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2018-10

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第57回ISU総会アジェンダ

 大変ご無沙汰しております
ファンだった選手が次々引退されて関心が薄れたこと、たいして難易度に代わり映えもしないのに点数ばかりがじゃんじゃか上がり続ける女子フィギュアに嫌気がさしてしばらくブログ更新をさぼってました…誠に申し訳ありません


2018-2019年シーズンに向けてISU総会のアジェンダが出そろいました
file:///C:/Users/metaz/Downloads/2156%20Congress%202018%20Agenda.pdf
フィギュアスケートに関して重要な変更提案と思われる箇所だけ抜粋します


53.技術委員会
レギュレーションルール107条
6.ISU GPS&GPF
  フィギュアスケートのグランプリシリーズとファイナル(シニア、ジュニア)一連の大会はISUシリーズとしてISUに認定されている
7.チャレンジャーシリーズ
  チャレンジャーシリーズは毎年多くのスケーターがISU選手権大会予選突破と大会への準備のために出場するシニア大会である
  毎年条件によってISUが財政支援をしている
理由:ISUチャレンジャーシリーズをISU規則に含めること


57.技術委員会

108条3項C
国際ノービス協議会は7月1日までに以下の条件を満たしたものである
ⅰ初級:13歳未満
ⅱ中級:15歳未満
ⅲ上級:女子の10歳以上15歳未満(シングル、ペア、アイスダンス)、男子シングルの10歳以上15歳未満
    ペア、アイスダンスの男子は17歳未満
理由:すべてのスケーターのレベルが競技会に参加する機会を増やし続けるため


58.ボスニア・ヘルツェゴビナ(ペア、アイスダンスに関して)
 異なる国のパスポートを持つ選手のカップルがペア、アイスダンス代表として
 冬季五輪、冬季ユース五輪出場を希望すればどちらかの国籍を取得しなくても
 元の国の支援を受けることができれば出場できる。メダルは各国に分配されて授与される

 理由:テニスは国籍の異なるカップルの出場が五輪に出場する可能性を模索している

 ISU回答:国際競技、冬季五輪、ユース冬季五輪に異なる国籍のカップルが出場することは不可能。
 他競技の事情は知らないしISUはこれを指示していない


63.ボスニア・ヘルツェゴビナ(オフィシャルに関して)
 ジャッジ レフェリー TC、TS、ATS、Data Replay 
  冬季五輪ISUISUISU
冬季五輪予選ISUISUISU
ISU選手権大会ISUISUISU
シニアGPFISUISUISU
ジュニアGPFISUISUISU
シニアGPSISUISUISU
ジュニアGPSInternationalInternationalInternational
その他国際競技InternationalInternationalInternational
チャレンジャーシリーズ
InternationalInternationalInternational



67.ISU協議(123条4項抗議の制限に関して)
フィギュアスケートに関して
 a)レフェリー、ジャッジ、テクニカルパネル(TC、TS ATS)による演技の評価に対する抗議を行ってはならない
  →データ&リプレイオペレーターは除外
 b)抗議が認められるのは計算間違いのみ。要素や難易度に誤りがあって、それによってスコアが高くなっても低くなっても誤りではない
 c)抗議がなくてもレフェリーが以下のことに気付いたときは訂正を行わなければならない
  ⅰ.授賞式開始前、または結果発表前にデータ入力の誤りが生じたとき
  ⅱ.授賞式終了後24時間以内にコーラーと両スペシャリストとの間で判定ミスがありそれに伴い得点に誤りがあったとき
 これらの場合はレフェリーとコーラー、両スペシャリストが署名する
  →「採点ジャッジ、オペレータを含むすべてのオフィシャルメンバー」から技術審判、レフェリーのみの署名になった



80.技術委員会、ISU協議
134項(表彰式について)
選手のコールは最初に優勝者、次いで2位、3位選手の順に行う


83.技術委員会
オフィシャルの紹介は各競技種目終了後とする
また、スモールメダルの名称を廃止し、総合順位に加えて各セグメントの順位によるメダル授与を行う
評議会:賛成。評議会としては「スモール」でなく「セグメントメダル」を提案している


