
プログラムの余韻もジャンプも全て台無しな気がします
タノはハイライトの部分1つで十分よ。

マッチアップ2のポイント結果は
欧州12、アジア10、北米8。

この時点の得点合計はアジア22P、欧州20P、北米18P。少し差が詰まってまいりました
余談ではありますが、宮原の得点が出る間、ペア代表の須藤澄玲、フランシス・ブードロー=オデの2人は
何度も「がんばろう、九州」のバナーを掲げてくれていました
  くまモン
日本代表は常に九州被災者の皆さんとともにある、そんな想いの伝わるバナーだったと思います


マッチアップ3
女子2番手は本郷理華、ガブリエル・デールマン、ロベルタ・ロデギエーロの組み合わせでした
www.usfigureskating.org/leaderboard/results/2016/23073/results.html

本郷理華

冒頭のステップからの3Fが2回転に抜けてしまいノーカン。
他は悪くなかっただけにGOEと合わせて約6点強失ったのは痛かった。
ファン投票に関してアジア女子シングルのトップを走っていたのは韓国のパク・ソヨンでした。
途中で同じ人が何度も投票を繰り返す「組織票」をけしからんとしたのか
「投票は1人一度きり」のやり直しになり、ワールドの活躍もあって本郷が逆転、
漸く決まったといういきさつがありました
2週間前に突然出場が決まった事による調整不足もあったでしょうし
長久保コーチがそばにいない事への不安、
アジア初の五輪金メダリスト荒川女史がいたことによる緊張感諸々もあったのかも?
本郷はワールドと今大会ではメイクに変化がありました
本郷理華メイクworld 本郷理華メイクTCC
アップで見たら変な化粧にも見えますが、新体操やシンクロの選手がやっているような目元のお化粧のやり方で
まぶたの上の方にはっきりとしたラインを書いたのは目を見開いたときに
より目が大きく見えるように、より目力がつくようにというKOSEのアドバイスなのでしょう
写真の角度のせいかもしれませんが下がり眉になってるのがちょっと残念なところ。
眉尻はキリッと上がり気味の方が本郷には似合っていたのではないでしょうか?
小道具が落ちたら減点1になるのでつけまつげはつけられませんが
身長も高いし手足も長いし宝塚の男役のようなメイクをやったらメチャクチャ似合いそう!
等と思ってしまいました

ガブリエル・デールマン


ワールドSPで好調だったデールマン。TCCでも好調ぶりを発揮しました。
とはいえ68点はちょっと高い気が。
北米チームがポイント数で出遅れているせいか、何とかここで12ポイントとって並ばせてやれ感が。
デールマン自身は悪くない。悪いのは得点操作をしているジャッジの方

ロベルタ・ロデギエーロ

大きなミスはありませんでしたがエレメンツの質としては全般良くなかったです
ジャンプ軸が外れ気味でよく降りたなぁという感じでしたし最後のフライングシットスピンでは大きなトラベリングが。
スピンの最中ジャンプをしてレベルを上げようとしているのですがぶっちゃけ足は離れておらずジャンプになってませんので
レベル3判定が相当だったのではないでしょうか?
最後のポジションも止まりそうなくらい回転スピードが落ちていました。これではGOEはプラスになりません
本郷にミスがあったので順位は上にくるとしてもスピンのレベル判定はちょっと納得いかなかったです

マッチアップ3ポイントは
北米12、欧州10、アジア8。

ここで北米、欧州、アジアが揃って30ポイントときれいに並びました
(同点の場合は男女トップ選手のスコア合計優先なのでアジア>北米>欧州なんですけどね。)


マッチアップ4
日本のエース、宇野昌磨登場。ミハル・ブレジナ、ナム・ニューエンという組み合わせでした
www.usfigureskating.org/leaderboard/results/2016/23073/results.html

ミハル・ブレジナ


3Aは決まるも続く4Sは1回転すっぽ抜け、3F+3Tコンボは第1ジャンプで転倒
そのほかにもエッジが溝に引っかかって転倒する場面もありました
ステップシークエンスのGOE評価が-3から±0などのばらつきが出たのは
「ステップが終わって次のムーブメントに移るところで転倒してしまった」
「いや、ステップ最中に転倒した」と意見が分かれたからだと思います
(個人的な意見としては「ステップ最中の転倒」だったかと)


