2017-09

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スケートアメリカ女子シングルSP雑感

GPSの滑走順についてですが
SP:出場選手全員で抽選(ランキング関係なし)
FS:SPの結果を踏まえて上位、下位の2Gに分けてその中で抽選

ということになったらしい
前々回のエントリーで大騒ぎして大変申し訳ありませんでした

第1日目女子シングルSPが終了しました
順位はこちら
2016 skate amelica ladies SP Result

プロトコルはこちら
www.isuresults.com/results/season1617/gpusa2016/gpusa2016_Ladies_SP_Scores.pdf

それでは雑感を


SPトップはアシュリー・ワグナーでした

プログラム曲はアニー・レノックスのSweet Dreamsでした。
さすが女子シングルのおしゃれ番長さん。今回も衣装はばっちり決まっています
2006年ワールドで銀メダルを獲得したサーシャ・コーエン以来10年ぶりのメダリストが最終滑走とあって
会場のお客さんはノリノリでした
見た目ノーミス演技は多いワグナーですが、今回も3F+3TのセカンドでUR判定を受けました
それでもランディングポーズでフリーレッグが氷上を擦る癖は鳴りを潜めていますから
ラファエル・アルトゥニアンコーチになってジャンプの質はかなり改善してきていると思います
ダブルスリーからの3Loも直ちに跳んでいて回転も問題なしでした
(今季からのルールで「より難しい入りから」が求められるようになったのに
ダブルスリーから跳ぶのはOKって「エー?!」なんですけど)

ステップは数多く踏んでいるのですが音に合わせるためか明確に踏み切れてないのが少し残念に思います
あと、音楽は非常にノリノリでテンポはあるのですが正直なところ
彼女自身のスケーティングに一けりの伸びもないですしスピードもそんなに感じないんですけどね。
まあ地元アメリカでワールド銀メダリストですし最終滑走で見た目ノーミスということで
多少PCS評価が出たところもあるのではないでしょうか

2位には三原舞依がつけました

曲目は定番の「ロンド・カプリチオーゾ」。3Lz+3T、2A、3Fの構成を全て降りました
最後の3Fはオーバーターンでしたが踏切もインサイドになってましたし、まあいいでしょう。
スピードもあってスケートにのびやかさもあって曲に合わせて緩急をつけられる
なかなか将来有望な選手だと思います。本人もびっくりの高得点ではじけるような笑顔でした
怖いものなしで試合に臨めるのも先輩選手を踏み台にできるのも若い選手に与えられた特権だと思うので
2位発進に満足することなく『あたしが優勝するのよ』くらいの気持ちでFSに臨んでいただきたいです


3位にはグレイシー・ゴールドが入りました


曲目は『アサシン・タンゴ』
3Lz+3Tはルッツの高さや飛距離がとてもよかったです。セカンド3Tはフェンスにぶつかりそうなくらいギリギリでしたが。
今季からコネクティングステップからのジャンプは「より難しい入り」が求められるようになったので
ダブルスリーからの入りを直前にピョンと跳んでスリーに入る跳び方に変えましたがURで転倒。
!判定も着きました。
踏切りは横からのアングルなのでわかりづらいですがややフラット気味だったかなと。
一時期のがっつりアウトな踏切よりは改善してきていると思います
今季は「大人のタンゴ」で行きたいのだろうと思いますが化粧がやや濃すぎるような気が


4位はガブリエル・デールマンが入りました

プログラムは歌劇「エロディアード」。
3Lz+3Tの第1ジャンプで回転軸の重心が後ろに行ってしまったのですがなんとか着氷、セカンド3TをつけましたがDG判定でした。
ここは無理をせずセカンドは2回転にとどめておいた方がよかったのではないでしょうか
そのほかのジャンプは全て入りました。3Lz、3Fにエッジエラーはありませんが
ジャンプを跳んだ時の軸が外れ気味になるのが怖い。ジャンプがハマればいいですがちょっとタイミングがずれるととんでもないことになりそう
跳び上がってからの軸をもう少しコントロールできると着氷もきれいに流れるのではと思います

歌劇「エロディアード」はマスネがR.シュトラウスの「サロメ」を題材にしたグランドオペラ。
「エロディアード」というのはサロメの生みの母である王妃の名前で
サロメを捨ててエロデ王と再婚したため、お互いに母娘であることを知らず、サロメは母を捜しながら王宮の舞姫として働く。
サロメは預言者ジャン(ヨハネ)を一途に恋をし、ジャンもやがて彼女を愛してしまう・・というお話だそうです
R.シュトラウスの「サロメ」と「エロディアード」のサロメはキャラが全然違っていて、前者は稀代の悪女
マスネのサロメは純情可憐な女性として描かれています
デールマンのサロメはどちらかというとシュトラウスの方に近い気がするけどね。
(音楽がキビキビし過ぎているからかもしれないけど)


