2017-09

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

羽生、デニス・テンの騒動に思う

SPでは羽生結弦が自己ベストに迫る得点をたたき出して首位発進とはなりましたが
当日公式練習でのランスルーで同じグループで練習していたデニス・テンとあわや衝突のニアミスがあり
羽生結弦が「それはねえだろ!お前!!」と激昂し、3
A転倒後こぶしで壁をどんと叩く場面があったと報じられたことから騒動は始まりました

騒動を時系列で追ってみます

<世界フィギュア>テン妨害?羽生が怒りあらわ
毎日新聞 3月31日(木)21時15分配信
羽生結弦、テン騒動①


羽生の発言に対し、デニス・テンは「故意ではない。練習中にはよくある事」とICE NETWORKインタビューにて反論します

羽生結弦、デニス・テン騒動②
headlines.yahoo.co.jp/hl

ただ、このときテンのコーチだったフランク・キャロルがカザフスタンメディアの取材で余計なひと言を言ってしまいます

羽生結弦、デニス・テン騒動③  
フランク爺の発言は本当に余計だった。
公式練習には「曲をかけての通し練習ではランスルー中の選手が優先される」の暗黙のルールを完全無視してるんですもん。
一方的に羽生サイドに立ったメディアが煽って連日報道を続けたことなどで
羽生アンチなんだかキム・ヨナアンチなんだか嫌韓なんだかわからないような連中が湧いて出て
テンがキム・ヨナと同じATスポーツに移籍したことや韓国系カザフスタン人であることをことさら強調して
「羽生はあたり屋」だの「テンが悪い」だのとネットで誹謗中傷の応酬。

果てはデニス・テンのSNSにまで口汚い差別用語や罵詈雑言が浴びせられるというな事態にまで発展してしまいました
羽生結弦、デニス・テン騒動④ 羽生結弦、デニス・テン騒動⑤
headlines.yahoo.co.jp/hl
大会の方は終わってみれば羽生はSPでトップに立つもFSで逆転されて2位。
テンはSPで故障のことや騒動の事もあってか12位と出遅れFSでも12位で総合11位という結果になりました

結局この二人は大会終了後には握手で和解となりました
羽生結弦、デニス・テン騒動⑥
headlines.yahoo.co.jp/hl

<追記>
日本スケート連盟はこの件に際し、「羽生に誤解があった。我々は決して訴えることはしない」とカザフスタンに正式に謝罪
書簡をカザフスタンスケート連盟に送りました
羽生結弦、デニステン騒動⑦

www.inform.kz/eng/article/2888838
一応両者は握手をして「解決」とはなりました

結局この問題ってどっちが悪かったのかという事になろうかと思いますが
はっきり言って事の真相はわからん!
youtube動画なども上がってますが羽生が直接激昂するに至った動画は1つも無いんですもん。
「前日にも同様のことがあった」という事でその時の羽生のランスルー動画も見てみましたが
たしかにテンが近寄っている風な箇所は2か所ほどあるが故意であるとは言い切れるものではなかった

前日のランスルー動画(1:30当たり)


公式練習では選手は曲をかけながら入念にジャンプを跳ぶまでの軌道やタイミングをチェックします。
ちょっとしたタイミングの狂いやスピードによって4回転ジャンプというのは成功するか失敗するかが決まってしまいますし
今大会会場のようなホッケーサイズでいつもの試合より軌道が小さくなるような場合ならなおさら。

羽生が跳ぶ3Aはその狭くなった26mのサイドのところに配置していますから助走距離が短くなるので
特に神経をとがらせていたのだと思います。その軌道上でテンがスピンを続けていたのですから
「故意だった」は思い込みだったにしろ羽生が怒りたくなるのも無理も無かったかもしれません。
テンの行為は不用意だったとは思います
ただ激高するというのはいただけなかった。

一応羽生も激高したことに反省の弁を述べ、テンも「不注意だった」と最後には認め
大会終了後に羽生の方から歩み寄って和解し、めでたしめでたしとはなりました

・・・が

この問題は根本的な解決にはなってないと思います

公式練習は男女シングルは6人の選手が同時にリンクに入り、
ジャンプやスピンの位置、タイミングを念入りにチェックします
男子はここ数年クワドはSPで2本、FSで3本は当たり前でその上3Aも2本入れなければならなくなってきているので
選手はスピードを出すようになってきているのです

会場がないからホッケーサイズ利用も可とか
6人一緒の練習状態を維持していいのか?
「選手のニアミスは練習ではよくあること」の当事者まかせでいいのか?


ええわけないやろ!!

2014年の中国杯では実際に衝突して
流血事故まで起きてるんやで!
なんでで1年以上も放置してんねん!!!