宇野昌磨

ワールドでは悔し泣きしてしまった昌磨が世界をあっと驚かせる快挙を成し遂げました。
高橋大輔も挑戦し、達成できなかった4FをISU公認大会史上初めて成功させました
SOI公演で成功したばかりで確率2分の1というのに本番で決めきるところはさすがSHOW MAN。
ブランドン・ムロズが非公式の大会で成功しながら認定を受けた経緯からして
ISU公認大会で、お茶の間も会場も見守る中で成功させた宇野昌磨は
「史上初の4F成功者」として確実に歴史に名を残すことになります
とはいえ直前のステップが曖昧なところがありますので、このままの入り方では来季は加点をもらえるジャンプとはなりません
来季はステップからのソロジャンプはより難しい入り方が求められますので4Tか4Sどちらかで難しい入り方が必要になります
この大会が終わればオフに入りますので、もっと精度を上げられるようになるといいですね

ナム・ニューエン


宇野昌磨が作った会場の空気と4F成功や100点越えのスコアによるどよめき冷めやらぬ中で演技するというのは
ニューエンにとっては非常にやりづらかったのではないでしょうか
4Tと3Aで立て続けに転倒してしまいました
演技全般も少し硬かったかなという気もします
それでも要素でノーカンがなかった分、なんとか2番手を死守しました

マッチアップ4のポイントはアジア12、北米10、欧州8.
ここまでの総ポイント数もアジア42、北米40、欧州38と昌磨の頑張でアジアが再びトップに立ちました


マッチアップ5

クワドの申し子ボーヤン・ジン、今季故障でワールドを欠場していたジェイソン・ブラウン、セルゲイ・ボロノフの組み合わせに
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ボーヤン・ジン


ぶっちゃけボーヤンにこのリンクは狭すぎます。クワドはフェンスにぶつかりそうでした
ステップは今大会のが一番気持ちが入っていたのではないでしょうか
上半身のオーバーアクションに足があまりついて行ってないところもありますが表情豊かで非常によかったです
昌磨4F成功でボーやんも闘志を燃やしてまた新たなクワドを繰り出してくるかもしれません
来季はどんなジャンプ構成でファンを驚かせてくれるのか、非常に楽しみですね

ジェイソン・ブラウン

2016年は腰痛により全米選手権を欠場、4CCやワールド代表から外れていたブラウン。
約半年ぶりの復帰戦でした
3Aではお手つきがありませんでしたがそれ以外はノーミス演技でした。
今大会では昌磨がトップのPCSをたたき出しましたが、出場選手の中で
はブラウンは一番のびやかで、一番緩急自在な滑りをしていたと思います
言ってはなんですがブラウン>昌磨でもよかったくらい。
ワールドの舞台でブラウンが表彰台に立つところを一度は見てみたいですが、
クワドなしでは入賞争いが限界かもしれません
男子は本当にとんでもない時代に突入しちゃいましたね

セルゲイ・ボロノフ


4T+3T予定が第1ジャンプでUR転倒、3Aは2回転に抜けてしまいました(ノーカンじゃないからいいけど)
その他スピン、ステップでもレベルの取りこぼしがありました。
ボロノフはもともとGOEやPCS評価は高くない選手なのでジャンプのミスやレベル取りこぼしは痛いです
ボーやん、ブラウンより大きく後れを取ってしまいました

マッチアップ5のポイントはアジア12、北米10、欧州8.
この時点でのポイント集計はアジア54、北米50、欧州48。最後のマッチアップを残してアジア優勝が決まりました


マッチアップ6
いよいよ最後の争いに入ります
女子シングル最後の組み合わせはアシュリー・ワグナー、エレーナ・ラジオノワ、エリザベート・ツルシンバエワになりました
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エリザベータ・ツルシンバエワ


3Lzでわずかに減点を受けた以外はノーミスでした。
この組み合わせでは最も分が悪かったですが、臆せずのびのび演じることができたと思います

アシュリー・ワグナー

ワールドFSのように「GGがダメならアシュリーを上げとけ!」がTCCでも炸裂。
3F+3Tのセカンドは回転がわずかに足りてませんでしたが見逃し。
ステップからのソロジャンプもステップ部分が曖昧で他の選手なら減点くらうレベルですがアシュリーは見逃し。
言いたいことは山ほどありますがそこはアメリカ主催の大会だから、もう勝手にやってちょうだいと諦めるしかないですね。

エレーナ・ラジオノワ

3Lz+3Tは第1ジャンプで両足着氷、単独に。
ステップからの3Fにセカンド3Tを試みましたが回転がギリギリでエッジが横滑りして
着氷の乱れた3Fに無理やりセカンド3Tを付けようとしても女子の力では跳べません。
転倒を招いてしまいました。
第2ジャンプは2回転にした方が…と思いますがタラレバを言っても仕方ない
最後の2Aもジャンプが跳べず、らしくない演技で61点とこの組み合わせでは3番手となってしまいました。


マッチアップ6の得点は北米12、アジア10、欧州8.