浅田真央は5位発進でした

プログラム曲は「リチュアルダンス」
膝痛のため3A、3-3は回避しました。
2Aは綺麗に降りましたが続く3F+2Loは第1ジャンプでUR判定。
3Fの回転は足りていて、判定は厳しかったのではないかと思いました。
でも真央以降の選手のセカンドジャンプなどでも厳しい判定が目立ちましたので彼女ひとりが、というわけではないと思います
(真央を厳しく採点したら他の選手も厳しくせざるを得なくなったという感じですが)
フライングキャメルスピンではフライングで着地してから基本姿勢を取るまでがフィンランディア杯よりスムーズになった様に思いました
(欲を言えば回転スピードがもっとほしいですが)
コネクティングステップからの3LoはGOEが0.20しかつきませんでした。
真央のステップからのジャンプはステップからプレパレーションに入る際に間延びしてしまうんですね。特に3Loを単独で跳ぶときは。
3Fの方がまだ直ちに跳べている方なのでコンビネーションジャンプは3Lo+2Lo、ステップからのジャンプを3Fにした方がいいとも思うのですが
真央サイドとしてはルッツの判定の様子を見て認定の頻度が上がればコンボは3F+3Lo、ステップからのジャンプを3Lzにしたいという意向もあるのかもしれません
ステップレベル判定3に真央は「なんで?」と首をかしげていましたが
ぶっちゃけ自分は演技終了直後の技術点は34.29あったのが得点発表時には30.99しかなかったのを見て
「もしかしてステップでノーカン判定を受けてしまった?」と思ってしまいました。
ジャンプについて問題は無かった。スピンもフィンランディア杯より入りや出がスムーズになっていてこちらも問題は無い
回転不足判定を受けぬよう得意なジャンプで揃えたのになぜこんなに大きく下がるのかと。
大きく下がる要因はステップノーカン判定しかありえないのではないかと。

真央のステップシークエンスは長い時間長い距離を踏んでいるようで、リンク自体はいっぱいには使えていない
リンクの一番長いところの3分の1くらいのところから開始してやや蛇行しながら踏んでいますが
4分の1~3分の1あたり手前で折り返してジャッジ席の方向に向かっていますし
短いところの端から端までのところもいっぱいいっぱいにも使ってない。
そしてジャッジ席の前でステップを終えて演技を終了しています

テクニカルハンドブック
には
ステップ・シークェンスにはもはや要求されるパターンはないが、氷面を十分に活用していなければならない。ステップ・シークェンス
は、はっきりと認識できるものであり氷面のほぼ全体を活用して行われなければならず、短辺フェンスから短辺フェンスへの長さを
1回(例えば、ストレート・ライン、サーペンタインまたは類似の形状)または長辺フェンスから長辺フェンスへの幅を2回(例えば、サーキュラー(円、楕円)または類似の形状)活用しなければならない。上記が達成されない場合は無価値となる。
特徴の2と3でいう“パターン”とは、スケーターが実際に行ったパターンを意味する
と明記されていますが真央のパターンはこの規約を満たしていないように思えるのです。
厳しい技術審判になると「リンクをいっぱいに活用していない」としてノーカン判定を出す者も出るかもしれないので
フィニッシュポーズがずれてももう少し縦の長いところをいっぱいいっぱいに使えるようにした方がいいのでは?と思ったりもします
ステップそのものはキレッキレでした。レベルが獲れなかったとするなら[3連続のディフィカルトターン、各足で1度ずつ」の部分でしょうね。
各足で1つずつ、というのもですが、右足と左の足では異なるターンを入れなければならないので
そこも技術審判にダメ出しを受けた理由ではないかと思います


演技自体はフィンランディア杯よりは非常によかったと思います
スケートは良く滑っていたしステップも振り付け部分もエネルギッシュでした。
SPの真央は漢でーらに悪魔祓いを行う魔女。その怪しげな雰囲気は十分に出せていたと思う。
FSではSPのフィニッシュポーズから始まり、夫の亡霊から解き放たれ恋を成就させるカンデーラを情熱的に演じます
2位から5位までの点差は無いに等しいので持てる力を出せば上位は狙えるでしょう


村上佳菜子は9位でした


今季プロは『カルメン』でしたが、佳菜子の演技を見る限り「腹を下したカルメン」にしか見えない。
情熱的な演技どころかまるで元気が無かった。
ジャンプは冒頭3FがDG両足着氷、2Aは降りましたが後半3T+3Tも第1ジャンプがUR、第2ジャンプはDG。
判定が厳しいと言えば厳しいですがそれは皆同じなので・・・
スピンも回転スピードが足りないしステップではスケートが滑ってない。これでは技術点は伸びません
心に残る演技をしたいと意気込んでシカゴ入りしたはずなのに、
佳菜子自身が心ここにあらず、な演技をしていたのでは見る人の記憶にも残らないよ。
FSでは開き直って演技してもらいたいです

SPの結果を受けてFS滑走順は以下の通りになりました
2016 skate amelica Ladies Free starting odder
佳菜子は1番滑走。真央は7番、三原は8番滑走、次いでワグナー。最終滑走はGGとなりました
見た目ノーミス演技の多いワグナーに真央、三原がどれだけ迫れるのかFSに期待したいですね

ちなみにパネルジャッジはこちらでした
2016 skate amelica panel judge Ladies
今回ジャンプの回転が足りているか、スピンやステップのレベル判定を行う技術審判は日本の河合雅子氏でした
全体的にかなり厳しめでしたが第1戦目スケートアメリカはインフレ傾向がかなり強く「点数出すぎではないか」ということが多かったので彼女くらいの厳しい方が務めるほうがよろしいのでは?

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