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四大陸選手権男子FS終了
四大陸選手権最終日。男子の競技も終了しました
FS結果はこちら
総合順位

プロトコルはこちら
それでは演技について雑感などを述べたいと思います
優勝はFS5位から大逆転のパトリック・チャンでした
最終滑走のパトリック。カナダナショナルから難度を上げていた4T、3A2度の構成をパーフェクトに降りました
カナダナショナルでは2回転に抜けた後半3A+2Tも今大会は成功。
「苦手」というのがウソのように美しい3Aでした。
4つのクワドを成功させて「優勝はボーやんで決まり」という会場の空気を一気に変えました
『ショパンセレクション』は「革命のエチュード」がメインで疾走感あるプロなのですが
今大会のチャンの滑りはエレメンツが音楽にピタッとはまっていたと思います
9人のジャッジで1人だけ全ての要素において10点満点を出していたものがいましたが
そりゃ満点も出したくなるわ。
羽生結弦はジャンプやスピンに関してはお手本たりうる選手だとは思うのですが
そんな羽生ですら及ばないのが基本の滑り。
パトリックのスケーティングには無駄な力が一切入ってないのよ。
スケーティングには力を込めなくてもエッジの倒し方、重心の乗せ方で加速してグッと一蹴りが伸びる一点というものがあって
パトリックのスケーティングは演技開始から終了までずっとそれができているの。
エッジの倒し方、重心の乗せ方だけで楽曲のテンポやムードに合わせて加減速を出している、それがチャンの滑り。
無駄な力を入れずにスピードを一定に保てているからジャンプの質もスピン、ステップも質が一切落ちないのだと思う
パトリックの演技を見るたびに思うんですよ。
「羽生が彼のような技術を身につけられたら今の高難度の構成をもっと楽にこなせるのに」って。
世界選手権ではまたパトリックと羽生、フェルナンデス、ボーヤンらでメダル争いをすることになるのだろうけど
若い選手にはパトリックのスケーティング技術をぜひともお手本にしてもらいたいです
2位はボーヤン・ジンでした
2度の4Tと4Lz、4Sの3種4度の構成をこちらも全て降りました。
パトリックが完璧な演技をしなければ優勝はこの選手のものだったと思います
ジャンプに関しては問題なかった。
ただジャンプに重きを置くあまりスピンやステップのレベル取りこぼしが目立ってしまいましたね。
ステップはヨレヨレでエッジもかなり浅くなってしまいましたしスピンの回転スピードもSPより失速感がありました。
ジャンプで力を使い果たしてしまったという感じでした
パトリックとボーやんの得点差はたった0.38しかありませんでしたから
スピンだけでもレベルを獲りきっていればなぁーと、そこが少々残念でした
3位表彰台はハン・ヤンでした
ハン・ヤンも予定していたジャンプを全て降りました
いくつか着氷の危なっかしいところはありましたが
彼のジャンプには高さや飛距離が半端ないのでダイナミックさがあります
技術的には問題はないと思うのですが強いて言えば上腕の使い方とかもう少し工夫したほうがいいのではと
例えば≪ロミジュリ≫で多用されていたこちらの腕の使い方。
両手を上げる時に肘が曲がったままなのであまりきれいに見えないですし
すぐに下してしまったりするので振り付けも印象に残らない。
もう少し肘を伸ばして真っ直ぐ上げて、そこからゆっくり両手を広げて降ろすとか
腕の振り1つに余韻を持たせた方が印象に残るんじゃないかなと。
変プロも多いですが振り付けがまったく印象に残らずジャンプだけの人に見えてしまうのが少し残念なようにも思いました
宇野昌磨は4位でした
予定していたジャンプで4Tがことごとく失敗してしまいました
1度目は4T+2T予定だったと思いますが第1ジャンプでオーバーターン
2度目の4Tでは殆ど前向きで降りてしまいDG判定。両足で降りて膝までついてしまったのでこちらも単発に。
ジャンプの繰り返し判定で基礎点は7割となってしまいました
エッジエラーをとられがちなルッツは今大会ではセーフでした。
ジャンプ2つは失敗して2度目のクワドでは着氷時に立膝ついてしまいましたが
それすらも振り付けの一部に見えてしまうような良い演技だったと思います
終始気合の入っていて、それでいてスピードを切らさないパワフルな演技でした
(昌磨ももう少し滑りから力みが消えるといいのですが)
練習では4Loに何度か成功しているようで、一部報道では「ワールドで挑戦か』などと色めき立っていますが
今季に関しては3枠取り返すことに専念してもらいたいです
無良崇人は5位でした
1本目の3Aが両足着氷になった以外はパーフェクトでした
ジャンプの出来でいえば無良>昌磨でしたが昌磨はスピン、ステップのレベルをほぼ取りきって
スピンの質も良かったですからこの順位は仕方ないですね