最終ポイント合計はアジア64、北米62、欧州54で見事チームアジアが優勝となりました

なお、ツルシンバエワの演技中日テレ実況アナは「(アジアは)逃げ切れるでしょうか」と話していましたが、
実はマッチアップ5が終わった時点で最終演技者であるツルシンバエワの獲得ポイント、スコアに関わらず
アジアの勝利は決まっていました。
マッチアップ5を終えてアジアは54、北米50ノ4ポイント差。
最終戦でアメリカが12ポイント、アジアが8ポイントだった場合両者は得点62で並ぶことになりますが
タイブレークの場合男女シングル最高得点者のスコア合計で順位が争われます
アジアの男女トップは宇野昌磨の105.74と宮原知子の73.28でスコア合計は179.02。
北米の男子トップはジェイソン・ブラウンの87.72ですから
アシュリーは91.4を出さなければ北米は最高得点者合計でアジアを上回ることができませんが
クワド禁止の女子では91点なんてGOEとPCSが満点でも出せる点数ではありませんので
超えることは不可能でした。
結果的には昌磨とボーやんのポイントで稼いだ優勝となりましたが
ポイントを取りスコアもトップを保つという宮原知子の堅実さによるところが大きかった

日テレは昌磨のクワドフリップ成功に大はしゃぎでしたが
宮原の功績についてももっと言及してもらいたかったです





来季GPS日本選手の出場権は?

2015-2016のシーズンも残る大会はISU承認のチームチャレンジャーカップのみになりました
世界選手権に出場した男女シングルの選手は皆入賞し、来季GPS2大会出場の権利を獲得しました
では他の選手たちの誰がどの条件に該当し、何大会の出場権獲得見込みとなるのでしょうか?
その結果を調査してみました


A.シード選手

世界選手権1~6位以内に入った選手はシード選手として2大会
→羽生結弦(2位)、宮原知子(5位)

B)招待選手
a)世界選手権で7~12位に入った選手は招待選手として2大会
→宇野昌磨(7位)、浅田真央(7位)、本郷理華(8位)

b)過去2シーズン(2013/2014、2014/2015)に世界選手権7~12位に入ったペア、アイスダンス選手で
 解散、再結成して参加

→該当者なし

c)過去2シーズン(2013/2014、2014/2015)に世界選手権7~12位に入った選手が
 2013~2015年に競技に参加しなかった場合、直近のシーズンベストで最大2大会出場

→該当者なし

d)上記の条件を除きワールドスタンディング24位以内
あるいはシーズンベストスコア24位以内の選手は
1大会出場、2大会目は主催者招待待ち

→無良崇人(SB8位)、村上大介(SB12位)、村上佳菜子(WS11位)、三原舞衣(SB23位)

e)世界ジュニア表彰台選手、ジュニアGPF優勝選手でシニア移行する場合1大会出場、2大会目は主催者招待待ち
→樋口新葉(世界ジュニア3位)

f)大会主催国はSB75位以内の選手を最大3人まで出場させることができる
g)a~fを除いてSB75位以内の選手でエントリーに空きがある場合は1大会出場、2大会目は主催者招待待ち

→田中刑事(SB28位)、山本草太(31位)、松田悠良(25位)、永井優香(37位)、坂本香織(39位)、加藤莉緒菜(45位)、木原万里子(48位)、新田谷凛(51位)、今井遥(57位)、中塩美悠(67位)、
村元哉中&クリス・リード(アイスダンス28位)、平井絵己&マリオン・デ・ラ・アソンション(63位)、須藤澄玲&フランシス・ブードロー=オデ(ペア、40位)

ワールド出場組が全員入賞圏内というのは喜ばしい事ではありますが
シード選手が羽生と宮原だけという寂しい結果に。
無良崇人、村上大介はWSにも24位以内に入っていますがSBの順位の方が良いのでそっちが優先されるかと思います。
来季からシニアに移行する樋口は世界ジュニア3位に入っていますしSBも余裕で24位以内に入っていますので
2大会出場の機会が与えられることになるかと思います