194.オランダ
採点ジャッジ構成の変更

・フィギュアスケートの評価は技術点のGOE評価と演技構成点(PCS)評価で成り立つが、評価の方法を以下の方法に改める
GOE:シニア、ジュニアグランプリシリーズは5名のジャッジが採点(ISU選手権、冬季五輪、冬季ユース五輪は7名)
PCS:シニア、ジュニアGPSは5名のジャッジが採点(ISU選手権、冬季五輪、冬季ユース五輪は7名)
・ジュニアグランプリシリーズのアイスダンスのようにジャッジが10名に満たない場合は少数でも採点できるが最低3名以上はGOEのみあるいはPCSのみ採点を行う
ジャッジがGOEに割り当てられるかPCS採点に割り当てられるかが判明するのは大会開始45分前
割り当てられたジャッジはその分野を専門的に採点する
→我々のスポーツはますます複雑化し、それによってジャッジにも高い正確性が要求されるが-5~+5までの評価となった場合ますます正確に評価することは困難になってきている。採点はスケーターにもジャッジにも公平であることが必要


197.カナダ
 ジャンプの『後半にジャンプを実施すると基礎点1.1倍』ルールはSPは2つ、FSは4つまでとする
→プログラムの難易度を前半、後半で均等化させるため


198.日本
 『後半1.1倍のカウントは±10秒の許容時間を考慮せず要求された演技時間の後半に実施したジャンプを1.1倍とする

※カナダ、日本案の違い  
SPの演技時間が2分50秒(2分40秒+10秒)FS演技時間が4分+10秒
カナダ1分25秒を過ぎてから2分5秒を過ぎてから
日本1分20秒を過ぎてから2分を過ぎてから



199.日本
FSにおいて3回転ジャンプ、4回転ジャンプを6種類すべてクリーンに実施した選手にはボーナス
→ジャンプの多様性が増しているため



201.オランダ
男子シングルSPのPCS係数を1.2、FSの係数を2.40に
→TESとPCSのバランスが崩れたので係数を上げることでバランスが良くなる



202.オランダ
転倒のルールの撤廃
1~2度につきプログラムから-1、3~4度目はプログラムから-2、5度目以上はプログラムから-3のルールを撤廃。
またペア、アイスダンスにおいてカップルの一人が転倒すれば-1、二人とも転倒すれば-2のルールも撤廃

→転倒はPCS評価にも大きく影響するも。この採点方法は誤りがあるので見直しが必要



205.オーストリア
ISUのランキングポイントについて。15~19歳のジュニア選手はジュニアカテゴリーの大会のみでしかポイントを獲得できないがシニア選手はあらゆる大会でランキングポイントを獲得することができるという不平等がある。年齢的に可能であればジュニアであってもシニア大会に参加してランキングポイントを獲得することができるようにすべき



208.技術委員会
ISU選手権大会に出場する技術点ミニマムスコアは毎年ISUより発表される
2020-2021年の世界選手権に関しては各大会の最低エントリー数は男女シングル42名。ペア28組アイスダンス35組。
ミニマムスコアクリア選手の数がこの規定に満たなかった場合は残る出場枠を埋めるために(満たなくても)出場できる

→より多くの選手参加への手助けとなるため



209.ボスニア・ヘルツェゴビナ
ISU選手権ジャッジのドローについて。世界選手権、世界ジュニア、ユーロ、4CCについてジャッジは10月1日~11月15日に抽選が行われ発表される
ジャッジは12名。うち8名が最初のセグメント(SP)を担当し、残る4名とSPを担当したジャッジから4名がFSを担当する



212.オランダ
冬季五輪の採点ジャッジは14名。7名がGOEのみを、残る7名がPCSを採点



213.技術委員会
冬季五輪の滑走順抽選は競技実施の2日前



246.技術委員会
転倒の定義について。
スケーターがボディコントロール能力を失い、ブレードよりも体重の大部分が手(両手)、膝(両膝)、背中、臀部、腕のあらゆる部分にかかっていると判断されたとき




247.技術委員会
アイスダンスのパターンダンスにおいて、ステップに加えツイズル、スピン、リフトで「ベーシックレベル」追加



248.技術委員会
GOEの11段階評価を実施するエレメンツは
ジャンプ、ジャンプコンビネーション(男女シングル、ペア)
コンビネーションステップ。コンビネーションターン、コンビネーションリフト(ペア、アイスダンス)
片足のみで行うステップ(アイスダンス)