バトル氏の難しい振り付けをしっかりこなし、音をしっかりととらえていて力強いパフォーマンスができていた。
今できる無良の最高の演技だったと思います
無良の「O」もっと見たかった
田中刑事は6位でした
4Sは回転が足りずに転倒。その後はジャンプを順調に決めるものの
後半2度目の3Aはコンボ予定が1回転に抜けて単発に。
その分セカンドジャンプは3Loにつけました
ジャンプは今一つ安定しませんが、田中は腕の使い方、振り付けのポーズの見せ方は上手い選手だと思います
「椿姫」があまりにハマリプロだからそう見えるのかもしれませんが。
『ドンキホーテ』とかバレエ音楽系なんか似合いそうな気がする
今季けがから復帰したケヴィン・レイノルズは11位でした
一見綺麗に降りたかのように見えた2つのクワドでしたがどちらもUR判定。
カナダナショナルでは3本目には3Aを予定していましたが2回転単発に。
3F+3T+2Loでは着氷がやや乱れ2度目の2Aはセカンド3Tを予定していましたが第1ジャンプで転倒。
3Lz、3S+3Loは降りました。
昨季は股関節の手術があって全休し、カナダナショナルからの復帰でしたが
それでも復帰早々この鬼構成は凄いです。
何よりまたケヴィンの演技が見られることが嬉しいまた第一線で活躍できるように頑張ってもらいたいです
四大陸選手権を終えて、世界選手権SPで最終2Gに入るであろう上位12名の顔ぶれは以下の通り
1.羽生結弦(日本)
2.ハビエル・フェルナンデス(スペイン)
3.デニス・テン(カザフスタン)
4.セルゲイ・ボロノフ1かマキシム・コフトゥンのどちらか代表になった方(ロシア)
5.宇野昌磨(日本)
6.パトリック・チャン(カナダ)
7.マックス・アーロン(アメリカ)
8.ミハル・ブレジナ(チェコ)
9.アダム・リッポン(アメリカ)
10.ナム・ニューエン(カナダ)
11.ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)
12.ボーヤン・ジン(中国)
ボーヤンも最終2Gに入ることが予想されますのでまたSPからパーフェクト演技をすれば得点を上げてくるでしょうね。
パトリックはSPでの出遅れが目立ったシーズンですが終わってみれば表彰台に上がっています
彼が万全のコンディションで臨むことができれば羽生もフェルナンデスもうかうかできないかもしれません
男子シングルは今季は2枠に減らしてしまいましたので羽生、昌磨で3枠を奪還してもらいたいですね
FS結果はこちら

総合順位

プロトコルはこちら
それでは演技について雑感などを述べたいと思います
優勝はFS5位から大逆転のパトリック・チャンでした
最終滑走のパトリック。カナダナショナルから難度を上げていた4T、3A2度の構成をパーフェクトに降りました
カナダナショナルでは2回転に抜けた後半3A+2Tも今大会は成功。
「苦手」というのがウソのように美しい3Aでした。
4つのクワドを成功させて「優勝はボーやんで決まり」という会場の空気を一気に変えました
『ショパンセレクション』は「革命のエチュード」がメインで疾走感あるプロなのですが
今大会のチャンの滑りはエレメンツが音楽にピタッとはまっていたと思います
9人のジャッジで1人だけ全ての要素において10点満点を出していたものがいましたが
そりゃ満点も出したくなるわ。
羽生結弦はジャンプやスピンに関してはお手本たりうる選手だとは思うのですが
そんな羽生ですら及ばないのが基本の滑り。
パトリックのスケーティングには無駄な力が一切入ってないのよ。
スケーティングには力を込めなくてもエッジの倒し方、重心の乗せ方で加速してグッと一蹴りが伸びる一点というものがあって
パトリックのスケーティングは演技開始から終了までずっとそれができているの。
エッジの倒し方、重心の乗せ方だけで楽曲のテンポやムードに合わせて加減速を出している、それがチャンの滑り。
無駄な力を入れずにスピードを一定に保てているからジャンプの質もスピン、ステップも質が一切落ちないのだと思う
パトリックの演技を見るたびに思うんですよ。
「羽生が彼のような技術を身につけられたら今の高難度の構成をもっと楽にこなせるのに」って。
世界選手権ではまたパトリックと羽生、フェルナンデス、ボーヤンらでメダル争いをすることになるのだろうけど
若い選手にはパトリックのスケーティング技術をぜひともお手本にしてもらいたいです
2位はボーヤン・ジンでした
2度の4Tと4Lz、4Sの3種4度の構成をこちらも全て降りました。
パトリックが完璧な演技をしなければ優勝はこの選手のものだったと思います
ジャンプに関しては問題なかった。
ただジャンプに重きを置くあまりスピンやステップのレベル取りこぼしが目立ってしまいましたね。
ステップはヨレヨレでエッジもかなり浅くなってしまいましたしスピンの回転スピードもSPより失速感がありました。