三原舞衣はジュニアながらSBでは24位以内にギリギリですが入っています。
(真凛、白岩もSBは24位以内ですが年齢的にシニア移行は×)
まだジュニアでもやれる年齢ですので日本スケ連はもう1年ジュニアに派遣させるのかもしれませんが
彼女にシニア転向への意向があればこの条件が適用されることになります。

山本草太は今季世界ジュニアには出場できませんでした
SBかWSで24位以内に出場できれば1大会出場枠はもらえたと思いますがどちらも入っていませんので
NHK杯の自国開催枠で、あるいは「SB75位以内」の枠になってしまうかと思います
(自国開催枠でNHK杯に出場、後は他の5大会で出場できるかどうか、みたいな感じですかね)

海外有力選手ではアイスダンス2014年ソチ五輪銀メダリストのテッサ・ヴァーチュ、スコット・モイアが復帰します
彼らは2014年の世界選手権はスキップしましたのでGPSから出場するのであればカムバック権を行使して2大会出場権を得るか
チャレンジャーシリーズを経て優勝でGPSに進む必要があります

知人のドーピング検査逃れをほう助したとして出場停止処分を受けていた女子シングルのカロリーナ・コストナーは
今年1月より処分が解除になりました。
カロリーナは2014年世界選手権銅メダルを獲得していますので
GPS出場を希望する場合は招待選手Cの条件が適用になり、
カムバック権を行使せずこのシーズンのSBで最大2大会出場枠を獲得することになります

ワールドでは男子も女子も得点がハイパーインフレ化したことで
GPS出場に必要な総合得点または技術点のミニマムは大きく跳ね上がることになりますが
1人でも多くの選手がGPS出場権を獲得できることを願っています


ルール改正概要

ISU Communication 2000が発表になり、また少しルールの改正が行われました
2015-2016年の旧ルールはこちら

■Schale of Value

ジャンプ
→変更なし


ステップシークエンス、コレオシークエンス

→変更なし

スピン
(足換えあり、足換え無しのコンビネーションスピンのみ変更有)

旧表記と基礎点
ルール改正①スピン基礎点(変更前)

(改訂版)
ルール改正①スピン基礎点(変更後)
※昨季ルールではスピンコンビネーションに関して「基本姿勢が3つ」「基本姿勢が2つ」で
それぞれ基礎点が設定されていましたが
改訂版では表記を2014-2015年までのものに戻して基本姿勢が2つになった場合はVの基礎点適用となりました




■要素のレベルと特記事項
ステップシークエンス
旧ルール
ルール改正②ステップレベル(旧ルール)
(改訂版)
ルール改正②ステップレベル(改訂版)
旧ルールではレベル4のみ『3連続のディフィカルトターン、異なるものを2つを異なる足で踏む』ことが求められ
レベル3判定の加点狙いの選手は組み合わせさえ異なれば同じ足で3連続の難しいターンを踏んでもよいことになってました
3連続のディフィカルトターンを異なる足で2つ踏むという動作がなければレベルそのものの認定を受け無くなるという事になります



スピン(特記事項)

1.フライングスピン
旧ルール
ルール改正③スピン特記事項(旧ルール)

(改訂版)
ルール改正③スピン特記事項(改訂版)

フライングスピンに関して見た目にもはっきりとしたフライングの入りが求められ
出来ていない場合は基礎点はVのものが適用になりますがフライングエントランスのスピンに関しては除外されました
また、スピンコンビネーションについては基礎点変更でも述べましたが
連続2回転以上の基本姿勢が3つ入っていない場合は問答無用でVの基礎点適用となります

2.スピン最中に行われるジャンプ
(旧ルール)
ルール改正③スピン特記事項その2スピン最中のジャンプ(旧ルール)
(改訂版)
ルール改正③スピン特記事項その2.スピン最中のジャンプ(改訂版)
スピン最中足換えありを伴ったり、足換え無しでにジャンプを行う場合は
着氷して最初の2回転以内に基本姿勢に入らなければレベルとして認定されなくなりました



3.ウィンドミルを試みる場合
(旧ルール)
特に表記なし

(改訂版)

ルール改正③スピン特記事項その3ウィンドミル(改訂版)
ウィンドミルは最初に試みた1度のみレベルとしてカウントされるようになりました
→レイバックスピンをウィンドミルからの入りで行い、スピンコンビネーションでもウィンドミルを使うという事が出来なくなった