249.技術委員会
PCS評価
exteremely poor・・・1.00未満
very poor・・・1.00~1.75
poor・・・2.00~2.75
weak・・・3.00~3.75
fair・・・4.00~4.75
avarage・・・5.00~5.75
abobe avarage・・・6.00~6.75
good・・・7.00~7.75
very good・・・8.00~8.75
ecellent・・・9.00~9.75
outstanding・・・10.00
10点満点とは特別な評価であり9つの要素とははっきりと区別すべき



250.技術委員会
GPF(ジュニアGPF)のSP滑走順を以下の通りに改定する
現行:GPSスタンディング会の選手から順番に滑走
改正:GPSスタンディングを上位、下位に分けてその中で抽選



252.技術委員会
ウォームアップ時間
男女シングル:6分間、最大6名
ペア:5分間、最大4組
アイスダンス:パターンダンス音楽あり→3分半、音楽無し→2分半、最大6組
       リズムダンス(シニア、ジュニア)5分、ノービス3分、最大5組




259.技術委員会
SP要素

男子
・2回転あるいは3回転のアクセルジャンプ
・3回転あるいは4回転のジャンプ(『コネクティングステップからの』の条文が削除)
・2回転+3回転、3回転+3回転、2回転+4回転、3回転+4回転の連続ジャンプ
・フライングスピン
・足換え一度の単一スピン
・足換え1度のスピンコンビネーション
・ステップシークエンス

女子
・2回転あるいは3回転のアクセルジャンプ
・3回転ジャンプ
・2回転+3回転、3回転+3回転の連続ジャンプ
・フライングスピン
・単一姿勢のスピン
・足換え一度のスピンコンビネーション
・ステップシークエンス
「スケーティング/コネクティングステップからの」が抜けた理由:直前にステップが入ることはGOEを押し上げる要因となるので必須要素とすることには議論の余地がある



261.技術委員会
男女シングルFS (ソロジャンプまたはジャンプコンビネーション、シークエンスの一部として2回転のジャンプを2度より多く含めることはできない
すべての3回転ジャンプ、4回転ジャンプのうち2つだけが2度実行できる
うち少なくとも1度は連続ジャンプ、シークエンスとして実施された場合SOVに従い完全にGOEを得ることができる。実施した同一ジャンプが2度ともソロジャンプの場合は2度目の基礎点、SOVは7割となる。FSで実施してよい4回転ジャンプは1度を超えて同一ジャンプを実施することはできない





ボスニア・ヘルツェゴビナから国籍の異なる選手がカップルを組んでペア、アイスダンスに出場する場合の提言が出ました
IOC規約では五輪出場の場合はどちらかの国籍に統一することが求められますが夏季五輪ではテニスが国籍の異なるカップルでも変更することなく五輪出場ができるよう実現に向けて動き始めているようで、ボスニアの提言もこれを受けてのもののようです
日本では高橋成美&マービン・トランが2012年世界選手権銅メダルを獲得しながら国籍の壁にぶつかりました
結局このカップルは翌シーズンに解散となりましたが須藤澄玲&フランシス・ブードローオデ選手が最終予選で出場権を獲得しながら国籍問題により出場はできませんでした
可決されればオデ君は国籍変更なしに日本とカナダ国籍のまま出場することができ、メダルを獲得すれば日本とカナダに1つずつメダル数が加えられるということになりますが、そうなるとメダル獲得数ランキングが少々ややこしいことになるかもしれません


オランダから採点の在り方についての提言が出ました。
これまでジャッジはGOEとPCSの両方を採点していましたが
GOEのみ採点するジャッジ、PCSのみ採点するジャッジに分けましょうというもの。
またISU選手権大会ではジャッジの数を増やしましょうというルールにもなっています
現行ルールのような上下カットとなるのか、全員の採点が反映されることになるのかまでは踏み込んでいないこと
当日の直前までジャッジがGOEとPCSのどちらを採点するかわからないということには引っ掛かりを感じますが
採点ジャッジに専門性を持たせようという試みは支持したいです(できれば発給なので報酬もっと上げたれよと思いますが)