この騒動を機にISUには大会会場の規格を統一化していただきたいですし
6分間練習、グループ練習を少人数化を考えていただきたいのです

GPSに関しては男女シングルは最大でも12名、ペア、アイスダンスは最大8組ですので
12名を4名ずつ3グループに分けて練習時間を持つという事は可能なんだろうと思う
GPFはどの種目も最大6人(6組)ですから、ジュニアとシニアの日程を別にすれば3人ずつ2グループでというのも

ただ選手権大会となるとそうはいきません
技術点最低得点をSPもFSもクリアすればISU加盟国からは最低一人はエントリーすることができるというルールになっている以上
SPでは出場選手は大人数化します
その選手を捌くには現状男女シングルは6名ずつのグループに分けるという手段しかない

サブリンクが2つも3つもあれば今のエントリー数を維持することができるかもしれませんが現実にはそんな会場はありません
『選手の曲かけ通し練習の最中他の選手は外に出る』なんて決めたら
公式練習の時間はたくさんあっても他の選手の演技を見てるばかりで自分の練習は全然できません
『選手の曲かけ通し練習の最中他の選手はコースに入らないようにする』にしても
直前になってプログラムそのものを変える選手が出てきたら
その選手がどのようなコース取りをするのかは他の選手には予測がつきません
『ランスルーでは選手はジャンプは踏切りのタイミングを見ることに終始して実際には跳ばない』
というのも100%ダメですね。
クワドはちょっとしたタイミングの狂いで失敗しやすいというのもありますが
跳び上がった時に練習時よりも高く跳び過ぎても低くなっても、練習通りでも体の締め方次第でやっぱり失敗に繋がります

じゃあ『大会の開催期間をたっぷりとって公式練習の時間をたっぷりとればいい』
というのもありかもしれませんが、ジュニアとシニアのかけもち選手もいます
ただでさえ大会というのは選手には精神的なストレスがかかるのに
長時間の拘束でさらにストレスがかかっては選手は良いパフォーマンスはできないと思います

結局出場選手の人数に制限を設けるしかないような気もします


技術点最低スコアに関しては一応クリアしなければならないという基準があります
ただしこの最低スコアは『絶対』というものではなく、、
基準を突破した選手が想定人数より多すぎれば最低スコアを引き上げ
想定していた人数を大幅に下回ればスコアを引き下げるなど
エントリー総人数に対して微調整できることにもなっています
但し、2012年から導入されてはいますがまだ一度もエントリー人数に応じて調整されたという事はありません

限られた日程で公式練習で少人数制をとるためには
技術点最低得点の調整などで出場選手の人数を制限するしかないのではないでしょうか

ISUは過去にはGPSの少人数化を図ったという事がありました
これはGPSを力のある選手だけに限定することで、大会の質を向上させようという狙いがありました
(失敗してか知りませんが結局男女シングルの人数を戻しちゃったけど)
五輪に関して『開催国であっても自力で出場権を獲得できない種目は出場させない』と決めた経緯もあります
(結局「ミニマムをクリアした種目は開催国には出場枠1を与える」に戻しちゃったけど)

ミニマムを大幅に引き上げ出場人数を25~30人FS進出者も20名程度に抑えるなどすれば
今出場するのが精いっぱいという選手にとっては出場が困難になり
選手権大会はますます狭き門になってしまうかもしれませんが
ISUの目指す大会の質の向上も図ることができるのではないでしょうか

ISUの方々にはこれを機にニアミスから選手を守るために
(間違っても大技を制限するようなアホな決定ではない)何らかの手立てを講じていただきたいと切に願います
スポンサーサイト

● COMMENT FORM ●

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://figureskatingmaolove.blog.fc2.com/tb.php/168-d4c8fe9c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

戦い終わって・・・ «  | BLOG TOP |  » 世界選手権女子結果

プロフィール

ぶー

Author:ぶー
選手を混乱させ続け、迷走し続けるフィギュアスケートのルールや
採点のあり方について私なりに思うことを書いていきたいと思っています。
リンクや記事引用はご自由にどうぞ
キムチ派、宇宙人とゆかいな仲間たちは訪問お断り

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (70)
ルール (23)
国内報道 (3)
浅田真央 (13)
オリンピック (5)
フィギュアスケート技術 (2)
大会 (55)
キム・ヨナ (14)
ジャンプ技術 (5)
韓国 (5)
日本選手 (10)
国外選手 (2)
GPS (32)
ステップ技術 (2)

リンク

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
スポーツ
628位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ウィンタースポーツ
35位
アクセスランキングを見る>>

FC2拍手ランキング

カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。