ジャンプ
(旧ルール)
特に特記事項無し

(改訂版)

ルール改正④ジャンプ特記事項
同一ジャンプ繰り返しについて
SP:ソロジャンプ、連続ジャンプの異なる要素に跨り同一ジャンプが実施された場合2度目に行ったもののみカウントされない
FS:同一ジャンプの余計な繰り返しが行われた場合
のみ表記なし重複したジャンプのみがノーカン



■GOE

ジャンプ
(旧ルール)
ルール改正⑤ジャンプGOE(旧ルール)

(改訂版) ルール改正⑤ジャンプGOE(改訂版)
SPに関してステップからのソロジャンプにはより難しいステップ或いはムーブメントからの踏切が求められるようになった

ルッツ、フリップに関しては2017-2018年までに更なる見直しがあることが示唆されていて
提出した予定構成表に関わらず実際に踏み切ったエッジで判定するのではないかと言われていましたが
2016-2017年に関しては現行ルールのままという事になります
スピンコンビネーションの表記に関しては昨季は2つの基本姿勢しかなければCoSp2pなどという表記の後にレベルが表示され
基礎点も2つの基本姿勢、3つの基本姿勢毎に基礎点とV基礎点が設定されていましたが
データオペレータからクレームがついたのか、テクニカルが混乱したのか知りませんが、表記を元に戻し
基礎点を下げるというルールに変更しました

ジャンプの繰り返しルールについては繰り返してはならないジャンプを繰り返してしまった場合FSでは表記もされないという事になるようです
2015年スケートカナダ、羽生結弦選手SPや
2014年スケートアメリカ、グレイシー・ゴールド選手のFSを例に挙げてみます

2015年スケートカナダ羽生結弦SPのケース
2016年スケートカナダ羽生結弦SP

羽生は3A、4T、3Lz+3Tのコンボを予定していました
ところが
①3A
2T
③3Lz+2T
と異なるジャンプ要素に跨って2Tが重複したことから②のジャンプは規定回転数に1回転足りずノーカン
③は同一ジャンプを跳んだとしてルッツコンボは丸ごと0点になりました
来季からの改正案では②は0点にはなりますが③の重複要素に関しては2度目の2Tのみがノーカンで
3Lz基礎点はもらえるという事になるようです


グレイシー・ゴールド2014スケートアメリカFS

①3Lz+3T
②2A+2T
③3Lo
④3F e
⑤3Lz
⑥2S+2T+2T
⑦2A
と、②のジャンプコンビネーションで2A+3T予定がセカンドが2回転になったため、2Tを3度繰り返したとして
⑥の要素がノーカン判定を受けました
⑥の表記は2S+2T(第3ジャンプの2Tは無視)でコンボは丸ごとノーカンという事にもなるようです

重複の規定については他のブロガーさん情報を見る限りコンボが丸ごとノーカンになるのでなく
重複したジャンプのみノーカンになって緩和されることになるのではないかという見方が多かったです


よって、来季の改訂版に照らし合わせると

⑥の要素については3連続ジャンプ全てがノーカン判定を受けるのではなく
3つ目の2Tのみがノーカン判定を受けて、2S+2Tとしての基礎点は残る
という事になります
※大きな勘違いをしてましたので訂正させていただきます

浅田真央はFSに関して
3A
3F+3Lo
3Lz
2A+3T
3S
3F+2Lo+2Lo
3Lo
という構成を組んでいますが、仮に3F+3Loのセカンドが2Loになったとしても
3F+2Lo+2Loをそのまま跳んだ場合基礎点9.79が丸ごとノーカンになるのではなく
3F+2Loの基礎点7.81は残ることになりますので構成を変えることなく跳ぶことができます

ジャンプ重複のルールに関しては男子の多くの選手が4回転複数を入れるようになってきました。
高難度化する反面ジャンプが3回転や2回転に抜けてしまいノーカンというケースが相次ぎましたので
緩和ルールはクワドを複数入れる選手には朗報となりそう
です
但し重複があって連続ジャンプの一つがノーカンを受けた場合
GOEのつけ方がどうなるかは明記されていませんので実際に緩和となるのかは
来季の競技が始まってみないことには何とも言えないかもしれません