平昌五輪において女子のアリーナ・ザギトワがSPもFSもジャンプをすべて後半に組んですべて成功、金メダルを獲得した折には「著しくプログラム構成のバランスを欠いている」と物議をかもすこととなりました
「ジャンプを後半に実施すれば基礎点1.1倍」ルールがある以上、いずれはだれかが実施するだろうとは想定していた。
まさか15歳のシニア1年生の女子選手が、とまでは予測してませんでしたが。
ザギトワがこの構成を組んでいるのはジュニア時代からですし
ずっと構成は変えてなかったので議論するならザギトワが最初に構成を組み始めたときじゃないのかなとおもうんだけど。

日本もこの案は支持していますがカナダ案とは異なり『±10秒を考慮しない演技時間で』
SPで実施する場合2分30秒の場合も2分50秒の場合も基礎点1.1倍になるのは1分20秒を過ぎてからということになりますし
FSで実施する場合は3分50秒であっても4分10秒であっても1.1倍となるのは2分を過ぎてからということになります



日本からはこの案のほか「3回転ジャンプあるいは4回転ジャンプを6種類すべてクリーンに降りた場合はボーナス」案も提言しています
女子の紀平梨花が3Aを習得していること、また坂本花織、樋口新葉も現在3A習得中ですので彼女らを想定しての提言なのでしょう。
クワドに関しては羽生結弦よりむしろすでにアクセル以外の5種類を成功させているネイサン・チェンに有利なルールとなりそう。
羽生が4A習得を目指していますがネイサンもおそらく目指しているはず。ボーナス適用に限りなく近いのはネイサンではないでしょうか?


技術委員会からは「オフィシャルの紹介は競技開始前でなく終了後に」という提言が出ました
これは2013年GPF女子シングルにおいてスペシャリストを務めた天野真氏が紹介された折に
「帰れ」コールが起きたことを踏まえてのことだと思います
アマーノは何かと真央にだけ厳しいと真央ファンから嫌われてましたがさすがにこれはやりすぎだと思ってました
ジャッジを守るためにはやむを得ない提言だと思います。むしろこのような提言が出ることを恥ずかしいと思うべきかもしれません

また五輪出場権のかかるI世界選手権大会に関してミニマム突破選手が男子シングルで42組中40名ほどしかいなかった場合
残る2組はクリアできていない加盟国の選手が二人出場できる、というルール。
ペアでは特にミニマムをクリアできる出場選手が少ないので門戸が開かれることになりますが
クリアできなかった選手のうちワールドに出場できる選手とできない選手の線引きをどうするかの課題も残ることになりそう

SPのソロジャンプにおいては「スケーティング/コネクティングステップから直ちに跳ぶ」という条文が削除され「ソロジャンプ」となりました
今の選手たちは少しでも高いGOEを得るためにソロジャンプでも連続ジャンプでも直前、直後に難しいステップを取り入れる選手が増えてきましたからこの条文が要素から外れるのは自然の流れなのかもしれません
繋ぎがない場合はGOEで減点ということになるのかもしれません

男子FSではもう一つ重要な提言が出ました『FSの4回転ジャンプは同一のものを跳んではならない』というものです。
このルールは多種多様な4回転ジャンプを持つ選手には大いに有利になりますね。
ネイサン・チェンがアクセルを除く5種類、ボーヤン・ジンが4種類習得した折に男子のジャンプ要素が7度に減っても
4Aも習得する選手が現れると
4A
4A+3T
4Lz
4Lz-1Lo-3F
4Lo
4S+3Lo
4T
などという、夢の「頭に4回転がつくジャンプを見られるかも」という期待も持ちましたが
技術委員会の案が通ると4回転で同一ジャンプは跳べなくなりますのでこの構成は見られなくなります

まあ、4回転ジャンプというのは着氷でおおよそ体重の4倍強の負荷がかかり、選手への負担が大きくなってしまいますので故障から選手を守るためにはやむを得ない提案なのかもしれません

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選手を混乱させ続け、迷走し続けるフィギュアスケートのルールや
採点のあり方について私なりに思うことを書いていきたいと思っています。
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