ジャンプで力を使い果たしてしまったという感じでした
パトリックとボーやんの得点差はたった0.38しかありませんでしたから
スピンだけでもレベルを獲りきっていればなぁーと、そこが少々残念でした
3位表彰台はハン・ヤンでした
ハン・ヤンも予定していたジャンプを全て降りました
いくつか着氷の危なっかしいところはありましたが
彼のジャンプには高さや飛距離が半端ないのでダイナミックさがあります
技術的には問題はないと思うのですが強いて言えば上腕の使い方とかもう少し工夫したほうがいいのではと
例えば≪ロミジュリ≫で多用されていたこちらの腕の使い方。

両手を上げる時に肘が曲がったままなのであまりきれいに見えないですし
すぐに下してしまったりするので振り付けも印象に残らない。
もう少し肘を伸ばして真っ直ぐ上げて、そこからゆっくり両手を広げて降ろすとか
腕の振り1つに余韻を持たせた方が印象に残るんじゃないかなと。
変プロも多いですが振り付けがまったく印象に残らずジャンプだけの人に見えてしまうのが少し残念なようにも思いました
宇野昌磨は4位でした
予定していたジャンプで4Tがことごとく失敗してしまいました
1度目は4T+2T予定だったと思いますが第1ジャンプでオーバーターン
2度目の4Tでは殆ど前向きで降りてしまいDG判定。両足で降りて膝までついてしまったのでこちらも単発に。
ジャンプの繰り返し判定で基礎点は7割となってしまいました
エッジエラーをとられがちなルッツは今大会ではセーフでした。
ジャンプ2つは失敗して2度目のクワドでは着氷時に立膝ついてしまいましたが
それすらも振り付けの一部に見えてしまうような良い演技だったと思います
終始気合の入っていて、それでいてスピードを切らさないパワフルな演技でした
(昌磨ももう少し滑りから力みが消えるといいのですが)
練習では4Loに何度か成功しているようで、一部報道では「ワールドで挑戦か』などと色めき立っていますが
今季に関しては3枠取り返すことに専念してもらいたいです
無良崇人は5位でした
1本目の3Aが両足着氷になった以外はパーフェクトでした
ジャンプの出来でいえば無良>昌磨でしたが昌磨はスピン、ステップのレベルをほぼ取りきって
スピンの質も良かったですからこの順位は仕方ないですね
バトル氏の難しい振り付けをしっかりこなし、音をしっかりととらえていて力強いパフォーマンスができていた。
今できる無良の最高の演技だったと思います
無良の「O」もっと見たかった
田中刑事は6位でした
4Sは回転が足りずに転倒。その後はジャンプを順調に決めるものの
後半2度目の3Aはコンボ予定が1回転に抜けて単発に。
その分セカンドジャンプは3Loにつけました
ジャンプは今一つ安定しませんが、田中は腕の使い方、振り付けのポーズの見せ方は上手い選手だと思います
「椿姫」があまりにハマリプロだからそう見えるのかもしれませんが。
『ドンキホーテ』とかバレエ音楽系なんか似合いそうな気がする
今季けがから復帰したケヴィン・レイノルズは11位でした
一見綺麗に降りたかのように見えた2つのクワドでしたがどちらもUR判定。
カナダナショナルでは3本目には3Aを予定していましたが2回転単発に。
3F+3T+2Loでは着氷がやや乱れ2度目の2Aはセカンド3Tを予定していましたが第1ジャンプで転倒。
3Lz、3S+3Loは降りました。
昨季は股関節の手術があって全休し、カナダナショナルからの復帰でしたが
それでも復帰早々この鬼構成は凄いです。
何よりまたケヴィンの演技が見られることが嬉しいまた第一線で活躍できるように頑張ってもらいたいです
四大陸選手権を終えて、世界選手権SPで最終2Gに入るであろう上位12名の顔ぶれは以下の通り
1.羽生結弦(日本)
2.ハビエル・フェルナンデス(スペイン)
3.デニス・テン(カザフスタン)
4.セルゲイ・ボロノフ1かマキシム・コフトゥンのどちらか代表になった方(ロシア)
5.宇野昌磨(日本)
6.パトリック・チャン(カナダ)
7.マックス・アーロン(アメリカ)
8.ミハル・ブレジナ(チェコ)
9.アダム・リッポン(アメリカ)
10.ナム・ニューエン(カナダ)
11.ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)
12.ボーヤン・ジン(中国)
ボーヤンも最終2Gに入ることが予想されますのでまたSPからパーフェクト演技をすれば得点を上げてくるでしょうね。
パトリックはSPでの出遅れが目立ったシーズンですが終わってみれば表彰台に上がっています
彼が万全のコンディションで臨むことができれば羽生もフェルナンデスもうかうかできないかもしれません
男子シングルは今季は2枠に減らしてしまいましたので羽生、昌磨で3枠を奪還してもらいたいですね
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