羽生結弦、左足甲靭帯損傷

残念なニュースが跳びこんできました

羽生結弦が左足甲の靭帯を損傷、帰国はせず練習拠点のあるトロントで治療に専念するとのことです
羽生結弦故障
headlines.yahoo.co.jp/hl

いつからこの怪我を発症していたのかわかりませんが
羽生がFSで失敗したのは2度の4Sと3Lzでしたし3Aからの3連続も左の足で踏み切りますので
もうこのときには痛めていたのかもしれません
今季はこれでシーズン終了ですので今は何も考えずにゆっくり休んでもらいたいです
お大事に。



戦い終わって・・・

2016年世界選手権も最後のエキシビションを迎えました
動画がいくつか見つかりましたので紹介させていただきます
(CSは視聴できない環境にありますので順番メチャクチャですがそこはご勘弁を)

ミハイル・コリヤダ

コリヤダがSP2番滑走から最終Gに飛び込み、総合4位に入ったことは大会最大のサプライズだったかも
エフゲニー・プルシェンコ以来個人のメダルは遠のいていますが
ロシア男子を引っ張っていくような存在になってもらいたいです

浅田真央(女子シングル5位)は羽生の紹介で登場しました
羽生は英語で『Good Friend』で偉大なスケーター』と紹介していました

真央の衣装、ホットパンツになってた・・・
今までの長ズボンはせっかくの長く美しいおみ足も短足に見えていたのでウーンと思ってましたが
このホットパンツはどうなのでしょうか。弾ける笑顔での真央姫でしたが個人的にはイマイチ感が。

マックス・アーロン(男子シングル8位)

結局アーロンはTシャツにGパンが一番よく似合うのか。
スカジャン着てトム・クルーズの「トップガン」とかやったら似合いそうな気がする

アダム・リッポン(男子シングル6位)


アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ(アイスダンス4位)

就寝中というからか、二人ともパジャマスタイル。
アンナはクマのぬいぐるみを抱っこしています途中のブランケットの奪い合いが可愛い。
カッペリーニはペアのホタレックの奥様ですが実生活でもこんなことやってんのかなと思ったりして

宮原知子(女子シングル5位)は「翼をください」英語バージョンがすっかり定着しました

DOIの傘を持っていたキュートな女の子がこんなしっとりしたエレガントな演技もできるようになったんだなーとしみじみ。

メダルは逃してもGGは衣装とともに輝く笑顔でした


クセニア・ストルボワ&フョードル・クリモフ(ペア)


アリオナ・サフチェンコ&ブリュノ・マッソ(ペア3位)


優勝者のエフゲーニャ・メドベデワ

ケルティック・ウーマンの『You raise me up』は荒川静香のイメージが強すぎてメド子のはどうもイマイチ感が
成熟したスケーターになった時にもう一度この演技を見てみたいかな

羽生結弦

テンとは和解に至って良かったです。エキシビションでは穏やかな表情でした。
昨年のハン・ヤンとの事故でも思いましたが
選手が練習中に遭ミスしたりぶつかって怪我でもしないようにISUにはほんとになんとかしてほしいと思います

マイア・シブタニ&アレックス・シブタニ

優しい月の光の下、寄り添う恋人同士のようでもありました
しっとりとした素敵なプロ。

アンナ・ポゴリラヤ

タラソワが真央に振付けたこともあるシュニトケ「タンゴ」。
衣装はイマイチ感がありますがポゴリラヤにとっても似合うと思います。
いつか競技プロでやってくれないかしらと思えるような情熱的な演技でした

ボーヤン・ジン

クワドルッツはすっかりボーやんの代名詞となりました
エキシビでもクワドを披露。
ボーヤンならどんな4回転でも身につけてしまいそう。手に持って会場に投げ入れたのはサイン入りのボールでしょうか
受け取ったファンにとっては一生の宝物になるかもしれませんね(ネットオークションなんぞにかけんなよ)

銀メダリストのワグナーはアダム・リッポンの紹介で登場

シニアデビューしたのは2007年で激しい道のりでしたが漸く届いたメダルでしたね。
2011-2012年のシーズンにはスケートを辞めることも考えていた彼女でしたが続けてくれてよかった。
9年がかりで手にしたメダルを見て、人生というものはどこかで帳尻が合うようにうまくできているんだと思った

ハビエル・フェルナンデス

羽生が激昂した背景には『ハビエルにもニアミスがあったから』というのをどこかの報道で目にしました
でもハビエルは終始穏やかで心を乱すことはありませんでした。
ライバルを挑発するような発言もしませんしね。彼は日本人が求める理想像のようなアスリートでした
ハビエルが世界選手権を制してくれて本当によかった。

メーガン・デュアメル&エリック・ラドフォード


パトリック・チャン、アイスダンス優勝者のガブリエラ・パパダキス&ギョーム・シゼロンについては
音声付の動画は発見できませんでした




そしてフィナーレ

いろいろありましたが非常にレベルの高い大会でした
選手の皆様お疲れ様でした

羽生、デニス・テンの騒動に思う

SPでは羽生結弦が自己ベストに迫る得点をたたき出して首位発進とはなりましたが
当日公式練習でのランスルーで同じグループで練習していたデニス・テンとあわや衝突のニアミスがあり
羽生結弦が「それはねえだろ!お前!!」と激昂し、3
A転倒後こぶしで壁をどんと叩く場面があったと報じられたことから騒動は始まりました

騒動を時系列で追ってみます

<世界フィギュア>テン妨害?羽生が怒りあらわ
毎日新聞 3月31日(木)21時15分配信
羽生結弦、テン騒動①


羽生の発言に対し、デニス・テンは「故意ではない。練習中にはよくある事」とICE NETWORKインタビューにて反論します

羽生結弦、デニス・テン騒動②
headlines.yahoo.co.jp/hl

ただ、このときテンのコーチだったフランク・キャロルがカザフスタンメディアの取材で余計なひと言を言ってしまいます

羽生結弦、デニス・テン騒動③  
フランク爺の発言は本当に余計だった。
公式練習には「曲をかけての通し練習ではランスルー中の選手が優先される」の暗黙のルールを完全無視してるんですもん。
一方的に羽生サイドに立ったメディアが煽って連日報道を続けたことなどで
羽生アンチなんだかキム・ヨナアンチなんだか嫌韓なんだかわからないような連中が湧いて出て
テンがキム・ヨナと同じATスポーツに移籍したことや韓国系カザフスタン人であることをことさら強調して
「羽生はあたり屋」だの「テンが悪い」だのとネットで誹謗中傷の応酬。

果てはデニス・テンのSNSにまで口汚い差別用語や罵詈雑言が浴びせられるというな事態にまで発展してしまいました
羽生結弦、デニス・テン騒動④ 羽生結弦、デニス・テン騒動⑤
headlines.yahoo.co.jp/hl
大会の方は終わってみれば羽生はSPでトップに立つもFSで逆転されて2位。
テンはSPで故障のことや騒動の事もあってか12位と出遅れFSでも12位で総合11位という結果になりました

結局この二人は大会終了後には握手で和解となりました
羽生結弦、デニス・テン騒動⑥
headlines.yahoo.co.jp/hl

<追記>
日本スケート連盟はこの件に際し、「羽生に誤解があった。我々は決して訴えることはしない」とカザフスタンに正式に謝罪
書簡をカザフスタンスケート連盟に送りました
羽生結弦、デニステン騒動⑦

www.inform.kz/eng/article/2888838
一応両者は握手をして「解決」とはなりました

結局この問題ってどっちが悪かったのかという事になろうかと思いますが
はっきり言って事の真相はわからん!
youtube動画なども上がってますが羽生が直接激昂するに至った動画は1つも無いんですもん。
「前日にも同様のことがあった」という事でその時の羽生のランスルー動画も見てみましたが
たしかにテンが近寄っている風な箇所は2か所ほどあるが故意であるとは言い切れるものではなかった

前日のランスルー動画(1:30当たり)


公式練習では選手は曲をかけながら入念にジャンプを跳ぶまでの軌道やタイミングをチェックします。
ちょっとしたタイミングの狂いやスピードによって4回転ジャンプというのは成功するか失敗するかが決まってしまいますし
今大会会場のようなホッケーサイズでいつもの試合より軌道が小さくなるような場合ならなおさら。

羽生が跳ぶ3Aはその狭くなった26mのサイドのところに配置していますから助走距離が短くなるので
特に神経をとがらせていたのだと思います。その軌道上でテンがスピンを続けていたのですから
「故意だった」は思い込みだったにしろ羽生が怒りたくなるのも無理も無かったかもしれません。
テンの行為は不用意だったとは思います
ただ激高するというのはいただけなかった。

一応羽生も激高したことに反省の弁を述べ、テンも「不注意だった」と最後には認め
大会終了後に羽生の方から歩み寄って和解し、めでたしめでたしとはなりました

・・・が

この問題は根本的な解決にはなってないと思います

公式練習は男女シングルは6人の選手が同時にリンクに入り、
ジャンプやスピンの位置、タイミングを念入りにチェックします
男子はここ数年クワドはSPで2本、FSで3本は当たり前でその上3Aも2本入れなければならなくなってきているので
選手はスピードを出すようになってきているのです

会場がないからホッケーサイズ利用も可とか
6人一緒の練習状態を維持していいのか?
「選手のニアミスは練習ではよくあること」の当事者まかせでいいのか?


ええわけないやろ!!

2014年の中国杯では実際に衝突して
流血事故まで起きてるんやで!
なんでで1年以上も放置してんねん!!!


この騒動を機にISUには大会会場の規格を統一化していただきたいですし
6分間練習、グループ練習を少人数化を考えていただきたいのです

GPSに関しては男女シングルは最大でも12名、ペア、アイスダンスは最大8組ですので
12名を4名ずつ3グループに分けて練習時間を持つという事は可能なんだろうと思う
GPFはどの種目も最大6人(6組)ですから、ジュニアとシニアの日程を別にすれば3人ずつ2グループでというのも

ただ選手権大会となるとそうはいきません
技術点最低得点をSPもFSもクリアすればISU加盟国からは最低一人はエントリーすることができるというルールになっている以上
SPでは出場選手は大人数化します
その選手を捌くには現状男女シングルは6名ずつのグループに分けるという手段しかない

サブリンクが2つも3つもあれば今のエントリー数を維持することができるかもしれませんが現実にはそんな会場はありません
『選手の曲かけ通し練習の最中他の選手は外に出る』なんて決めたら
公式練習の時間はたくさんあっても他の選手の演技を見てるばかりで自分の練習は全然できません
『選手の曲かけ通し練習の最中他の選手はコースに入らないようにする』にしても
直前になってプログラムそのものを変える選手が出てきたら
その選手がどのようなコース取りをするのかは他の選手には予測がつきません
『ランスルーでは選手はジャンプは踏切りのタイミングを見ることに終始して実際には跳ばない』
というのも100%ダメですね。
クワドはちょっとしたタイミングの狂いで失敗しやすいというのもありますが
跳び上がった時に練習時よりも高く跳び過ぎても低くなっても、練習通りでも体の締め方次第でやっぱり失敗に繋がります

じゃあ『大会の開催期間をたっぷりとって公式練習の時間をたっぷりとればいい』
というのもありかもしれませんが、ジュニアとシニアのかけもち選手もいます
ただでさえ大会というのは選手には精神的なストレスがかかるのに
長時間の拘束でさらにストレスがかかっては選手は良いパフォーマンスはできないと思います

結局出場選手の人数に制限を設けるしかないような気もします


技術点最低スコアに関しては一応クリアしなければならないという基準があります
ただしこの最低スコアは『絶対』というものではなく、、
基準を突破した選手が想定人数より多すぎれば最低スコアを引き上げ
想定していた人数を大幅に下回ればスコアを引き下げるなど
エントリー総人数に対して微調整できることにもなっています
但し、2012年から導入されてはいますがまだ一度もエントリー人数に応じて調整されたという事はありません

限られた日程で公式練習で少人数制をとるためには
技術点最低得点の調整などで出場選手の人数を制限するしかないのではないでしょうか

ISUは過去にはGPSの少人数化を図ったという事がありました
これはGPSを力のある選手だけに限定することで、大会の質を向上させようという狙いがありました
(失敗してか知りませんが結局男女シングルの人数を戻しちゃったけど)
五輪に関して『開催国であっても自力で出場権を獲得できない種目は出場させない』と決めた経緯もあります
(結局「ミニマムをクリアした種目は開催国には出場枠1を与える」に戻しちゃったけど)

ミニマムを大幅に引き上げ出場人数を25~30人FS進出者も20名程度に抑えるなどすれば
今出場するのが精いっぱいという選手にとっては出場が困難になり
選手権大会はますます狭き門になってしまうかもしれませんが
ISUの目指す大会の質の向上も図ることができるのではないでしょうか

ISUの方々にはこれを機にニアミスから選手を守るために
(間違っても大技を制限するようなアホな決定ではない)何らかの手立てを講じていただきたいと切に願います

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ぶー

Author:ぶー
選手を混乱させ続け、迷走し続けるフィギュアスケートのルールや
採点のあり方について私なりに思うことを書いていきたいと思っています。
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